こんにちは、とーしばブログのとしです。
今回はPrimo Small Gooods での仕事について少し解説します。過去のワーホリ体験の記事は基本的には僕の書き残した日記をもとに書いています。情報は2016年頃の記録なので現在とは多少違う点があるかもしれませんが、参考にいただければ幸いです。
僕はPrimo Small Goods でFood Process Workerとして1年働きましたが、やはりオーストラリアの食品大手企業なので、コンプライアンスはしっかりしていました。全工程は効率化され誰でもできるようになっています。なので難しい仕事ではありませんでした。
ハム、ベーコンの調理工程
まず、調理工程ですが、ハムもベーコンもカゴに入れた状態で積み重ねたものを台車に載せています。
調理工程は働いたことがないんですが、台車を仕出しする仕事はしていたので、少しだけ調理工程の様子は分かりました。
まず、ベーコン専用の大きいルーム状の巨大な蒸し機があって、それに何台も台車が並べられた状態で一気に加熱調理することができます。
それを蒸し器に入れてすべて容器ごと蒸すという行程です。この工程で台車ごと蒸し器に入れるので、詰められたベーコンとハムはそのまま調理されます。それを次のカッティング後手に持ってきます。僕は基本的に過去をしたり箱詰めをしたりする工程で働いていました。
この仕事は人手がいない時は、僕もやっていたのですが、基本的にスーパーバイザーは定期的に台車を持ってきてくれました。
僕は基本的に食肉加工の仕事をしたり箱詰めをしたり段ボールをパレット2つの仕事をしていました。
僕はいわゆる[何でも屋]というか、雑用をやったり、人手が足りない工程の手伝いをやっていました。この工場での工程は一通りやっていましたね。
ベーコンを積む台車
台車に入れるベーコンが5段×4つの箱が並べられており、20ケースとなっています。ベーコンは一つのカゴに一枚、円筒形のベーコンは3つ〜4つずつです。
1回だけ、この台車で手を挟まれたことがありました。軍手をしていたので大事には至りませんでしたが結構痛かったですね。
ベーコンが入れられた箱が何重にも積み重ねられているので、その隙間に手を挟んでしまいました。その時はスーパーバイザーが治療してくれたんですが、少しの怪我でも応急処置をしてくれてレポートを書いてくれるので、この工場は管理がしっかりしているなとつくづく思いました。
ベーコンをうっかり床に落としたら?
うっかりベーコンを床に落としてしまったら容器に入った専用の水で洗浄します。この専用の水の名前が、なぜかTUNAMIと言う名前でした。
そのTUNAMIに30分位つけたら再度持っていきました。うっかり落としてしまったら、水の容器に入れる前にスーパーバイザーに必ず報告するようにしていました。
カッティングマシンでの作業
ベーコンをカッティングするマシンでの作業です。
ベーコンのタイプによって2人1組で作業したり、3人4人で作業することもあります。忙しさによっては、メンバーが他の工程の応援に行くこともあるので、少ない人数で作業することもあります。
スーパーバイザーが様子を見に来て台車を持ってきてくれます。忙しい時はどんどん代車が運ばれてきて忙しかったですね。
他の工程に応援に行く時はスーパーバイザーに呼ばれて他の作業に行ってました。
時々ベーコンが詰まって機械が停止していました。そういう時は機械オペレーターがベーコンが詰まった部分を取り出して作業していました。
止まった時も他の工程に手伝いに行く事もありました。機械がまた動くタイミングを見計らって作業に戻ったりしてましたね。
ハングタイプのベーコン
このハングベーコンはベーコンが滑車に吊るしてあって、それが次々と流れできます。
ハングタイプは板状のベーコンが滑車に吊るしてあって、これも吊るした滑車のまま蒸し機で加熱調理できます。
それをフックから外してカッティングマシンに乗せるだけです。この作業は2人でやってました。機械オペレーターがマシンにベーコンを入れて、もう1人はベーコンを持ってくる係です。僕は主に持ってくる係りの方をしていました。
ハングタイプは楽だったのですが、カゴに入れられたタイプのベーコンは取り外すのが大変でした。なぜなら容器にひっついてなかなか取れなかったからです。取れない時は鉄の棒で無理矢理取り外していました。 カゴに入れたタイプは次々と台車に入れられたものが運ばれていきます。
ベーコンストッキング
円筒形になったハムのようなベーコンです。これも台車にたくさん乗ったものが次々と運ばれて来ます。円筒形のベーコンがストッキングのようなものに巻かれた状態で運んで来られます。
ストッキングを剥がす作業は3人でやっていました。1人はマシンにベーコンを入れる係です。一気に3つほどベーコンが入るのでこの作業は忙しかったです。この剥がす作業しているとだんだん手が痛くなりました。
軍手とラテックスの手袋をつけるんですが、作業をしているとラテックスが破れるので交換に行ったりしていました。
カッティングされた残りをダイスベーコンへ
機械でカッティングされた残りをダイスハムにする工程に持っていきます。他にも箱詰めの工程で余ったりしたハムしたものを集めて、ダイス状にカッティングする機械に持っていきます。
ベーコンを集める際には、小さいプラスチックのカゴに入れて持ってきました。台車も小さい台車を使っていました。
ダイスベーコン
ダイスベーコンとは、ダイス状にカッティングされたベーコンのことです。これの箱詰めや機械に入れる作業もしていました。ダイスベーコンは各工程で余ったベーコンを使います。
この余ったベーコンを集める作業もしていました。先ほど述べたベーコンカッティングの機械が止まったら、余ったベーコンを持っていきました。
棒状のベーコンも両端の部分は切って余分に余るんで端っこもダイス用に持っていきます。
ダイスベーコンは脂肪の部分はナイフで切って、取り外してから機械に入れてました。この作業は2人1組で作業してました。
このダイスベーコン自体はそこまで、作業は必要としなかったので、工場に1つの機械があるだけでした。
ダイスベーコンの工程を担当していた黒人のおじさんが、とても面白い人でいつもジョークを言いながら2人で楽しく作業していた思い出があります。この工場の人はみんな面白い人や良い人が多かったので今ではいい思い出ですね。
ダイスベーコンのパッキング
ダイスベーコンのパッキング工程は3人1組で作業します。機械で台数上にカッティングしたものは、大きなカゴに入れられて持ってこられます。ダイスは直接カゴに触れられないようにビニール袋を敷いて入れられた状態です。
これは、よく工場でパレットの板を動かす手動のパレットトラックで持ってきます。僕はダイスを入れたケースを持ってきたり、ダイスをパッキングする人の補助をしていました。
補助する人は、2人いて、1人はスコップでダイスをかき集める係、1人はダイスをバケツに入れて、小さいケースにだいたいのグラムを入れて、パッキングする人に渡す係です。
このパッキングの工程は主にベトナム系のおばちゃんたちがやっていました。人手が足りない時は僕もパッキングをやっていました。
測りにパッキングの袋を乗せてダイスが20〜25グラムになるように載せていきます。それを次の工程に流します。暇な時はゆっくり話をしながら、作業まで来た時もありました。
他にも大勢で作業するダイス工程があって、これはかなりの大人数でやっていました。パッキングする方が忙しかったですね。
段ボール箱詰めと積み込み作業
この工程はバックサイドという工程で倉庫内作業になります。一方でベーコンのパッキングやベーコンカッティングはインサイドという工程になります。
バックサイドでは、機械でパッキングベーコンがベルトコンベアーに乗って次々流れてきます。
それを工場のおばちゃんメンバーが段ボールに詰めて、テープを貼る機械に通して流れてきます。僕はパレットの上にその段ボールを積み込む作業をしていました。
さらにフォークリフトが走り回る倉庫内での作業もしていました。大栗太が走り回るエリアには近づかずに所定のエリア内で言うと今部屋で流れてくる段ボールの箱をパレットに積む作業していました。
そこでは、ベルトコンベアーで流れてくる段ボールをどんどんパレットに組み込んでいました。この作業は1人でやっていましたね。倉庫内はかなり冷房が効いていて寒いので、厚着の上着を借りて作業をしていました。
仕事の片付けと終業
仕事が終わる40分前から片付けに入ります。機械に詰まったベーコンを掃除したり、各工程も器具やパッキングフィルムを片付けたり、床に落ちているベーコンを集めたり、使ったパレットや容器も片付けて所定の位置に戻します。この片付けをする時間もきっちりと給料に計算されます。
仕事が終わったらタイムカードに社員番号を入力、指紋認証をして11:30に終業します。
忙しい時は、残業がありました。 とはいっても大体30分〜1時間程度の残業でした。
任意で休日出勤もありましたが、強制ではなく休出で仕事を希望する人はスーパーバイザーに言うと休出をさせてくれました。
仕事が終わると、夜勤で来る次のシフトと交代です。彼らは機械や工場の掃除や整備点検が主な仕事でした。
シェアハウスに帰宅
シェアハウスには自転車で帰り、駅からシドニーのセントラルまで帰ってました。わりとシドニーは夜遅くまで電車が使えるので便利でした。帰る時刻が12:30とか1:00くらいでした。