とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

10年前にハマってた細木和子『ズバリいうわよ』をYouTubeで見て感じたこと

こんにちは、とーしばブログのとしです。仕事終わりには、よくYouTube を観ます。

そこで、最近、久々に僕が中学生の時に、よく観ていた番組を観たのですが、10年も経つと自分の考えかたも変わっていて、「あれ?」って今更ながら、違和感を感じながら観た番組がありました。

それが、僕が中学生の時にハマっていた細木和子『ズバリ言うわよ』です。

 

一大ブームを起こした番組、細木数子『ズバリ言うわよ』

僕は、この番組を中学生の時に、よく観ていて、僕もある意味では細木信者でした。今で言うところのインフルエンサー信者みたいに、細木数子の言うことをなんでも信じる中学生でした。

 

中学生の時から洋楽を聴いているのですが、元を辿れば、 細木数子の番組にBon joviが出てきて、「あの細木数子が、絶賛して太鼓判を押すくらいなら、すごいに違いない」と思い、そこからBon Joviにハマり、それ以来ずっと洋楽を聴いてます。

それで英語も好きになったという。とにかく中学生の頃の僕は、完全に細木信者でした。

 

現在の自分が細木数子の番組を観たら、、

しかし、久々に[ズバリ言うわよ]  を観た感想は、

とりあえず 、相手に対して、強気の口調で、ズバズバと思ったことを言う迫力のある、おばあちゃんだなと思いました。 まるで、千と千尋の神隠しの湯婆婆みたいです。

 

レイザーラモンHGが、細木数子に鑑定をしてもらうためにゲスト出演する回があったのですが、全く笑わない細木数子にひたすらフォー!! ってレイザーラモンHGが芸をする  それで、終いには細木数子が激怒するという、 スタジオがなんだか気まずい雰囲気になるって話を観ました。

 

ライブドア時代のホリエモンが出てる回も観て、若い頃のホリエモン細木数子に圧倒されてるように見えましたが、今のホリエモンだったら、細木数子とどんな会話をするんでしょうかね?

細木数子を論破しちゃうんでしょうか?

きっとホリエモン岡田斗司夫など、細木数子を論破しそうな人は、たぶん呼ばれないでしょう。 

頭の回転が早い人に対しては、細木数子の理論は通用しないかもしれません。それはそれで、結構面白そうですが、そういう人は番組には呼ばれないでしょうね。

 

ほかにもネットで調べたら、細木数子の番組を観た人の中には、あまりにハマりすぎて高額でお墓を立て直したり、六星占術で結婚式からお葬式まで、全てのことは六星占術で決めるみたいな人もいたみたいです。 10年以上前の話ですが、なんだかすごい話ですね。

 

今の僕が感じたこと

今の僕が観た細木数子は、どこかの独裁者みたいというか、ワンマン社長みたいな人だと思いました。

まずは、細木数子の周りにはイエスマンが多いように思いました。

 

反論に対してよく使う言葉として、

「屁理屈言うんじゃない!!」 とか

「そういうのを屁理屈って言うんだ!!」とか迫力のある口調で言って、自分の考えに対して「断言する!!」 って自信があるセリフが多い気がしました。

一方では、優しい顔も見せるから、みんなも和むみたいな、上げ下げをうまく使い分けてる気がしました。

 

あとは、番組で、結婚式をやるか?やらないか?という議論に対しても、結婚式をあげない人は、必ず離婚するみたいなこと言ってましたが、 反対派にもかなり人数がいる中で、全ての人が離婚するなんてのも、無理矢理な気もしますね。

当たり前ですが、結婚式をあげても上手くいかない人も多いです。こういうちょっと考えたら分かることでも、反対意見があっても、自分が正しいと思う意見を押し通すところが印象的でした。

 

自分のペースに乗せれない人には怒りまくる

レイザーラモンHGのように、自分のペースに乗せられない手に負えない相手には、怒りを露わにして 、心のドアを完全に閉じて拒絶しているように見えました。

きっと、自分のペースではなく、相手のペースに巻きこまれたくなかったか、舐められてるように見せたくない、隙を見せたくなかったように見えましたね。

 

とにかく自分と意見が一致しない相手にはやたらと厳しいです。

 

逆にイエスマンに対しても 「お前 」 とか 「バカ」 とかって強い口調と言葉で 落としてから、褒める

常に相手を落としてから上げるみたいな調子でした。

そうやって、相手の心理をうまくコントロールしているように見えましたね。

 

細木数子についていく人々について

当時、細木数子を信じて、どこまでもついていきます! みたいな人は、たしかに一定数いたように思います。一方で、嫌いな人は、本当に嫌いだったのではないかと思います。

この信じる人は、信じて、どこまでもついていく人々がいるあたりに細木和子のカリスマ性があるように思います。

 

番組を観ていて、細木数子の口調は、まるで全て自分が絶対正しいかのようで、番組でゲストや番組の観客の人達に怒って、周りが静まり返ってから、自分の意見を諭すように言うんですよね。

たしかに細木数子が怒って、周りはビビって大人しくなるし、聞く耳を持つようになるよなーって思いました。

周りを自分のペースに巻きこめない人や反対意見の人には、完全に心を閉ざし、話しをしない。聞く耳持たない感じでしたね。

 

あの六星占術という、全ての人をタイプごとに分類する独自の世界観も人の考えかたを自分のペースに巻き込めための仕掛けのように感じます。

従わない人や信じない人に対しては「地獄に堕ちる」みたいなセリフも強烈でした。

 

最初は、信じ出なかった人も、テレビを観ているうちに、細木数子が全て正しいみたいな独自の世界観が人々を徐々に魅了したのかもしれません。

素直な人や感化されやすい人や影響を受けやすい人ほど信じやすい気がします。

 

10年前のあの頃は、YouTube は今ほどメジャーではないですし、主なメディアはテレビでしたよね?

だから、多くの人があの当時 細木数子の番組を観ていたように思います。

 

それと細木数子はスピリチュアルな知識やいろいろな知識が豊富だったように思いました。

自分の理論を肯定するための知識は豊富だったのかもしれません。

 

ドイツの独裁者じゃないけれど

久しぶりにユーチューブで細木数子を分析しました。もちろん、あのドイツの独裁者と細木数子は全く違いますが、似ている部分や共通な部分もあるように思いました。

 

細木数子がお気に入りなら、周りの空気も和むし、細木数子が嫌いなら、周りの空気が凍りつき気まずい空気が流れます。

 

細木数子の周りの人は、常に細木数子の顔色を伺っているように見えましたし、細木数子に気に入られることが良いみたいな空気感が番組にはありました。

 

その点もまるで独裁者のような感じを受けました。

ドイツと旧ソ連の独裁者も、独自の理論や世界観を持ち、自分の反対意見には、本当に厳しい態度を取り、排除するあたりも似ています。

そして、自分に忠実に従う相手には、機嫌良く相手をする感じとかも似ていると思いました。

 

六星占術という独自の世界観を持ち、信者はそれを信じて、考え方の指針にしているあたりが、なにかのカルト宗教みたいに思えます。

 

それに六星占術を改めてみてみると、木星人だろうが、土星人だろうが、金星人だろうが、誰にでも当てはまりそうな特徴ばかりです。

 

誰にでも当てはまる特徴をまるで、自分にしか当てはまってないように言ってるだけに思いました。

 

でも、あの細木数子の絶対正しいみたいな口調で言われたら何を言われても納得しちゃいそうです。

もちろん、細木数子の言うことが、全て正しいとか、全て間違ってるとは言いませんが、独裁者のような印象に違和感を感じましたね。

 

そんな細木和子が2021年11月に亡くなりました。よく番組では有名人やタレントさん、一般人のゲストに対して「あんたは地獄に行く」と言っていましたが、細木和子自身はどっちに行ったのでしょうか?

 

僕自身、あのカリスマが亡くなったというニュースを聞いて、当時を思い出し何とも言えない気持ちになりましたね。