こんにちは、とーしばブログのとしです。
前回のブログでは貯金する方法と貯金した額について話ました。
ワーホリで将来の目標のために頑張って100万、200万と目標を達成するためにコツコツ貯金してきましたが、貯金というのは実際のところはなかなか大変です。
僕もニュージーランドワーホリで稼げましたが、それまでにかなり時間がかかりました。
世の中には数百万〜1000万円単位の貯金をした猛者もいるでしょう。言わずもがなですが貯金は決して平坦な道ではなく、かなり険しい道のりです。
⇒数百万、数千万円の貯金とは、努力に努力を重ね、数年〜数十年の継続的な努力をすることで、ごく少数の人だけがたどり着ける境地です。
実際には日本の年齢ごとの貯金の額の中央値を見ても、ほとんど貯金できている人がいません。10万の貯金すら無い人がほとんどなのが日本の現状です。
ところが、残酷な真実を言ってしまうと、、ゼロから貯金することよりも親が受け継いできた資産のある無しの方が遥かに強いんです。
そういう人は貯金をするための数年単位の時間と努力すら一瞬で飛び越えてしまいます。
21世紀の資本が示す残酷な事実
21世紀の資本を書いた、トマピケティさんも自身の著書で、代々受け継いだ資産があることが圧倒的に強いと言っていました。
僕は本ではなく、トマピケティ白熱教室で内容を知ったのですが、その中でフランスの小説家バルザック【ゴリオ爺さん】を引き合いに出しつつ、資産を引き継いだ方が、まともに仕事で稼ぐよりも圧倒的な強さを持ち有利であると言っていました。そして近年その傾向がますます顕著になってきています。
もともと資産を持っていた人が圧倒的な強者であると感じた理由
実際に僕もそれを痛感しています。それは僕の叔母と叔父の話です。僕の叔母は家から代々受け継いできた資産があります。
資産は主に土地と祖父が貯めてきたお金と退職金です。土地は市の郊外に複数の土地を所有していて、いくつかの土地は貸し出していています。
退職金と貯金は、祖父が国鉄に何十年も勤めていて得たものです。
僕の親も家を建てる土地をもらうなど恩恵を受けてはいますが、やはり僕の家庭は分家であるため本家とは待遇が圧倒的に違います。そしてなにより従兄弟は一人っ子なので、そのままいけば、その資産がゆくゆくは全て従兄弟の資産になります。
他の話では、僕の祖父の兄弟も土地を持っているんですが、国の道路が通ると言うことで、国が1億円単位で土地を買い上げて兄弟同士でその資金を分けたらしいです。
(しかし話のオチで、どうやら兄弟同士の何人かで資産の配分でトラブルになったらしいです。
歴史の中でも皇帝や王族や貴族が跡目争いで兄弟同士の血みどろの争いをしているので、資産相続は争いをするのが世の常なのかも知れません)
それにしても、なぜか僕の祖父母の兄弟には何故か土地を所有していたり、優秀な出の華麗なる一族が多いです。(残念ながら、僕にはその影響はほぼありません。そして同じ一族でも家が違うだけで、これだけ格差があるのか、、、と思いました。)
お金持ちの資産は、一般人の努力(貯金)を一瞬で凌駕する
僕がコツコツお金を貯めて、お金が増えたり減ったりしている間に、土地などの資産があると、一瞬にして数千万単位のお金が入ってきます。
正直、僕みたいな一個人が頑張って働いて貯金しても土地などの資産があれば、一千万単位のお金が一瞬で手に入ります。
お金持ちであれば、もともとのお金を教育費や目的のために使うことができます。もちろん僕が頑張って何年もかけて貯金したり、それを減らしたりしてる間にです。
従兄弟は借金も無しで大学へ、自分は高卒
僕の従兄弟は、資産である土地を売ったお金があるので、大学のになんと一括払いで借金無しで大学を卒業していました。一方で僕は当時も今も、そこまでのお金も無く、はっきりと将来も定まって無かったので高卒ままでした。
もし大学に行ったとしたら、確実に奨学金という名の借金を背負っていかないといけなかったと思います。
大学に行って借金があるか無いか今後の人生を左右するものですが、お金があれば大学卒業後の人生も全く違います。
人生において借金のある無しほど人生を左右することはありません。
そして、従兄弟は車も就職するときに新車を一括購入してもらうらしいです。そして、土地の一部も貰えるみたいです。
資産があると働かなくても、海外旅行に行けるリアル
僕の母から聞いた話ですが、叔母の若い頃は、祖父母のお金でカナダやハワイ、フランスなど海外旅行に行ったりして、結婚式も日本とハワイの両方で挙式したらしいです。それを聞くと改めて資産を受け継ぐことのすごさを感じました。
僕もワーホリを活用して、自分のお金で海外に行ってきただけに、海外に行くことがどれだけお金がかかるかを知っています。
今でこそ海外旅行の費用は多少安くなりました。それでも海外旅行は、けっこうな額が必要です。一昔前ならなおさら、海外旅行は気軽に行けるわけではありません。
それを両親のお金で海外旅行に何回か行くことが出来た叔母はすごいなと思ったりしました。
祖母が兄弟に200、300万のお金の援助をした話
これは数十年前の話ですが、祖母が起業した兄弟が資金に困っているということで、200万と300万のお金を援助したという話をしていました。そのほかにも叔母の結婚式では200万を持参金として渡したらしいです。
今ではその資産はほぼ全て叔父、叔母のお金ですが、その頃は祖父母がかなりの資産を持っていたので、兄弟に援助したことがあったり、叔母のために使っていたという話を聞いたことがあります。
もちろんこれは本当に最近知った話で、僕もまだ小さかった頃の話です。そして何より、こういった話を聞くと改めてピケティさんの資産の話がよりリアルです。
資産がある家庭はそもそも働く必要すら無い
叔母は大学を卒業して、家庭教師の仕事を何回かしている以外は、ほとんど働いたことが無いらしく、資産がある家は、わざわざ働く必要すら無いんだなと思いました。
*ちなみに資産を継いだのはあくまで叔母なので、僕の母は結婚するまで働いていたみたいです。そして今でもパートとして働いています。
そして資産があれば、仮に働くとしても、一般人より圧倒的に有利なスタートを切ることができます。
世の中のリアルとして、有名大学であれば、あるほどお金持ちの家庭出身者が多いということです。
よくアメリカやイギリスで高校、中学から留学に行ったり、まとまった期間語学留学に行けるのも圧倒的にお金持ちの方が有利です。
一般人にもできないことは無いですが、やはり現実的にはなかなのハードモードだと思います。
アメリカ有名大学の学費、一般人が入れない理由
アメリカの有名大学の4年間の大学費用と生活費の合計金額を調べたことがありますが、余裕でランボルギーニやフェラーリが買える値段だったりします。
アメリカだと大学に行くために命の危険すらあるのが現実みたいです。
ニューヨーク出身のアメリカ人と話をしていた時に、アメリカではお金がない家庭は海兵隊に入り危険な戦場で何年か兵役をして奨学金をもらって、なんとか大学に行けれるらしいです。国によっては、それだけお金がある無し、資産のある無しの格差は大きいです。
アメリカではさらに、ここに人種差別まで加わるので、日本よりもさらにハードモードな戦いとなります。
最後に
僕の場合は、ワーホリで額を減らしたり増やしたりしながらもやっと200万円を貯金して結局は半分くらいに減ってしまいました。
そして、ワーホリから帰国後に叔母や祖母や祖父母の兄弟の200万円 300万円 1000万 1億という単位の資産の額のエピソードを聞いたとき
ピケティさんが言うように、資産があることが圧倒的に強者であるということを改めて思いました。
僕の家庭はそんな資産を持っているわけではないので、僕自身の日々の努力と勉強の積み重ねでなんとかしていくしかありません。