とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

宝くじは買わない方がいい理由  /宝くじという闇が深いビジネスについて解説

こんにちは、

サマージャンボや年末ジャンボ、ロト6などお盆や年末年始に増える宝くじのCM。だいたい有名人がCMに出演しています。

当選金額は一等が3億だったり10億だったり、宝くじ売り場でつい当たるかもと期待して買ってしまいますよね?

 

でも、宝くじって売る側が儲けるようになっているんですね。いわば世の中の人が進んでお金を入れてくれる巧妙に作られた集金システムです。

 

それに売る側が儲けているからこそ、有名人を使って派手なCMを毎年のように流せるし、全国に宝くじ売り場があるわけです。

そもそも売る側が損をしたら宝くじなんて成り立たないですよね?

 

世の中には[買わないと当たらない論者]がいますが、大半の人は何の価値もない紙切れを買って当たることの無い3億、10億という数字をありがたがっていることに気がつかないんですね。

 

しかも、宝くじを当てるためにスピリチュアルなグッズを買ったり、よく分からない金運アップのお守りを買ったり、神社に行ってみたり、ネットや本なんかで当たった人の情報を信じて買うわけです。

そんな宝くじ売りは、国が運営していると言うので、闇が深いビジネスだなと思います。

 

それに宝くじの売り上げが本当に国民に還元されていればいいのですが、自分たちが宝くじの売り上げの使い道を知るすべはありません。

「公共のために役立ててます」と言われてしまえば、たとえ政治家のポケットに入っていても信じるしかないですし、当選額よりも売り上げの方が圧倒的に多いんです。

 

一等が3億円の意図とは?

まず、疑問に思ったのが、宝くじの一等が3億という理由ですが。

それは一般的なサラリーマンの生涯年収と同じだからだと思います。(もちろん一等の額が10億だったり3億でない場合もあります)

なぜ宝くじの一等が3億なのか? これって3億の宝くじの額と日本人の生涯賃金がほぼ一緒なんです。

 

ということは?計算の上では、もし3億が当たれば一生の労働から解放されます。 宝くじさえ当たれば仕事に行く必要がないんです。宝くじさえ当たってしまえばセミリタイアできます。

お金持ちからしたら3億なんて大した金額じゃないかも知れませんが、一般の人からしたら夢のまた夢の額

 

ある意味3億という数字は買う人にとっては魅力的な数字です。

よく宝くじは、[貧乏人の税金]と言われますが、ある意味本当だなと思いました。

 

宝くじを買って当たればまだ良心的ですが、そもそも宝くじなんて最初から当たるようにできていません。あくまでビジネスなので、赤字を出すほど高額当選者が出たら倒産してビジネスとして成り立たないですよね?

 

宝くじと書いてるだけで、買ってるのは1枚300円のただの紙切れです。紙切れ自体に価値はありませんし、買ったからといって宝くじが当たる保証も必要ないんですよね。

 

売る側からしたら、、3億円が当たるかも知れない紙切れを買う側が当たると信じてどんどん買ってくれたら儲かりますよね?

 

高額当選者が出た!!っていう宝くじ売り場に行列ができている光景をニュースだったり街中で見たことありませんか? 

でもどうやってその宝くじ売り場で当選者が出たって確認することができるんでしょうか? そんなのでっち上げでも単なる噂でもなんとでもなります。

もしくは、過去10年、20年間に一度だけ当選者が出た程度でもみんな信じて買うんですよ。

 

例えば、過去に1千万円の当選者が出た宝くじ売り場があるとして、その宝くじ売り場で1千万円以上の売り上げが立てば、それだけで宣伝費用になるんですね。

 

 

宝くじカラクリに気づいて買うのはやめた

僕は20代半ば頃に宝くじビジネスの闇に気づいて、宝くじを買うのを一切止めました。

そもそも、そんなにしょっちゅう高額当選者が出たらビジネスとしてやっていけないですよね? 

 

それを証拠に年末や夏休みの時期には必ず宝くじのCMをやってます。最近はキャリーオーバーとか、スポーツ宝くじ、ハロウィン宝くじなど種類が増えています。  

 

大物芸能人やタレントを使ってCMを打つわけですから、それなりに大金がかかります。

それでも採算が得れるのですから儲かってないわけが無いです。

 

本当に高額当選者が続出して1千万とか、1億とか、3億とかのお金の単位での赤字なら、大物芸能人や話題のタレントを起用して大掛かりなCMを打って、宝くじなんて販売できないですよね?

 

宝くじを売るのは貧困救済のボランティアでもなければ、慈善事業ではありません。

あくまで売る側が利益を出すためのビジネスであることを忘れてはいけません。

 

宝くじの広告の罪深さ

宝くじ売り場の広告って3億とか10億って数字がバンってデカデカと載っています。

 

CMとか宝くじ売り場でこれを見るたびに罪深い3文字だなって思うんですよね。確かにこのデカデカとした数字を見てしまうと買いたくなります。

 

だって、そもそも売る側が利益を得れる前提で売られているんですよ?

ほとんど当たらない、価値の無い紙切れを売ってて、3億とか10億っていう数字のインパクトで幻想を見せて商品を売ってるわけですから、なかなか罪深いです。

 

宝くじの売り上げは3000億円

宝くじの売り上げを調べるとなんと、2020年の調べだと3000億円です。この表から見ても年間売り上げが3000億〜7000億円です。

 

徐々に減ってはいますが、なんせ売り上げが3000億円ですからね。。

これを見たら、宝くじが無くならない理由がよく分かりますし、ハロウィンだのバレンタインだの年末ジャンボだのと、宝くじが全国いたるところで売られている理由がよく分かります。

 

宝くじの売り上げと比べたら、一等の3億10億なんて、【夢】という言葉を使ったエサにすぎません。なんせ、これだけのお金が吸い取られているんですからね。

 

これを見ても分かるように売る側が圧倒的に強者です。

「ギャンブルは胴元が儲かる」と言われていますが、その究極形態宝くじと言えるでしょう。

 

宝くじはB層向けビジネス

宝くじってB層をターゲットにしたビジネスなんですね。

B層の特徴といえば、考えることが苦手、分かりやすい単純なことに魅力を感じるなどですね。

宝くじの買う人の多くは、「もしかしたら当たるかも」という前提で買うんですが、ネットでググれば宝くじの当選確率も分かりますし、宝くじの売り上げ額も分かるんですよ。

 

ちょっと考えると、[宝くじは当たらない]ということが分かるのですが、町の宝くじ売り場を見ても相変わらず宝くじを買うために並んでいる人を見かけます。

 

宝くじ売り場やCM、広告などで、一等3億、10億、キャリーオーバーという言葉もいわゆるB層向けの戦略です。

デカデカと3億、10億などの数字で視覚に訴えた広告を出しているだけでもインパクトがありますからね。

さらに年末ジャンボのイベントなんかを見ると札束の山がドンっと置かれているわけですが、これも単純思考のB層を狙った戦略と言えます。

 

 

宝くじは原価が安いビジネス

宝くじって商品が紙切れなんで、商品自体は、ほとんど原価ってかからないと思うんですよ。せいぜい紙の材料代と印刷コストくらいじゃないでしょうか?

僕自身、もともと印刷会社に勤めてたから分かるんですが、印刷コストなんてインクにしても紙にしても高が知れてるんですよね。

 

しかも、宝くじって小さいので印刷や紙の一枚あたりのコストもさらに少なくてすみます。なのであの紙一枚一枚にかかるコストって限りなくゼロに近いと思うんですよ。

確かに偽造防止のマークや加工にはお金がかかってるとは思いますけど。

プラスで全国にある宝くじ売り場の維持費と人件費ですね。

一番お金がかかるのが、有名人に払うギャラや広告費、CM費でしょうね。

宝くじの正体って原価は限りなくゼロに近くて、ほぼ広告費と一部は人件費ですね。

 

ということは、当たるという幻想(広告、CMなど)を見させられて、せっせと価値のないものを嬉々として買ってるだけなんですよね。

宝くじを売る側が一番お金をかけるのが、宣伝広告費です。それ以外はほとんどお金がかかってないと言えるので、売り上げのほとんどが取り分であると言えます。

 

しかも最近はオンライン上のデータですから、紙よりコストは低いんですよ。ネットだと宝くじ売り場の人件費もかからないですし、さらに宝くじを売る側の利益が大きいですよね。

 

 

商品としての価値が無いという矛盾

宝くじって、要はただの紙切れなんでそれ自体に価値がないんですよね。最近はネットでも買えるので場合によっては紙切れですら無いです。

 

確かに当たれば、3億だったり、10億が当たれば買った額以上の価値があります。

しかし、当選番号が発表されて、当たらなかったらその時点で価値の無いの紙切れです。

でも、これって商品としておかしいと思いませんか?

 

僕たちがお金を出して買う商品のほとんどの物にちゃんとした価値が保証されているんですよ?

例えば、食品やお菓子だったら、味や品質、食べたときの美味しさという価値がありますし、電化製品だったら、長く使えて、自分たちの生活を便利にしてくれるという価値があります。

 

家だって買ってから価値が下がるとは言われても、快適に住む場所としての価値を提供してくれます。

 

ほとんどの物は、ちゃんと価格に見合った価値を提供してくれますし、使用価値が残っていれば売ったりすることもできます。つまり交換価値があるわけです。

物によっては、資産価値があるものさえあります。

 

普通だったら買った瞬間から価値がゼロになったり、使用価値がゼロになるなんてことは無いんです。

 

しかし、宝くじはどうですか?

例えば、あのサイズ感で、メモ用紙や付箋(ふせん)など、本来の紙として使えるならまだしも、ハズレだと分かった瞬間に価値がゼロになりますし、使用できる価値も無いんですよ?

でも、それってよくよく考えたらおかしいですよね? 

そんな紙切れを嬉々として買ってたと考えると馬鹿馬鹿しくなりませんか?

 

宝くじは当たるかも知れないという【期待値】が商品化されている

ネット上で宝くじを買った場合は印刷された紙ですら無いわけですから、買っているのはただのデータです。

そのデータも当選発表があって外れたら、残るのは無意味な数字だけ。

つまり商品に実態すら無いんですよ。いわば何も存在しない物を買わされている状態です。

 

そんな宝くじの商品価値って何で成り立っているか?強いて言えば「当たるかも知るれない」「キャリーオーバーしているから当たったら12億!!」などの【期待値】が商品なんですよね。

 

宝くじって「買わないと当たらない」「もしかしたら当たるかも」というフィクション(虚構)で成り立っており、宝くじを売る側は上手く大衆心理をくすぐるような広告やCMを打ち出してきます。

 

期待値】という何も実態の存在しない商品って、みんなが当たるかもというフィクションを信じているから成り立つのであって、それが崩れると成り立ちません。

 

なので、当たった人の話があったり、どこかで当選者が出ています的なことを言う記事があったり、[買わないと当たらない論者]がいるんですよ。

 

あとで説明しますが、仮に当たった人がいるとしても、宝くじを売る側が圧倒的に利益を上げて成り立っているんですね。

 

つまり売る方が有利であり、買った人の大部分が何も価値の存在しない紙切れだったり、実態の無いデータを買うことになるんですよね。

 

宝くじとは、「買わないと当たらない」「もしかしたら当たるかも」「当たれば救われる」という信者がいてこそ成り立ついわば現代版宗教なんですね。

 

宝くじを買うことは【宝くじ教】へのお布施

ある意味【宝くじ教】という宗教にお布施をすることで、救われるかも知れないという虚構をみんなが信じているんですね。

 

お布施を買うことで3億、10億が当たるかも知れない、つらい仕事を辞めれる、セミリタイアできる

3億あったら何をしようか?何を買おうか?という救いを得るためにみんなお布施(宝くじを買うこと)をするんですね。

昔の宗教にしても、来世で救われること、天国に行くことなどを求めてお布施をしました。

 

どちらも、みんなが【救われる】ということを信じていたから成り立っていますが、本当に救われるのか?を知る手段はありませんし、実際に救われるかも分かりません。

そういってフィクション(虚構)を熱心に信じる信者からのお布施で成り立っているという点でも【宝くじ教】と【宗教】は似ています。

 

だから、ある意味宝くじはある種の宗教だと思います。「宝くじを信じて買うものは救われる」という宝くじ教ですね。

 

信者と書いて、儲けと読むといわれてますが、本当にそうで「買わないと当たらない論者」である信者によって成り立っているわけです。

 

宝くじが当たる確率は?

では、宝くじが当たる確率ってどれくらいか知っていますか?

3億円で1000万分の1、1億で500万分の1です。

ということは、1000万人が宝くじを一枚ずつ買ったら1人は当たるんですよ。

 

それを聞いて「やっぱり宝くじは買わないと当たらない」という人がいると思うんですが、ちょっと待ってください。

実はこれにも売る側が儲けるカラクリなんですよ。

 

1000万人が買って1枚は当選者が出ると言うことは、1枚300円の宝くじが1000万枚売れた売り上げの一部を当選者に還元すればいいだけの話です。

宝くじって完全に売ってる側が有利なんです。

 

1000万枚×300円で売り上げ利益は30億円となります。1億円だと500万分の1なので15億円となります。

 

どうですか?僕たちが3億で喜んでいる一方で、売った側はしっかりと30億円儲けてるんですよ。その30億のうち3億が宝くじとして還元されているだけなんですよね。

 

それを3億円だの10億円だのと言って売ってるわけです。売る側がしっかりと利益を確保できる前提で売られているわけであって、3億や10億というのは、宣伝広告にすぎ無いんですよね。

 

もしも大富豪が30億円分の宝くじを買ったら、27億は損をする

もしも、1000万人が1枚ずつ宝くじを購入しても、1人が1000万枚購入しても結果は同じです。

そう考えると、1人の大富豪が1000万枚(30億円分)の宝くじを買ったとしても、同じように3億が当たるという結果になるはずです。

 

でも、結果的には、27億円損をして3億返ってくるだけなんですよね。宝くじって要は、額の大半を損して、一部が返ってくるだけなんですね。

でも、この仕組みがわかったら誰も買わないです。

 

他にも例えば、3000円分(10枚)の宝くじを買ったら、300円が当たったってことはありませんか?

でも、あれって宝くじが当たったわけでも、お金が返ってきたわけじゃないんですよね。

 

要は、3000円買ったら、2700円損しただけなんですよ。それを脳の錯覚であたかも300円当たったように見えるだけなんですよね。

 

これは30億円分の宝くじを買った大富豪の例え話と同じで、大富豪は30億円分の宝くじを買って、3億円が当たったかのように思いますが、実はただ単に27億円損をしているだけなんですね。

 

これは3万円分宝くじを買っても、30万円分宝くじを買っても同じことです。3万円だと3000円分、30万だと3万円分が返ってきて、あとは損をするという結果にだいたいなると思います。

 

よく宝くじに大金を注ぎ込む人がいたり、YouTubeの企画で10万円とか100万円宝くじを買ってみたってユーチューバーがやってますが、、

 

あれってヤラセとかじゃない限り結果は同じで、10万円分、100万円分の宝くじを買ったら、その一部のお金が返ってくるだけで、あとは損をしているはずなんですよね。

 

この仕組みが分かれば、宝くじを売る側が有利で、買う側は脳の錯覚で宝くじが当たったかのように思いますが、実際には買った額の一部が返ってきただけの話であとは損をしているんですね。

 

だからこそ、お金持ちは宝くじよりも投資を選ぶ

だからこそ、お金持ちってお金があったら、やっぱり投資などの資産運用にお金を使うんですよ。投資する額が大きければ大きいほど有利なので、お金がお金を呼ぶループを作りやすいんですよね。

そんな人たちが買ったら高い確率で損をする宝くじなんて買うわけがないんですよね?

 

さっきの話じゃないですが、資産30億ある人だったら、1000万分の1の確率で3億が当たる紙切れではなく、将来性のある企業をしっかり調べて投資するんですよ。

やはり、宝くじが【貧乏人の税金】と言われているだけあるなと思います。

このへんは、本当に残酷な現実だなと思いますね。トマピケティの21世紀の資本でもいわれているように資産がある人は、どんどん投資により富を増やしていくという格差が存在しているんですよね。

逆に資産がない人は、一口300円でお金持ちになることを夢見て宝くじを買うんですよ。お金が無くても、300円から買えるというところも罪深いなと思います。

仮に投資だったら、300円程度では大して資産は増えないですからね。

 

宝くじ関係のビジネスも儲かる仕組み

僕たちは、宝くじビジネスに踊らされてるだけで、ついでに訳の分からないラッキーアイテムを買ったり、金運アップの神社に行き、金運アップのお守りまで買うわけです。

 

さらに占い師なんかに占ってもらって、いつ宝くじを買えばいいか教えてもらったりもします。

みんなが宝くじを買えば、宝くじ関係のビジネスも儲かるんですね。

 

これも全ては、宝くじが当たるという幻想をみんなで信じているからこそ成り立つビジネスであって、みんなが宝くじは当たらない、買わないってなると途端にビジネスが破綻してしまいます。

 

だから、宝くじ関係ビジネスも、お守りを買えば、ラッキーアイテムを買えば、風水に従えば、有名な占い師に占ってもらえば、宝くじが当たるとかって宣伝してるわけです。

 

だから、宝くじを買ってさらに、金運アップのために風水の方角を調べて家具を置いたり、金運アップのアイテムを買う人っていますよね?

 

宝くじって【スピリチュアル系のビジネス】に結びつきやすいんですよ。スピリチュアルと相性がいいんですね。

例えば、金運とか、風水占い神社などの宗教関連ですね。

このように宝くじをきっかけに、そういうスピリチュアル系にハマったって人もいるんじゃないかと思いますね。

 

たぶん、宝くじ関係の業界は、こういった宝くじのおかげで儲かってると思います。

 

ネットやYouTubeなどで、この方角にアイテムを置くとか、この占い師がいいとか、この神社にお参りすれば良いとか、このラッキーアイテムが良いとかって宣伝している人も多いと思いますね。

 

 

スピリチュアル系に頼っても宝くじは当たらない

スピリチュアル系の趣味自体は否定しませんし、趣味を持つことで人生が豊かになることもあります。

 

しかし、みんながみんな、同じように金運アイテムを買ったり、ご利益のある神社にお参りしたり、風水で部屋の家具を配置したり、占い師の言うことを聞いたり、毎日感謝とか笑顔で運気アップとかってやっても、みんな同じ結果になるわけじゃ無いんですよね。

 

そうなると、熱心さが足りないとか、もっとお参りする回数を増やせとか、もっと金運アイテムを買えとか、金運の神さまに気に入られる行動をしろとか、って買わせた側は言い出すんですよ。

 

なので最後は、やる気とか気持ち次第、自己責任って世界になってきます。金運アイテムにしろ、風水の本にしろ、宝くじ関係のインフルエンサーにしろ、占い師にしろ、それ自体に効果があるないという話はしません。結局は、そういうアイテムを買った人の責任や気持ちの問題って話になってくるんですよね。

 

金運アイテムを買おうが、占い師に占ってもらっても、風水を気にしても、感謝や笑顔ってやって、効果が無くても全て【自己責任】で終わりなんですよね。

それよりもむしろ、下手をすると効果が無いものを信じてどんどん買わされる結果にもなります。

だからこそ、宝くじ関係のスピリチュアルも儲かるんですね。

 

ネット記事なんてなんとでもなる

ネット記事で宝くじが当たった人の話なんかも怪しくて、ネット上での写真や記事の内容なんてなんとでもなるんですよね。

 

アマゾンでダミーの札束を買って「宝くじで1億当選しました!!」って言えますし、なんなら有料でノウハウを販売したり、高額のセミナーなんかもできます。

 

フォトショップなんかで、銀行の口座番号の写真を加工して、あたかも1億円振り込まれてたってでっちあげることもできます。

 

「宝くじが当たった」って記事を書いて宝くじやグッズの売り上げが伸びるのであれば、売る側もそういう記事を書いてくるでしょうし、宝くじ関係の記事を書いたライターにもお金が入ってくるわけです。

 

そういう裏を知って、「なぜ?わざわざ宝くじが当たったなんて言って実名を出したり、顔写真を出して記事を書くか?」って考えたら分かってくるんですよね。

 

もし、本当に1億とか3億が当たったら、実名や顔出しなんてリスクしか無いですよ。大金を持っていたら、親戚や友達も態度を変えて寄ってきますし、詐欺や事件に巻き込まれるリスクもあります。

しかし、実際には、そういう記事を書いたり、ノウハウを得ることで利益を出しているわけですから、こうしたネット記事や情報が成り立っているんですね。

 

 

宝くじは【夢】を売ることが価値なのか?

ここまで読んで「じゃあ、宝くじって価値ないの?」って疑問に思う人もいると思います。

僕は、使用価値も無ければ、当たる期待値も低い、資産価値も無い紙切れを買うことについて批判的に書いてきました。

 

「宝くじは夢を買っているんだ」という人もいます。「夢くらい見させてくれ」と。

でも【】を見ることに本来お金って必要ですか?

 

あなたが将来やりたいこと、お金があったら買ってみたい物をイメージしたり、目標を持つことって有料でしょうか?

宝くじで夢を買う】ってことは、[自分の想像力をお金を出して買ってる]ってことですよ?そういう目的で買うって人もいるかもしれませんが、

 

本来だったら、お金なんて払わなくてもイマジネーションくらい働かせれるはずです。お金を払わなければ、夢や目的を自分で考えられないって人はいないでしょう。

もちろん例え話として「もしも宝くじが当たったら」という想像はアリだと思いますけどね。

 

だから「宝くじで夢を買う」って言葉がすでに変だと思うんですよね。

そもそも「宝くじが当たる」ってこと自体が、うまく作られた幻想だと思いますし、当たらないものに期待を込めて「夢を買う」って言うことで考える能力が麻痺しているだけだと思いますね。

 

[宝くじ]なんかに頼らなくても、紙一枚とペンがあれば夢や目的は具体的に想像することができます。

それにお金が手に入る確率が限りなく低い宝くじを元手に夢を叶えようって発想は捨てた方がいいですね。

 

宝くじを売る側からしたらこんな割のいいビジネスは無い

宝くじを売る側の視点から考えると、こんな割のいいビジネスは無いですよ。逆に売る側の視点で考えたら、買う側はこんな馬鹿馬鹿しいことは無いですね。

 

番号が書かれた何の価値の無い紙切れを印刷して売るだけなんで、原価もほとんどかからないですし、売り上げの取り分は限りなく大きいですよ。

 

そんなビジネスの利権を国が握っているってのが闇が深すぎますね。

宝くじが当たる確率なんて売る側次第でなんとでもなります。売り上げは公共のために使われてますって言われても、どれくらいの金額が有効に使われているのか知る術もありません。

 

公共のために使われていたとしても、税金にしろ、宝くじの売り上げにしろ、無駄に高い費用をつぎ込んで、効率の悪い場所に公共の建物を建てたり、道路を作ったり、大手建築企業や関連企業に横流しなんてニュースはよく見ますよね?

政府の税金の使い方に満足している、納得できるという人はどんどん宝くじを買って納税するといいと思いますね。

 

 

宝くじは売る側、買う側の視点で見え方が違う、売る側の意図を考える

宝くじなんて売った側が圧倒的に有利で買った時点で、既に損してるんですよね。

 

このように宝くじを売る側の視点に立って宝くじについて考えるといろいろ見えてきます。

 

逆に宝くじを買う側宝くじが当たるという視点で物事を考えてしまうと、宝くじビジネスに上手いこと乗せられてしまいます。

Twitter「宝くじ」って調べると、今でも「宝くじ当たらないかなー」とか「買わないと当たらない」ってツイートを多く見かけます。

 

僕だったら、今回の記事で書いた事柄を踏まえれば宝くじなんて買う気にはなれません。

もしも、宝くじを買う人は、こういう裏事情や物事の視点を踏まえた上だったら、購入するといいと思いますね。