とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

ニュージーランドASB銀行の投資口座を開設しました【ニュージーランドワーホリ】

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こんにちは、とーしばブログのとしです。

今回はニュージーランドのASBバンクで投資口座について解説します。

ニュージーランドワーホリに行ったら、まず最初に銀行口座を開くことになると思いますが、実は投資口座も開設できるのを知っていましたか?

 

最近、ニュージーランドのASB銀行の投資口座を開設しました。今回はニュージーランドのASB銀行の英語サイトをもとに解説しています。

これからASB銀行を使って投資に挑戦する人の参考になるように、投資ファンドについて簡単にまとめたいと思います。

 

ASBの投資口座の開設について

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僕自身は、ワーホリ中ではなく、帰国後しばらくして口座を開設しましたが、帰国後でも投資口座開設は簡単にオンラインでできます。

これは実際に僕がASBの銀行に問い合わせたので間違いないです。

 

【投資口座開設には最低2000ドル必要】

 

まずASBで投資を始めるには、ASBの口座と最低$ 2000の初期預金が必要です

投資口座への振り込みは定期預金と自分で振り込むのと、どちらも選択できます。口座を開設したら、自分のタイミングでASBの口座から投資額を新たに入金できます。入金したら、だいたい2日〜3日ほどで、口座に反映されます。

ASBのアプリで簡単に操作できて、管理できるのでかなり使い勝手がいいですね。

 

【口座開設はオンラインで簡単に申し込める】

 

投資口座の開設は、銀行まで行かなくてもオンラインで申し込みができます。しかし、あらかじめASBの口座とニュージーランドの住所と電話番号が必要になります。ワーホリからすでに帰国した人はニュージーランドワーホリで住んでいた家の住所と電話番号で大丈夫だと思います。

 

投資額は最低2000ドルからになりますが、お金を投資口座に振り込んで開設完了となります。

そのあとは、好きなタイミングでいつでも投資額を追加したりもできます。

 

ワーホリから帰国後は、カスタマーセンターに英語で問い合わせれば、あとから日本の住所に変更できます。銀行のカードも登録した日本の住所に送ってくれます。

 

ASBには6種類の投資ファンドがある

 

ASBの投資は、基本的に長期投資を勧めています。リスクの高いファンドでも、長期間の投資であれば、高いリターンを期待できます。一番リスクの低いファンドは、最低2年からの投資が可能です。

そして必要な時は、いつでも口座からお金を引き出すことができます。

 

ASBには6種類の投資ファンドがあり、ファンドごとにリスクと見込めるリターンが違います。

ASBのファンドは、国内への投資(主にオーストラリアとニュージーランド)と国際投資の分散投資を使用していることが特徴です。

ポートフォリオ投資エンティティ(PIE)として、ASB投資ファンドのリターンは最大28%の課税対象となります。所得税率が30%または33%の場合、これにより税引き後の申告を改善できます。ASBの投資ファンドは、運用状況をいつでもオンラインで簡単に確認することができます

(ASBのサイトより引用)

 

ニュージーランドの投資にはIRDナンバーが必要

ワーホリに行っていた人ならInrand Revenue ( IR number)  という、タックスファイルナンバーを最初に登録していると思いますが、ニュージーランドで何らかの収入がある場合(投資委託など) 、税金を支払わなければいけません。税金の支払いは、年に一回、メールで通知が来ます。  

toshihsto145.hatenablog.com

 

ASB投資ファンドの紹介

ASBの投資ファンドは、このように6種類のファンドがあります。

  • Conservative Fund 投資期間 2年
  • Conservative Plus Fund 投資期間 2年
  • Moderate Fund 投資期間 3年
  • Balanced Fund 投資期間 6年
  • Growth Fund  投資期間 11年
  • Positive  Impact Fund 投資期間 11年


一番ローリスクで安定したリターンを見込めるファンドがConservative Fundです。一方で、一番ハイリスク、ハイリターンを期待できるのがPossitive Impact  Fundになっています。

 

一般的に振れ幅の広いファンドが、ハイリスクな投資ファンドです。こういったファンドは長期投資に向いています。逆に増え方が少なくて、減り方も少ないファンドがローリスクな投資ファンドで短期間ても運用が可能です。

ただし、どの投資ファンドも運用の年数や年によっても大きく増えたり、減ったりなど違いがあります。

 

なお、このようにASBファンドには年間の手数料がかかります。リスクの高いファンドほど手数料が高くなりますか、それでも手数料は1%程度です。それでも、ものすごく高いわけではありません。

 

最後に

今回は簡単にASBの投資ファンドの口座について開設しました。より詳しい情報はASBバンクのサイトを直接確認してみてください。

 

↓詳しいASBの投資人ファンド情報はASBのサイトのリンクを載せておきます。

ASB Investment Funds - A range of six managed funds | ASB

 

ワーホリで開設した現地の口座を使って、お金の一部を投資で運用するのはいい方法だと思います。

ニュージーランドのASB銀行の口座を持ってる人で、投資に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

 

 2021年の投資状況も参考として載せてます。

toshihsto145.hatenablog.com

 

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ELCマレーシアで3か月の英語留学/ オーストラリア校と同じ授業を格安で受けれるオススメ留学先

こんにちは とーしばブログのとしです。

僕は2014年9月〜11月までの3ヶ月間マレーシアで英語留学をしていました。

もしフィリピンとマレーシアで英語を学んでいなかったら、その後のワーホリは良くない意味でかなり違ったものとなっていたと思います。

 

そして、オーストラリアやニュージーランド、カナダにワーホリに行くのなら下手に現地の語学学校で高い授業料を払うより、フィリピンやマレーシアで格安で英語を勉強するのがオススメですね。

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今回は僕が英語留学をしていたELCマレーシアを紹介していきたいと思います。

 

ELCマレーシア オーストラリアに本拠地がある語学学校

 

ELC(English Language Company) は、もともとシドニーに本拠地を置く語学学校です。ELCマレーシア(クアラルンプール校)は2012年に開校しました。この学校の大きな特徴は、マレーシアにありながらシドニー校クオリティの授業が格安で受けれることです。マレーシアにいながらオーストラリアのクオリティの授業が受けれて、イギリスの英語を習うことができます。

 

マレーシアも少しずつ物価が上昇していますが、それでも授業料が欧米の約3分の1、生活コストは欧米の約5分の1です。僕は2014年に留学したので多少物価が高くなっているかもしれません。

逆にオーストラリアをはじめ英語圏は物価や生活コストがめちゃくちゃ高いです。下手に高い物価で高い授業料を払うよりマレーシアで格安で留学する方がオススメです。

 

 

オーストラリアと同じカリキュラムをイギリス人講師が教えてくれる

ELCマレーシアで授業を教えてくれるのは、イギリス人の先生が多いです。授業で教えてくれる英語はイギリス英語が中心です。これはオーストラリアやニュージーランドにワーホリするときに有利です。何人かは英語圏以外の先生もいましたが、教えてもらう英語はイギリス英語でした。

ワーホリで人気のオーストラリアやニュージーランドは、イギリス英語が中心の国なのでイギリス英語の表現や単語を知っているとかなり役に立ちます。 

スピーキングやライティング、英文法などをレベル別に別れてELCの教科書を使い勉強します。

 

ロケーションはクアラルンプールの中心地ブキビンタン

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ELCマレーシアはクアラルンプールの中心地[ブキビンタンにあります。ブキビンタンは市内の中心地でとても便利はロケーションです。このエリアはマレーシアの中でもビジネス・観光の中心地ともなっています。英語を勉強しながら急成長する東南アジアの状況を見ることができます。

しかもイスラム系の留学生も多いので、他の留学先とはまた違った体験ができます。

 

【学校周辺の環境】

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学校の周辺にはレストランや屋台などが立ち並ぶ通りがあります。、放課後はショッピングやエンターテインメントも充実しています。ショッピングモールや高級デパート、多国籍なレストランがたくさんあります。 特にアラブ系のレストランが多いです。日本ではなかなか馴染みの薄いですが、かなり美味しいです。

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学校の近くには、マクドナルド、スターバックス、マレーシアは中華系の人も多いので中華料理店などもあります。 

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クアラルンプール市内は深夜までにぎわっておりレストランは夜遅くまで営業しています。

 

【バスやモノレールなどの交通手段】

クアラルンプールは交通網も発達しています。

周辺にはモノレールの駅があります。徒歩5分のところにあるBukit Bintangモノレール駅には高級ショッピングモールLot 10が隣接しています。 周辺にはタクシーも利用できます。

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*バス市内を走っており、一部のエリアは無料で乗ることができます。

 

【ゴールデン・トライアングル】

ELCのあるブキビンタン地区は、ゴールデン・トライアングルと呼ばれるエリアがあります。ツインタワーとして有名なペトロナス・ツインタワーや、世界有数の高さのKLタワーがあります。

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【クアラルンプールはエアーアジアの本拠地】

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LCCエアーアジアの本拠地でもあるので、格安でいろいろなアジアの国を旅行できます。クアラルンプールは東南アジアの中心部に位置しており、とても便利な場所なので、格安で旅行できるのが魅力ですね。

 

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クアラルンプールの治安

クアラルンプールの治安は日本ほどでは無いですが問題無いと思います。僕自身も1人で出歩いもほとんど危険はありませんでした。もちろん全く危険はないと言い切れませんが、比較的治安が良いと言えます。

僕はフィリピンのセブにも滞在したことがありますが、セブの方が治安が悪いです。それと比べるとクアラルンプールは夜でも過ごしやすい場所でしたね。

 

水道水は飲めるのか?

残念ながら僕がクアラルンプールにいた2014年頃は、水道水は飲めませんでした。今でも水道水は飲めないと思うので、基本的にはスーパーで飲料水を買うことになります。

あとコンドミニアムのルームメイトは、水道水を沸騰させて殺菌して飲んでたみたいなので、一度沸かして冷やしたものを飲むと良いかもしれません。

 

 

豊富なカリキュラムと授業内容

授業のカリキュラムは、一般英会話、大学進学コース、IELTS対策コース、大学進学のためのコースなどさまざまなコースが用意されています。 マレーシアの名門大学への進学・提携サポートもあります。

 

【コース含まれるもの】

  • 教科書代 
  • 毎週のテスト
  • 卒業証明書

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↑中級レベルの教科書

 

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↑ELCの卒業証明書

 

【クラス分けテスト】

入学テストがあるので、テストの成績によりクラスが分けられます。毎週レベル別にテストをしており、テストで合格すれば早く上のクラスに行くこともできます。もちろん教科書の内容が進んでいくとクラスが上がって行きます。クラスが上がるごとに教科書が変わるので新しく教科書代がかかります。

 

クラスのレベルは

  • Elementary(初級クラス)
  • Pre-intermediate(初中級クラス)
  • Intermediate(中級クラス)
  • Upper Intermediate(中上級クラス)
  • Advanced(上級クラス)

に分かれています。

 

 

【週の授業の時間】

週15時間、25時間、20時間+マンツー5時間の3タイプがあります。

 

 

【スケジュール】

  • 9:00~11:00  授業開始
  • 11:00~11:30 30分休憩
  • 11:30~12:30 授業

↑午前中に2クラスあります。

 

  • 12:30~1:30 昼休憩(1時間)

昼休憩は近くのレストランで昼食が食べれます。学校周辺はたくさんレストランがあります。昼のランチの費用は安いところだと200〜300円 少し高いと500〜1000円とさまざまです。

 

  • 1:30~2:30 スペシャル・フォーカス・モジュールクラス
  • 2:30~2:45 休憩

 

*エクストラ・クラスに参加しない場合はここで終了になります

  • 2:45~3:45 エクストラ・クラス(自由参加)

エクストラクラスは自由参加です。英語の映画を見たり、文法や英会話をやったり、近くのカフェでディスカッションをしたりします。

 

*最近はオンライン英語プログラムもあるみたいです。

 

 

1クラスの人数は?

1クラス人数は10~15人ほどです。 *ビジネス英語コースの場合は10名ほどになります。

気になる日本人生徒の割合は20~40%ほどです。僕の感覚からすると1クラスに2〜3人くらいですね。

全校生徒数は300人です。

 

中東やイスラム圏からの留学生

マレーシアはイスラム教の国なのでイスラム出身の学生が多い印象です。
イスラム圏からは、サウジアラビアカザフスタン、イエメン、エジプト、シリア、リビアカザフスタンスーダンチュニジアなどかなりイスラム教圏の多国籍な学生が勉強しているのが印象的な学校です。日本ではほぼ出会えないであろう国の人達と交流できるので、とても貴重な経験になります。

あとは、日本、韓国、タイ、マレーシアなどのアジア圏とロシアの学生もいました。

 

ELCマレーシアの授業開始日

 

  • 一般英語コースは毎週月曜日から入学できます。 
  • ビジネス英語コースは毎月最初の月曜日です。
  • IELTSコースは4週に1回、月曜に入校可能です。

*いずれも授業開始は次の日の火曜日となっています。

 

マレーシア滞在のビザ

 

【留学期間が3ヶ月以内の場合】

留学期間が3ヶ月以内の場合はビザを用意する必要はありません。パスポートと往復航空券があれば留学可能です。

 

【留学期間が3ヶ月以上の場合】

3ヶ月以上、留学する場合は18~35歳の方であれば必要書類を用意する必要があります。

東京のマレーシア大使館でビザを取得し、マレーシア入国後に正式な学生ビザを取得することが可能です。遅くとも出発時期の2ヶ月半ほど前までには準備する必要があります。学生ビザ申請料22,200円です。学生ビザデポジット(留学終了時に返金)44,500円です

 

毎週、水曜と土曜に行われるアクティビティ

ELCは毎週、水曜と土曜に生徒が参加できるアクティビティをしています。 

博物館、美術館巡り、学校内で行われる映画鑑賞、クアラルンプールでの観光などがあります。

 

観光では、メルデカスクエア、KLCC、セントラルマーケット、バトゥ洞窟、セランゴールでホタル観賞、植物園、チャイナタウン、ポートディクソン・ビーチ、サンウェイ・ラグーンなどに行きます。 ほかにもスポーツアクティビティも開催されています。 

 

他には、トレッキングや、キナバル山登り、シパダン島でのダイビング、ムル国立公園での洞窟探検などもありました。

 

*一部有料ですが、ほとんどのアクティビティは無料で参加できました。

僕もバトゥ洞窟に行ったり、セランゴールでホタル観賞、ムルデカ・スクウェア、スルタン・アブドゥル・サマドビル、ピンクモスクなどに行きました。 学校内外で友達を作るチャンスです。

 

学生用のコンドミニアム

ELCは学生用のコンドミニアムを用意しています。1~2人部屋、トイレとバスルームは部屋付きか他の部屋の人と共用です。キッチン、リビングルーム付き、プール、ジム付きコンドミニアムには警備員も滞在しています。

学生アパートデポジット(退去時に返金):30,000円が必要です。

 

*いくつかコンドミニアムは種類がありますが、2つ紹介したいと思います。

【ティティワンサ】

ティティワンサの学生アパートから学校まではモノレールで15分です。

 

【ブキビンタン

ブキビンタンの学生コンドミニアムから学校まで徒歩5~10分の距離です。僕はこのエリアに住んでいました。語学学校までは徒歩で10分くらいのとても燃料な立地です。

 

ほかには、タラゴン、カーサレジデンシー、クレストレジデンス、KDUキャンパスなどがあるようです。

 

ピックアップ

マレーシア渡航時には、クアラルンプール空港から学生アパートに向かう際いくつかの交通手段があります。

 

【空港タクシーを利用する】

目的地までそのまま連れて行ってくれます。

【空港から電車】

乗り換えが必要ですが、でも空港から電車でも移動可能です。

【スタッフによる送迎】

学校スタッフによる空港からの送迎ですね 登録時に空港ピックアップを予約が必要ですが宿泊施設までピックアップしてくれます。

*深夜に到着するフライトもあるので到着時間をしっかり確認しましょう

 

コンドミニアムと語学学校の費用

あくまで目安ですが、コンドミニアム滞在費と授業料を合わせた費用が、

2週間 15万8000円
3週間 17万7200円
1ヶ月 18万800円

2ヶ月 31万4200円
3ヶ月 44万3500円
4ヶ月 56万8600円
5ヶ月 69万5500円
6ヶ月 82万2400円

となります。ただし選ぶコースや滞在する場所やシングルルームかシェアルームかで費用が変わります。

 

 

 

ワーホリを経験して感じた日本での仕事についての疑問

こんにちは とーしばブログのとしです。

僕はオーストラリア、ニュージーランド、カナダで働いてきましたが、ワーホリを通して働きやすい環境で働くことが出来ました。 

なので正直、日本ではまだまだ職場環境が良くないところが多いように思います。今回は、ワーホリで感じた日本で働きにくいと思う理由についていくつか話たいと思います。

 

サービス残業

日本が働きにくいと思う理由として、まずサービス残業があります。日本では今でもサービス残業をする会社が多いです。 サービス残業で残業した分の給料は出ない経験をした人もたくさんあるのではないかと思います。

 

働く側は、1時間あたりの労働力を企業に商品として売って、その対価としてお金をもらっているわけですが、 どんな作業仕事であれ会社側が働いた分の給料を払わないということは労働(商品)を盗んでいると言うことです。

 

働く側(労働力)⇔会社(給与、お金)

という図式が成り立ちます。 本来なら時間外労働には割り増し手当てが付きます。 逆にサービス残業とはタダで働く側が、自分の商品(労働力)を売っているということになります。

 

どんな作業や仕事であれ、いろいろな理由をつけて給料を支払わない、働く側が何らかの形で労働力を提供していても給料を支払わないという会社は今でも存在します。

たとえ掃除や仕事の前準備だとしても、何かしら会社に価値を生み出しているのにもかかわらず、タダで働くってことも多いですよね。

 

⇒会社側はタダで労働力を手に入れることができますが、なんらかの作業や労働をしている働く側には何のメリットも無いですよね。

 

しかも、労働基準法には6時間労働で45分の休憩、8時間労働で60分の休憩が義務づけられていますが、会社の中には8時間働いて45分しか休憩がないというとこもありますよね? (僕が昔働いていた印刷会社がそうでした。) 休憩を充分に取らせないということも明らかにおかしいんですね。会社ばかりが利益を得て、働く人が損をするという会社は今でも多いです。

 

職場の価値を生まない見返りのない理不尽さ

 

職場に1人は理不尽な上司や先輩というのは必ずいますよね? 

その分、給料がめちゃくちゃ良かったらいいですが、給料は安い上に理不尽な環境に耐えなければいけないということも普通にあります。

 

理不尽な上司や先輩の意見が会社に価値を生むのなら良いですが、たいていは全く価値を生まないような理不尽さがほとんどです。

だいたいは本人たちの感情や機嫌やなんとなくということが多いですよね。 

これは学校教育の年上、年下の考えが強く影響していると思います。

⇒学校では年上を敬えという考え方を重視していますが、そのせいで勘違いをしている年上というのがたくさん日本には存在していると思います。

これにより無能な先輩や上司にも下の人は逆らわずに意見すら言えないという現象が起こるんですね。

 

会社に価値を生まない無駄な理不尽さに耐えないといけないというのも働きたいと思わない理由です。

 

終身雇用制度が崩壊と退職金の減額

 

そんな理不尽な環境に耐えて、耐えて、将来、会社の重役になれればいいですが、そもそも終身雇用制度が崩壊しています。

ずっと理不尽な上司に耐えて、耐えて長年会社に勤めたとしても、時代の変化で会社が倒産せずに存続するかも分かりません。そして退職金が出るかもわかりません。 最近退職金が減額されたというニュースもちらほら聞きます。

 

給料が低い上に長年勤めるメリットも無くなれば、いよいよ理不尽で安い給料で長年働く意味ってなんだろう、、って思います。

toshihsto145.hatenablog.com

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日本の経済の失われた30年

僕のブログの読者のほとんどはバブル崩壊後の世代だと思います。もしくはバブル時代に生まれたとしてもほとんど恩恵を受けなかった世代かどっちかですよね?

 

日本の経済はバブル崩壊後失われた30年と言って長い不況が続いています。

僕たち世代はバブル崩壊リーマンショック就職氷河期など不況の影響をモロに受けている人がほとんどです。

 

しかも僕は海外の状況を見て、海外で働かないと見えてこなかったことですが、今の経済大国中国インドだなと思いました。これらの国は格差も激しいですが、日本と比べて目覚ましい経済成長を遂げています。 

同じく東南アジアも著しく経済成長していてます。新しいショッピングモールやビルがどんどん立ち並んでいるのもこの地域の特徴です。上海なんかも日本より物価も給与水準も日本より高くなっています。 

なぜ今、中国や東南アジアの人が日本に観光客として大量に来ているかといえば、日本の方が物価が安くて、彼らが日本に旅行に来れるくらいお金の余裕があるからなんですね。

こういう日本の不況とアジアの経済発展を見れば、明らかに日本経済がヤバいということがわかります。

 

税金ばかり取られて少なくなる給与

日本で働いていると給料からかなりの額税金保険料年金などを引かれます。もろもろの費用でだいたい月に5 万、6万くらい引かれますよね?

手取りでもらう頃になるのと、かなりの金額を引かれています。またまた手取り14万の話題を例にしますが、

手取り14万くらいだったら、引かれる前の総支給額は20万くらいでしょうか?

総支給20万といえば、地方では残業をしていればわりと平均的な額です。しかし、納めた税金が金額が反映されて自分たちの生活が豊かになれば良いのですが、年金とかだと、すでに消えた年金問題老後2000万足りない問題などもあり将来ちゃんと受け取れるのか、かなり怪しいです。なのにきっちり給料から引かれています。

僕たちの世代が高齢になった時にちゃんと保障されるのか、分からないのに、ほぼ強制的に国に支払っている状態です。

そして、国に納めた税金も本来は国民のために使うものなのですが、その税金も一体何に使われるのか? 自分たちの生活に反映されているのかかなり怪しいところです。

給料は安いのに税金は今すごく高いと言う矛盾も働きたくない理由の1つです。

 

法律を守らない海外のジャパレス

日本国内の会社だけが法律を守らないだけでなく、オーストラリアなどの海外に行っても、日系の会社は法律を守っていないこともわりと多いです。その代表格としては、オーストラリアのジャパレスがあります。

これを見ても日本の会社はどこに行っても日本の会社だなと思います。

 

最低賃金以下で、しかも労働者の権利も保証をしていません。海外ですら日本の会社は最低賃金以下で働くとこが多いですね。もちろんスーパーアニュエーションも払ってませんし、日本で働いてるわけではないので、日本の失業保険や年金にはカウントされません。

 

日本でもギリギリ最低賃金しか払わない企業がたくさんありますが、日本から出ても日本の会社は相変わらず労働者の権利と法律を守らないマインドのところが多いんだなと思いました。

よく日本の労働市場は、人手不足だと言われますが、人手は欲しいけど、人件費はなるべく安く節約したいというマインドではいつまでも人は集まりません。

 

海外からの労働者も東南アジアの人たちは、家族に仕送りするため、自国の通貨より高い日本円を求めて働きに来ますが、日本の労働環境は世界的に見ても魅力的では無いでしょう。

このように労働者の権利を無視した労働環境では、優秀な人材も日本から出て行くことはあっても、来るのは厳しいのではないかと思います。

 

海外の仕事は精神的に楽な上に給与が高い

 

これは僕がオーストラリアやニュージーランドで働いていた時の経験からですが、しっかりと働く人の権利が守られており、日本のように理不尽なことを言われたり、されたりするストレスも無く働きやすかったです。よく休み明けは会社に行くのが憂鬱になるとかって言われますが全くそんなこともありませんでした。

 

それに最低時給も毎年上がりましたし、そもそもの給与(時給)が高かったです。

ニュージーランドのホテルで働いた時は有給も使えました。 時間外手当が出たりちゃんとしたサポートをしてくれました。

 

とくに精神的に楽というのが仕事をする上で良かった気がします。職場でパワハラあったり、サービス残業があることはありませんでした。

もちろん海外の方が物価や家賃が高かったり、全ての国で労働者を守る法律がしっかりしているかと言えば疑問ですが、ワーホリを通して働きやすい会社は本当に働きやすかったなと改めて思います。

 

 

理不尽に耐えるための教育

本の学校では、社会に出た時の理不尽さに耐える教育というのがなされています。前にも話ましたが、学校は労働者育成所です。

https://toshihsto145.hatenablog.com/entry/2019/02/22/142256

 

社会に出た時の上下関係の訓練として代表的なもので部活があります。部活では主に上下関係での理不尽さに耐えることが出来る生徒を育成しています。

よく粘り強く3年間部活を頑張ったことなどが就職で評価されるのはそのためです。理不尽な環境に耐える訓練は、すでに学校教育の時点から行われています。

よく自分が悪いと、何か、その原因を自分自身に向けて考える人が日本人には多い気がしますが、これだけ社会自体がおかしいのに、全く疑問を持たないようになってることがヤバいなと思います。

 

ニート人口が74万人

理不尽な職場の環境に長年、耐えて耐えて給料が上がったり、生活の保証があればいいですが日本の将来は不安定です。

昔だったら、定年まで働いたら年金で生活することができたかもしれませんが、僕たちの世代ではもはや定年はあって無いようなものです。

働くことは不健康なのか?/ 人生100年時代の不都合な真実 - とーしばブログ

 

日本では、給料が安いうえに社会保障もだんだん削られています。 税金だけは高くなっていて税金の恩恵を受けれるかはかなり怪しいです。給料が安いため結婚もできるか分からないという人も多いです。 正直、僕も将来、結婚できるかと言われればかなり不安です。

 

こんな状態では、働きたいと思う若者も少なくなるのも無理ないなと思いました。 日本のニート人口が74万人とのことです。まだまだ社会では働かないことは悪という考え方が一般的ですが、これだけ働くことにメリットが薄いニートになるのも無理ないなと思います。

 

それに本来なら、働くか働かないかは自由に決めることができ、自分の労働力をどの企業に売るのか?売らないか?を選ぶのは本人次第です。

本来は、何年か働かずにいても、なんの問題は無いはずですが、世間も親も企業も働け!働け!とプレッシャーをかけてくることもおかしな話である意味では洗脳と言ってもいいかもしれません。

そして、過度のストレスうつ病になってニートになるという人も多いと思います。

2019年時点で74万人…「ニート」数の推移と現状をさぐる(2020年公開版)(不破雷蔵) - 個人 - Yahoo!ニュース

働きたくない、もしくは何らかの理由で働けない若者が増えるのも日本が働きにくいという現れだと思います。

 

うつ病のリスク

それだけでなく、日本で働いていると過度のストレスでうつ病になるリスクもあります。

理不尽な環境に耐えて、耐えて、精神的なプレッシャーやストレスでうつ病になる人も多いです。

僕の友達でも何人かうつ病になった人を知っています。過度な人間関係のストレスによって、精神的に病んで何年も寝たきりという状態も最悪の場合あります。

 

日本は世界的にも自殺率が高いですが過酷な職場環境原因であると思います。それに拍車をかけているのが、学校での理不尽な環境に耐えるための教育です。

 

税金は高く、給料が低い、そのうえうつ病リスクもあるのですから、日本で働きたくないと思う人が多いのは分かる気がします。

 

最後に

もちろん日本でも働きやすい職場もありますし、めちゃくちゃ人間関係がいい場所もあると思います。一概に日本は労働環境が悪いと言い切れませんが、海外経験を経ていくつかと日本で働きたくないなと思うデメリットをあげました。

 

若い人の間では投資でセミリタイアを目指したり、海外移住をしたり、会社を起こしたり、フリーランスになったりするのもそのためだと思います。

 

今回、話した内容は自分の経験を元にしていますが、僕の周りから聞いた話や本やYouTubeで見た知識なども元にしているので参考程度に見てください。

 

 





 

 

 

 

仕事を辞めてワーホリに行く前にやっておくべきこと

こんにちは とーしばブログのとしです

今回は留学に行く前に必ずしておくで退職後の税金対策と年金対策です。  

仕事を辞めて数ヶ月〜1年くらいワーホリや留学で海外に行く人にアドバイスとして、必ず年金と税金の対策をしておきましょう。

 

退職後の税金は必ず納めないといけない

 

税金に関しては前年度の収入に税金がかかってきます。 こればかりは対策をしようがなく必ず払わなければいけません。

 

僕も仕事を辞めてフィリピンに留学に行った時は前年度の収入のから計算して、、

20万ほど税金を納めました。 

*なので、税金を支払うためにある程度貯金を残しておく必要があります。

 

ワーホリ 留学費用に全て使わないように注意が必要です。ある程度貯金を残しとかないと前年度にかかってくる税金の支払いができません。くれぐれも注意しましょう

しかし、海外で働く分にはもちろん日本の税金はかかって来ません。海外で働いていた期間は税金がかからないので日本の税金は支払う必要はありません。

しかもワーホリで働いてた分はタックスリターンで返ってきます。だいたい1年働いたら1000ドル〜1500ドルくらい返ってきますね。

 

年金の免除を申請する

年金に関しては市役所で住民票を抜けば年金支払いの免除申請ができます。年金の免除の申請を必ずするようにしましょう。 

年金の免除は海外に転出届けをすれば免除することができます。

 

年金払っていない分将来受け取る額が少なくなりますが、あとから払っていない分を収めることもできます。 追納は10年間分の年金をあとから支払うこともできます。

 

そして、なにより僕たち世代は年金2000万足りない問題があったように年金がもらえるか今の時代はわからない時代なので、払わない選択もアリだと思います。

むしろ長期の積み立て投資でお金を積み立てた方が、よっぽど信頼性があるような気がします。

 

年金を払う、払わないはよく自分で考えて選択しましょう。

 

 

必ずSIMフリースマホを持つこと

今では一般的になりましたが、ワーホリ、留学の前に必ずSIMフリースマートフォンを持つようにしましょう。

海外ではauやドコモやソフトバンクなどキャリアでの携帯は全く役にも立ちません。

 

なのでSIMフリースマホを買うなどの対策をしましょう。持っていない場合は格安のスマホでもいいと思います。 

海外で生活する上で、現地のSIMカードが必ず必要になるので現地のSIMカード使えるスマートフォンを用意しましょう。

 

❌僕はそれを全く知らないでauSIMロックiPhoneを持ったまま留学に行きました。

全くネットが使えない上に金額はかなり高額な金額を請求されてしました。

1ヶ月7万、8万ほどの請求を受けました。しかし海外ではSIMロックスマホは全く役に立ちませんでした。

極寒のイエローナイフのブラックなホテルからの大脱出作戦 【カナダワーホリ 】

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こんにちは とーしばブログのとしです。

僕はカナダのイエローナイフのホテルで働いていましたが仕事を1ヵ月半で辞めました。

 

理由は、長年勤めている日本人の情報で給料未払い等の問題を抱えている企業だと分かり、そして一番問題だったのがフィリピン人の上司がかなりブラックでクセが強すぎたからです。

 

今回は、カナダの極寒の陸の孤島イエローナイフからの大脱走について書いていきたいと思います。

 

1か月半で辞めたイエローナイフのホテルの仕事

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僕はイエローナイフのホテルでは、ハウスキーピングではなく、ランドリーの仕事をしていました。

しかし、ランドリーの仕事はスーパーバイザーの部屋が併設されていてガラス張りで常に監視されてるんですね。

 

ランドリーで一緒に働いているスタッフのフィリピン人のおじさんやおばさんは感じが良くて、親切だったので良かったのですが、

雰囲気は常に手を動かさないといけなくて、余計なことは喋れない殺伐とした雰囲気の職場でした。  

 

 

そして、ブラックフィリピン人上司以外にも、厄介な台湾人の女の人がいました。 その人は新人にだけやたら怒ってきたり、いちゃもんをつけてくるんですよね。そして仲間うちにだけ愛想が良かったり裏表が激しかったです。

 

僕もいろいろと仕事にいちゃもんをつけられて怒られました。あとから入ってきた日本人ワーホリの女の人も初日からいろいろ言われたようで、みんなスタッフアコモデーションで昼休憩を取っていたので同じように休もうとしたら、その人だけ怒られたそうです。

 

あとは、いろいろホテルの裏事情を教えてくれたベテラン日本人ワーカーも最初はいろいろ状況を教えてくれて良かったのですが、ハウスルールが突然変わってアコモデーションが土足禁止になってて怒られました。

 

それ以来あまり顔を合わせたくなくて、日本人ベテランワーカーの人とは話さなくなりました。 最終日も少し見かけただけで話はしていません。。

 

そして、この職場のほとんどはアジア人でした。何故か日本人スタッフもめちゃくちゃ多かったです。前に勤めていたキャッスルマウンテンのホテルは日本人は僕1人だったので、余計日本人やアジア人だらけのギャップを感じました。

 

この環境を例えるなら、英語がよく分からない状態の日本人やアジア人だらけのオーストラリアの悪質ファーム、バンダバーグやミデューラのような場所でした。

 

ブラック、フィリピン人上司と揉める

前回はホテルの仕事を辞めようとするとフィリピン人上司と揉めたという話をしました。

イエローナイフのホテルでブラック上司と揉めた話【カナダワーホリ】 - とーしばブログ

 

かなりクセの強い人だったので、いろんなスタッフと揉めたり、スタッフが辞ようとすると難癖をつけて辞めさせなかったり、嫌がらせをしたりとかなり問題のあるブラック上司でした。僕も辞める前にいろいろ言われました。

カナダワーホリ イエローナイフのブラック、フィリピン人上司 - とーしばブログ

最後の最後は、バックれようかなと思って、一応辞めることは伝えているので、抗議文を送ってバックれる作戦も考えました。

他の日本人スタッフにも相談してみましたが、日本の真面目な人が多かったからか辞めると相談した反応はまちまちでした。 

 

嫌がらせで仕事の予定を全部消される

 

いろいろ心配はしていたのですが、他の部署の親切なフィリピン人スタッフが根回ししてくれて、辞めることをブラック上司が承諾してくれました。しかし最後の最後にブラック上司の嫌がらせで辞める前の2週間分の予定を勝手に消されました。

 

その上司は僕が辞める1週間前には休暇で職場にはいなくなって、ラッキーなことにカナダ人のハウスキーピングの上司に相談して予定を元に戻してもらいました。

 

もしも、辞める前に仕事が無かったら収入も無くなるのは目に見えてますよね?

一度は辞めることを承諾したはずなのに、自分の気分を害されたり、気に入らない相手にはこんな嫌がらせをしてくるあたりがやっぱりブラックだなと思いました。

 

そのフィリピン人上司は見た目はきれいな感じの女の人のです。しかし中身はとてもわがままで自分がルールだと言わんばかりに好き勝手してるような人でした。

 

スーパーバイザーの権限と権力を乱用して、自分の威厳やプライドを守っている感じです。気分屋で人の好き嫌いがあって、女性スタッフだけに対応が違うところも下手すると性差別です。

今までのワーホリで関わった人たちのなかでもダントツでブラックな人物でしたね。

 

他にも迷惑だったのが、仕事と関係ない職場の元同僚のフィリピン人を呼んで話し込んでいた時です。

こっちは、仕事をしているにも関わらず、お構いなしにその人たちは長時間居座って、ブラック上司は上機嫌で話し込でいて、めちゃくちゃ邪魔だったの覚えています。

自分に優しく人に厳しくの典型例でした。

 

極寒のイエローナイフ、脱出前の最後の日々

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↑(陸の孤島、極寒のイエローナイフ)

 

そのブラック上司がいない時は気楽だったのですが、、、日本人のハウスキーピングの同僚曰く、最後の1週間はブラック上司がイエローナイフに滞在しているとのことでした。

 

一応、僕を追放しているので、もし働いてるのがバレたらと思うとヒヤヒヤしていました。何か言われたらカナダ人上司に相談するか、最悪の場合、職場から出て行こうと思いました。

 

でも、航空券の日にちは変えられないので、イエローナイフのスタッフ寮で収入がない状態で待機しないといけないんですよね。。 

 

そして予想していた通り、フィリピン人ブラック上司が、辞める2日前になって職場にひょっこり現れました。

内心、何か言われるかなとドキドキしていたのですが、幸い何も言われませんでした。そういう意味でも人間関係のストレスで嫌な思いをしました。一応「出ていけ」と言われた時にどういう対応をするかは考えていました。

そのフィリピン人上司も少し現れただけでそれから会っていません。正直もう二度と姿を見たくなかったです。 

 

もう1人、ワーホリで来た日本人の女の人で、仕事を辞めるか迷っていてという人がいましたが、その人にも問題が降りかかっていました。

 

その人は、アメリカに旅行に行く予定があったので、何日か休暇を取りたいと話をしたらしいのですが、そのことについてもブラック上司とかなりいろいろ言われて揉めてました。その女の人は数カ月後に止める予定だったんですが、辞めるのを少し早めたと言っていました。

 

 

そして、最後の仕事の日を切り抜けて、カナダ人の上司に辞める前の手続きをしてもらいました。最終日にフィリピン人上司がいなかったのがラッキーでした。

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イエローナイフは、もともと地理的に航空券がかなり値段が高いので、すぐに辞めて出ていくと言う事は難しいです。

何度もバックれることも考えましたが、イエローナイフはカナダの他の都市と隔離されていて突然辞めるには厳しい立地なんですよね。

しかも格安で泊まれるホステルみたいなものもないんですよね。。

それに突然、仕事を辞めてしまえば当然給料の未払いなどを平気でしそうな会社なので1ヶ月半働きましたが、その期間はかなり苦しかったです。

 

ついにイエローナイフから脱出を決行

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仕事を辞めてイエローナイフを出て行く当日は、朝3時に起きました(夜中の3時) あらかじめ荷物をまとめておいたので、起きてすぐにベッドのシーツと枕カバーなど袋に入れて、ホテルのオフィスに置いておきました。 

ラッキーなことにホテルのラウンジにクロワッサンやパンやコーヒーがあったので貰いました。

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同じ寮に住むインド人の人も声をかけてくれて少し話しました。最後に「グッドラック」と言ってくれました。

そして4時の迎えのバスで、空港に行きイエローナイフをあとにしました。バスに乗った時に「ここから脱出できる、、」という安堵感はブラック企業を辞める時、特有の嬉しさと喜びですね。

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その時はほっとしていたのですが、給料の未払いでかなり悪評がある会社だったので、最後まで気は抜けませんでした。。そのあと無事給料は振り込まれましたが、やはり計算していたより少なかったです。

 

朝5:00に航空機に乗り込みイエローナイフから無事脱出。バンクーバーに降り立った時は、本当に喜びと安堵したのを覚えています。滞在したバンクーバーのホステルでは部屋を割引きしてくれた上にアップグレードまでしてくれました。

カナダ最後の数日はバンクーバーで過ごしました。

 

最後に

イエローナイフで1ヵ月半がとても長く感じました。 新しい環境に行った上にストレスのある環境で働かなければいけないと言うのはかなり精神的にダメージを受けます。カナダではいろいろ大変な思いをしましたが、最後の最後でも大変な思いをしました。

ワーホリから帰国して1年を振り返る/この1年での周りや心境の変化

こんにちは、とーしばブログのとしです。

早いもので今年ももう年末になりました。 僕がカナダワーホリを終えたのも去年の11月ごろでしたが、早いもので1年になろうとしています。

なので今回はカナダワーホリから帰ってからの1年を振り返ってみようと思います。

 

帰国後のコロナウイルスの拡大

ちょうど、僕が帰国してから、数ヶ月後に新型コロナウィルスが流行し出しました。

最初は中国の一部だけかと思っていましたが、いつの間にか世界中に感染が拡大し、社会のあり方も生活スタイルも全て変わってしまいました。

 

メルカリやブログに専念する

 

僕はこの1年日本に滞在していましたが、今まで5年間はワーホリでいろいろな国に滞在していました。 そして今は日本でバイトや派遣などの仕事はしていませんが、メルカリをしたりブログを書いたりしています。 

メルカリをやってて良かったこと/ メルカリは稼げるのか? - とーしばブログ

 

両親からはニート呼ばわりされますが、、 それなりに家の手伝いや家事をしたり、メルカリで物品販売をしたり、ブログの毎日更新をしたりしています。

メルカリは確かにそこまで儲からないのですが、物品販売をしているといろいろ勉強になることがあります。

どうやって商品の写真を撮るか? 説明文の書き方、発送する時の梱包方法、何が売れやすいか?今、需要があるものは何か? どれくらいの値段設定なら欲しいという人が現れるのか? などです。今までとは少し違った働き方なので勉強できることも多かったです。

 

ブログも最近はとくに毎日更新を頑張ってみたりワーホリの経験を振り返ることが多かったです。

おかげさまで、かなりPV数の伸びも上がりました。時間の自由があったことも大きいですね。

フルタイム+残業があって週5で働いていたらなかなかブログを書く時間がありません。

1000PV突破しました!! - とーしばブログ

今はワーホリブログは、海外渡航ができないので需要がないかもしれません。 しかし海外渡航が解禁になれば僕のブログを見てくれる人も多くなるのではないか?と思います。

 

 

何をやってても1年が過ぎるのは早い

 

「1年過ぎるのが早い」とみんな口を揃えていますが、仕事をしていても仕事をしていなくても、すぎる時間の速度は変わらないなと思いました。 僕自身もこの1年過ぎるスピードが速く感じました。

 

いろいろなことに挑戦してみたり、新しいことをやってみたりしましたが、やはりこの1年早かったなぁと思いました。

 

コロナでワーホリや海外渡航が実質、不可能になる

 

しばらくコロナウィルスの流行は続くと思うので、僕自身もワーホリには行けませんでした。。コロナが無かったらドイツワーホリに行きたかったのですが、こればかりはどうしようも無いですよね。

 

僕以外にもコロナウィルスの流行でワーホリにいけなくなった、留学の予定を変更せざるをえなかったと言う人がたくさんいると思います。

本来ならオリンピックがあったりしたんでしょうけど、未来は分からないものですね。。

そういえば、AKIRA が2020年の東京オリンピックとウイルス感染を予言していたことが話題になりましたよね?

そして航空業界がコロナ禍でかなりダメージを受けています。コロナで一番ダメージを受けた業界です。完全に無くなることはないと思いますが、航空産業はかなり厳しい状況に立たされていますね。

 

あとは、僕の働いていたニュージーランドのほても人が全く来なくて、ハウスキーピングのスタッフはほぼ全員解雇されました。

コロナ禍でのクイーンズタウンの状況 ホテルは大量解雇 - とーしばブログ

僕ももしニュージーランドで働いていたらコロナ解雇されていたと思います。同僚も解雇されてクイーンズタウンを離れたそうです。 しかし、ハウスキーピング以外の部署のスタッフはまだ残っているみたいです。

 

ワーホリ特有の万能感が消えて日常に戻る

 

これはワーホリあるあるなのですが、ワーホリにいる頃はワーホリ特有の万能感がありました。

 

日本に帰ってからは普通の日常生活に戻ったという感じがあります。ワーホリや留学で海外に滞在している時に感じた独特の万能感はすっかり抜け落ちてしまいました。

 

ワーホリで海外にいた頃は、日本よりも高い時給で働けたり、いろんな国籍の人と働けたり、海外生活で新しいことに触れれたり、パワハラやストレスがあまり無い環境で働けることも多かったのですが、

 

日本に戻ると自分が【実力の無い小さい人間】【力のない人間】のように思って苦悩する時がよくあります。

将来の不安も海外にいる時より日本にいるときの方が大きいような気がします。

僕たち世代の悩み - とーしばブログ

 

異世界転生アニメが流行る理由ー 現実世界で勇者になれない僕ら - とーしばブログ

 

ヨーロッパに一度視察に行って良かった

 

そして思ったのが、去年ヨーロッパに旅行に行ってずっと行ってみたかったドイツオーストリアに視察に行ったのが良かったと思いました。

ヨーロッパもコロナ禍でワーホリに行っていたらかなり苦労したと思います。旅行で数週間だけ滞在しただけなので事なきを得ました。

今から考えるとドイツとオーストリアにコロナ前に視察に行ったのは、有意義な時間となりました。

 

ドイツワーホリの下調べ ヨーロッパ旅行 - とーしばブログ

ワーホリが終わった後に旅行をニューヨーク旅行を少しして帰ろうかと考えていたんですが、やはりヨーロッパに行って良かったと改めて思いましたね。

 

⇒もしもコロナがあったら、しばらくはヨーロッパに行くことができなかったし、僕自身ドイツにはワーホリでいつか行ってみたいと言う夢があったので、いちど現地を訪れたというのは、とても貴重な経験になりました。

ヨーロッパに行ってなかったらコロナで渡航禁止ドイツオーストリアに行けないまま後悔していたでしょう。

 

地元には良い仕事が無い、、

日本に帰ってきて思うのは、やはりいい仕事が少ないと思いました。僕の地元では、近場でできる仕事といえばバイトがほとんどで時給800円、900円の仕事が中心ですね。

https://toshihsto145.hatenablog.com/entry/2020/11/07/233802

工場系の仕事だと日勤、夜勤があったり8時間+残業でそこそこ稼げそうですが車が必要です。稼げても20万~25万で手取りだと色々引かれてやや少なめです。

東京など大都市に行けば仕事があるのかもしれませんが、生活費や交通費を考えるとそこまで変わらないのかなと思いますね。

 

それを考えると毎年賃金が上がるニュージーランドやオーストラリアなど海外の待遇はかなり良かったですね。

 

日本の賃金が低い上に物価が少しずつ上がっている様子を見ていると、先行きが不安になるような思いをしました。税金も毎年のように少しずつ上がってきてます。

ステルス値上げの脅威 いつの間にかお金の価値が下がっている恐怖 - とーしばブログ

 

コロナの影響もあって、今は派遣やバイトで仕事はしていません。しばらく自分の時間を作ってブログやメルカリや読書などやりたいことをやっていますね。

 

働く代わりに自分の時間を好きなことに使った

 

バイトや派遣などで働かない代わりに、読書でいろいろな情報に触れたりしました。今年はメルカリ読書にも挑戦しました。

メルカリ読書の活用法 半分の費用で2倍の効果を得るには? - とーしばブログ

そして自分で考える時間を作ったり、ブログでその考えたことをまとめたり、アップデートしたりしてましたね。

今までのワーホリ経験をブログに書いて他の人たちに発信することをやってきました。

おかげでかなりブログの書き方も分かってきて記事の数も増えましたね。

 

プログラミングに興味を持った

プログラミングに興味が一時期あったのですが、ブログやメルカリに集中して、結局プログラミングをやりませんでした。

VRにも興味があったんですが専用のスペックの高いパソコンが必要で手を出しませんでした。

でも、いつかはVRとARには携わってみたいなと思いました。

⇒興味があってやりたいなと思うことをまた一つ見つけたのですが、目標を叶えるには少し先のような気がします。。

 

 

やはり何をするにもお金は必要、、

やはり何かをするためにはお金が必要です。お金に関してはわりと貯金に失敗しているので、どこかで働いてお金を貯めるということも考えています。

 

日本でしばらく働いていないので日本で働くのが心配な部分もあります。 そこら辺をクリアしていかないといけないんですが、そこが次の目標ですね。

期間工などの工場で、待遇がいいとこを見つけて県外で働こうかなかと思ったり、思わなかったり、、ですね。

 

田舎で感じた情報格差

地元に帰ってきて改めて思ったのは情報格差でした。 もしも海外でワーホリに行っていなければ、ほとんど何も知らないまま終わっていたなと改めて思いました。地方で得られる情報はや経験は圧倒的に少ないです。

ワーホリに行くメリットとは?/ 海外のトレンドを圧倒的に早く掴むためのワーホリ - とーしばブログ

 

ネットで情報なんていくらでもあるじゃないかという意見を聞きますが、やはり実際に見たり経験したりするのとネットの情報には違いがあります。

 

誰かが情報都合よく切り取って編集した情報自分の目で見て感じることというのは、かなり差があります。

 

やはり自分で海外の様子を見たり、先端技術に触れることができたのは、とても大きいことだと思いました。

 

最後に

 

いろいろ思いつくままにワーホリから帰ってからの心境を書いてみました。なんだかんだで有意義な1年だったのですが、また少しずつ前進していかないといけないなと思いました。

忘れ去られた古代ヨーロッパ文化[流刑の神々、精霊物語]/クリスマスツリーやハロウィン、ファンタジー映画のルーツとは?

こんにちは とーしばブログのとしです。

この前、ハリーポッターシリーズを久しぶりに観てました。映画を観ているとホグワーツ魔法学校の建物がザ・イギリスって感じで、なんだかシドニーにいた頃を思い出しました。

 何よりハリーポッターといえば魔女や魔法使いと魔法の世界です。

ハリーポッターやファンタジー映画や小さな小説には、いろいろな魔法や精霊や魔法動物が登場します。

ヨーロッパってキリスト教が作った文化以外にも、いろいろなところでキリスト教以前の古代ヨーロッパ文化の名残りも見られます。

代表的なのが、例えば毎年10月31日にお化けの格好をしてお菓子をもらうイベントのハロウィン。

 

これは古代ケルト文化の名残りでアメリカに移住してきたアイルランド移民がアメリカに伝えた文化と言われています。

他にも有名なのが、クリスマスツリーで、これも古代ゲルマン民族の樹霊崇拝文化の名残なんですね。

 

このような【忘れ去られた古代ヨーロッパ文化】についての解説は、ハイリンヒ・ハイネ[流刑の神々、精霊物語]の内容がとても参考になりました。

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ハイネの本では、キリスト教の考えがヨーロッパに広がっていく中で、ヨーロッパにもともとあったゲルマン人だったりケルト人がもともと持っていた土着信仰が忘れ去られ追いやられたということを書いています。

 

追放された古代ヨーロッパの精霊と神々

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少し前にユリウス・カエサルガリア戦記を読んでいました。この本がかなり面白かったのですが、

ガリア戦記ローマ帝国によるフランス遠征の話です。ローマ帝国は破竹の勢いでヨーロッパ全土を支配していきました。

 

ガリア戦記 (講談社学術文庫)

ガリア戦記 (講談社学術文庫)

  • 作者:カエサル
  • 発売日: 1994/04/28
  • メディア: 文庫
 

 

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古代ヨーロッパにはヨーロッパにもともと住む原住民、ゲルマニー人、ガリー人、ケルト人、さまざまな部族がいます。古代ヨーロッパの部族の間では、自然の精霊や古代の神々が信じられてきました。

彼らは、ローマ帝国に最後まで抵抗しますがついには降伏してローマ帝国支配下に入ります。 

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ヨーロッパがローマ帝国の領土になるにつれて、もともと住んでいた古代ヨーロッパ民族に対してのローマ化、キリスト教化などの同化政策が行われたのではないだろうか?と思います。

 

ローマ帝国の文明と文化はヨーロッパの基礎になりますが、ヨーロッパがローマ化していくにつれて各地にキリスト教が広まり土着信仰が次第に忘れ去られていきました。

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もともとあった土着信仰異教・邪教とみなされてしまうようになります。古代信仰の精霊や神々もまた悪魔や魔物へと成り下がってしまいます。

 

もともと悪魔(ルシファー)も精霊だった

では土着信仰の精霊や神々は、どのように邪教の悪魔や魔物へと変えられていったのでしょうか?

 

例えば、英語で悪魔デーモンと呼びます。 古代ギリシャでは精霊のことをダイモーンと呼んでいました。 ダイモーンと呼ばれるものは、人間と神々の間に位置する存在する神聖な存在だったんですね。

他にも悪魔の代名詞であるサタンルシファーはもともと火の精霊でした。

 

魔女も古代の土着信仰では空を飛ぶ女神だったんですね。空を飛ぶ女神として有名なものではワーグナーのオペラで出てくるワルキューレが有名です。

シェイクスピアマクベスの冒頭に出てくる3人の魔女も元々は神聖な神々でした。 

 

キリスト教が広まるにつれて、もともと人々から信仰を集めた古代の神々精霊は悪魔とされ、神聖だった森や泉や山には、悪霊や怪物が住むと言われるようになり近づくことさえ禁止になってしました。

このことにハイネは注目して、キリスト教以前の古代の神々について研究をして[流刑の神々]を書いたんですね。

 

クリスマスツリーは古代ゲルマン信仰の名残り    

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ハロウィンが終わり11月、12月ごろになるとクリスマスツリーやクリスマスデコレーションを見かける時期ですね。

 

すでに知ってる方もいるかもしれませんが、実はクリスマスツリーとキリスト教はあまり関係ありません。

クリスマスツリーは古代ゲルマンの樹木への信仰の名残りだと言われています。古代ゲルマン民族では「樫の木に精霊が宿る」とされ神聖視されてきました。ゲルマン神話にもたびたび樫(かし)の木が登場します。

クリスマスに樫の木ではなく、もみの木を使うのは後の時代になってからです。

 

日本にも御神木と言って木を神聖視したりしますし、樹木と神社には深い関わりがあります。木を神聖視する思想は、日本人にとってもなんだか馴染みの深い感じがしますね。

 

ドイツをはじめ、ヨーロッパにも古くから山や川や草木など自然には精霊が宿っていると信じられていました。日本人としてはどこか自然に宿る八百万の神々と似ていますね。

このように、ヨーロッパの土着信仰の名残クリスマスツリーを通して見えてきます。

キリスト教によって土着信仰は跡形も無くなったと思いきや、、なんらかの形で今まで生き延びているんです。

ヨーロッパから古代信仰が完全に無くなったわけではないんですね。

 

ファンタジー映画やファンタジー小説もみな古代の土着信仰

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ファンタジー小説や映画グリム童話アンデルセン。 ディズニーの映画のお話も、もとを辿れば全て古代ヨーロッパの信仰が原型です。

ディズニーの美女と野獣『カエルの王様』に出てるような王子様が動物や魔物に変えられるという話や『白雪姫』に出てくる小人たちなど、もともとは古代ヨーロッパの民話がもとなんですね。

 

ジブリの[ハウルの動く城]に出てくるカカシのカブもソフィーのキスにより呪いが解けて王子様になりますよね?

あれも、もとは悪い魔法使いに王子様が動物だったり怪物になる呪いをかけられる話も古代ヨーロッパの民話なんですね。

 

古代ヨーロッパの信仰や民話にはエルフや小人人魚や精霊が出てます。どれも自然に宿る精霊です。

先ほど述べた魔女や悪魔はキリスト教によって変容させられた古代の神々の姿なんですね

 

ファンタジー小説や映画でおなじみのキャラクターはもともとは古代ヨーロッパの精霊達で、ここでも古代ヨーロッパの土着信仰の名残が見て取れます。

 

 

ハイリンヒ・ハイネと柳田國男

ハイネはこの[流刑の神々]の著書で、古代ヨーロッパの神々キリスト教の広がりにより忘れ去られたことに注目しています。

 

この本に影響を受けたのが、遠野物語]の著者の柳田國男です。 のちに日本の民間信仰と民話についての本をまとめました。

 

本のタイトルは、そこまで有名でないかもしれませんが、その本の中に出てる座敷わらしカッパ、カラカサおばけなどの日本の妖怪は有名です。

柳田國男は日本の農村や田舎に残るい信仰の形態を研究して本にまとめました。

 

そして目に見えない存在だった彼らをビジュアル化して有名にしたのが、ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるです。

 

実は日本とヨーロッパには、人々の自然への信仰など多くの共通点があるんですね。

 

 

この本から見えるハリーポッターの世界観とは?

ここからは僕の憶測なのですが、なぜ映画ハリーポッターの世界で人間がマグルと呼ばれ、忌み嫌われるのか? 人間と親しくしたり、恋愛が禁止されるのか?を考えると古代ローマによるヨーロッパのキリスト教化や中世の魔女狩りなどで、弾圧され迫害された歴史があるからではないか?と思いました。

 

正式なシナリオでは違うのかもしれませんが、、、キリスト教世界で魔法や精霊、魔女が異端とされ迫害されたヨーロッパの歴史を考えると、ハリーポッターの世界で人間(マグル)が忌み嫌われる理由がわかる気がします。

 

ホグワーツ魔法学校が魔法で外敵の侵入を防ぐようになっていたり、ロンドンのキングスクロス駅9と4/3番線なども人間に存在を知られない工夫てはないか?と思います。

人間の迫害や弾圧から逃れた魔女や魔法使い、精霊や魔法動物がひっそりと生きる世界がハリーポッターの世界観ではないかと思いました。