とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

ディーラーをしている従兄弟の話 若い人の給料が安い理由を考える

こんにちは、とーしばブログのトシです。

 

この前、従兄弟と会う機会があったのですが、仕事について話しました。

従兄弟は、専門学校を卒業してト○タのディーラーとして働いて10年ほどになります。

 

しかし、なかなか給料は上がらないと言っていました。ト○タは大企業ですが、ディーラーとしては給与の昇給は、なかなか難しいみたいです。

10年勤めても、給料はだいたい手取りで月20万ほどみたいです。


セールスの方が1台の売り上げにつき2000円ほどのマージンが入くるの多少は給料が良いみたいです。

しかし、役員や勤続年数が長く社員になれば、なるほど給料はいいみたいです。上役になれば席があるだけで給料がもらえるとのことですが、最近は役職に就く前に解雇されたり、定年まで勤めて役員で安泰でいられる人も減ってきているようです。

しかし、一度役員になれば、定年退職どころか死ぬまで、その場所に籍を置いれば給料はもらえるとのことです。

 

つまり、若い世代の社員の働きで得た利益は働いた本人ではなく、上の世代を支えているという構造になっているのでは?と思います。

 

実際に働いている20代30代の若い人たちは給料がどんなに頑張っても上がる仕組みにはなっていません。やはり年金もそうですが、日本では下の世代が上の世代を支えると言う仕組みがあり、後から入ってきた若い世代の人が仕事を頑張れば頑張るほど、上の部署の人たちの待遇が、維持されるという構造になっているのかもしれません。

 

そして、実力と言うより、やはり年功序列で最初の方から勤めていたの人の方が、有利なんだなと思いました。


もちろん、上のポストが開くと給料は上がるし、役員や上役になれば、何もしなくてもかなり良い待遇で良い給料がもらえるかもしれません。

 

でも、そのポストに着けるまで待たないといけないし、いつ空きがでるのか分からない。時代の変化の速さで大企業がつぶれてしまうと言うこともあります。

 

よく、正社員になれば安定とは言いますが、上のポストの空きがない限り、若い世代の自分たちはやはり割を食うし、下のポジションと言うのに長く甘んじなければならないのだと思います。


そして前のブログで書いたように、80年代では日本の時価総額ランキングの順位は世界トップの企業がほとんどでした。 今話題になっている半沢直樹のドラマのあの時代ですね。

あの時代であれば若い人にはどんどんチャンスがあったのかもしれません。

 


どんどん経済が伸びていた80年代の日本で活躍すれば、それだけ給料も安定し同じ企業に長く居座れば座るほど、キャリア的に有利になっていたのかもしれませんね。

 

従兄弟との仕事の話のように、10年20年長く勤めていても上のポジションの人たちがいる限り、下のポジションの人たちは、どんなに実力があって若い人たちでも、やはり割を食ってしまうのかなと思いますね。