こんにちは、とーしばブログのトシです。
僕はシドニーにあるPrimoというハムやソーセージを作る工場で1年間働いていました。時給は25ドルの午後シフトで月4000ドル(タックス込み)稼いでいました。ファクトリーの場所はChullolaというシドニー郊外にあります。
今回は、僕が働いていたPrimoというファクトリーについて詳しく解説していきたいと思います。
このPrimoでの仕事はLSAというオーストラリアのエージェントに紹介してもらいました。
シドニー郊外にある時給25ドルのファクトリージョブをゲットしました/ ファクトリージョブをゲットした流れについて【オーストラリアワーホリ 】 - とーしばブログ
Primo Small Goodsとは?
Primo Small Goods とはオーストラリアの大手食品工場です。主にハムやソーセージ、サラミなどの食肉加工製品を作っている工場です。 WoolworthやColesのハムやソーセージのコーナーには必ずあります。ちなみにニュージーランドのCountdown でも売ってます。オーストラリアではかなり名の知れた大企業です。僕は1年間Primoのシドニー工場で働いていました。
仕事のスケジュールと時給
僕は午後のシフトで
- 15時~23時まで働いてました。
休憩は17時に1回、19時に昼休憩が45分、20時半に1回 22時に1回休憩があります。2時間ごとに15分休憩があったので、トイレ休憩も全く問題なかったです。
時給は、、
- 最初の3か月は、時給24ドル
- 3か月後からは時給25ドル (日本円1ドル80〜90円の計算で時給2000円〜2250円ほど)
- 1週間ごとの給料の支払いが900〜1000ドル
- 1ヶ月で4000ドル稼げてました。
⇒残業はほぼ無しで、忙しい時には30分〜1時間ほど残業があり、金曜日は6時間労働でした。
土曜日も働きたいとスーパーバイザーに言うと働かせてくれました。
(オーストラリアの就労時間は法律で38時間以内なので、その関係だと思います。)
僕が働いていた2016年に時給25ドルだったので、2020年現在だと時給28ドル、29ドルくらいになってるかも知れません
Primoで働いていたメンバー
日本人は僕ともう1人日本人が僕の他に1人いたのですが、オーストラリア生まれの人でした。
ワーホリではコリアンの女の子のジェイと台湾人の女の子のイザベラがいるだけで、ほとんどはオーストラリアに永住権を持っていました。
僕がチームで一緒に働いていたのは、ベトナム人のおばちゃん達で仲良くなり楽しく働いていました。
他にもニュージーランドのマオリの女の子達やニュージーランドやサモア、フィジー、バヌアツ、トンガ、タヒチなどポリネシア系のおじさんやおばさんと働いてました。(ポリネシア系の人はおじさんもおばさんも体が縦にも横に大きかったです。)
他にも、インド人が数人、パキスタン人、アフガニスタン人なども同僚でいました。
アフリカ系の人やフィリピン人も多かったですね。 スーパーバイザーはボスニア人の女の人とかバルカン半島出身のアラブ系の男の人やニュージーランドのマオリ系のおじさんでした。
とにかく多国籍な職場でしたね!!
ファクトリーでの仕事
僕が主に担当していた仕事は、
ダイス状になったハムをパックにひたすら詰める作業でした。
他にも、、
- ハムをダイス状にする機械に入れる作業
- ダイスにするハムの切れっぱしを集めてくる作業
- ハムをスライスする機械に通す作業
- スライスする前のハムをトレーラーにいれてスライサーまでもってくる作業
- スライサーにハムを通す前にハムを包みから取り外す作業
- パックしたハムを段ボールにいれる作業
- ハムを入れた段ボールを物流でパレットに積み込む作業
などいろいろな工程をしました。いろいろな工程にいたので、本当にいろんな人と仲良くなりました。
職場の人間関係は超楽だった
若い人よりもおじさん、おばさんが多かったですが、どの人も楽しくて働くのが楽しかったです。
たまにふざけたり、冗談を言いながら働いていました。 仲が良かった黒人のお兄さん(めっちゃ良い人でした。)とは、拳を突き合わせる黒人流の挨拶をしたりしてましたね。
またアレックスという黒人のおじさんはめっちゃ面白い人でよく冗談を言ってました。ポリネシア系のおばちゃん達やベトナム人のおばちゃん達からはかなり気に入ってもらえて、楽しく仕事をしてました。全体的に面白い人や陽気な人が多かったです。
仕事に関しては、工場特有の時間が過ぎるのがゆっくりで、しかも作業が単調だったりして億劫な時もありましたが、、
⇒人間関係は、かなり良くて全く苦痛では無かったですね。
*イヤな人や苦手な人は全くいなかったです。たまにイヤな思いをすることもありましたが日本での人間関係に比べるとほぼストレスは無かったです。
スーパーバイザーも威圧的では無く、対等な関係で不満があれば気軽に相談できました。
ちょっとした怪我でもちゃんと対処してくれた
ハムをトレーラーで運ぶ時に手を詰めてちょっとした怪我をしたんですが、スーパーバイザーがオフィスに連れて行ってくれて手当てをしてくれました。
スーパーバイザーが、そしてどんな怪我なのか?痛みは無いか?を報告書に書いてくれて、2時間ほど休憩室で待機しました。
そのボスニア人の女の人のスーパーバイザーが見た目はちょっと怖いのですが、めっちゃいい人でちょっとした雑談をしたりしました。
★さすが大企業だけあって、ちょっとした怪我の対処も報告書を書くこともきっちりしていました。
金曜日は6時間労働
なんと、金曜日は6時間労働でした。なので15時〜21時までの仕事でした。そして、就業30分前になった頃から音楽がかかるんですね。日本の会社だったらあり得ないんですが金曜日は6時間で終わる前に放送で音楽がかかるというなんとも楽しい職場でした。
作業道具は全て支給される
男子更衣室はこの一枚しか無いですが、こんな感じでした。
作業に必要な道具一式は会社で支給されました。
- 作業用の長靴、
- 上下一式の作業服、
- 作業用の薄い手袋(この手袋は衛生管理のため毎回新しいものを使います。)
- 食品工場用のヘアキャップ(毎日新しいものを使ってました)
- 作業用のヘッドホンみたいな耳当て
などです。
通勤方法
僕はシドニーの中心部に住んでいたので、シドニー中央駅から30分の場所のLidcomeという駅まで行って、そこに停めてある自転車(250ドル)で40分かけてファクトリーまで行っていました。
ファクトリーのあるChullolaという場所はバスや電車が通っていないため自転車で通勤しました。 自転車が壊れた時は、駅からファクトリーまで1時間ほど歩いてました。
シドニーでは自転車の部品の盗難が多いので注意
僕は、自転車は普通の駅に停めていたのですが、盗難とかもあります。
僕は幸い無かったですが、駅に停めるのはあまりオススメできる方法ではありません。
シドニーでは自転車部品の盗難事件はかなり多いです。自転車の部品を取られて残骸になった自転車をあちこちで見かけました。
有給休暇
僕はフルタイム、パート、カジュアルのうちのカジュアルで働いていたので、有給はありませんでしたが、本来オーストラリアの法律では年4週間の有給休暇を取得できます。
週5日の仕事を1年間続けると、20日間分の有給休暇が取得できます。使わなかった場合は退職時にはその時の給料に応じて清算され支払われることになります。
スーパーバイザーやフルタイムで働く同僚は普通に有給を使ってました。有給を使ったからと言って嫌味を言われたり村八分になることなく、みんな普通に取得できます。
*有給を取ったから仕事が回らないとかも全然無くて、いつも通り仕事をしていました。
休暇から帰ってきた人とは、「久しぶりー!!」とか「休暇はどうしてたの?」とかそんな感じの会話をしていました。
スーパーアニュエーションの積み立て
オーストラリアでは雇用主が従業員の年金ファンドの口座に定められた金額を支払います。
ワーキングホリデービザで働いていても、給料とは別にスーパーアニュエーションを積み立てをします。僕もエージェント経由で、スーパーアニュエーションのファンド名とメンバー番号を取得しました。
給料から週給だったので毎週給料から90ドル差し引かれ、月々360ドルを積み立てました。
運が良かったので、スーパーアニュエーションを3年間積み立て運用して、4534ドルにまで増やせました。
オーストラリアワーホリのスーパーアニュエーションの返金額がすごいことに/ スーパーアニュエーションの申請方法を解説【オーストラリアワーホリ】 - とーしばブログ
一般的には65歳以上で年金の引き出しをするのですが、ワーホリ ビザで働いていた場合は、積み立てたお金を引き出すことができます。ワーホリがスーパーアニュエーションを引き出す時に65%の税金が課されます。
タックスを引いて、受け取った金額は1600ドルでした。
*スーパーアニュエーションのファンド名とメンバー番号は登録していたエージェントから教えてもらいました。
貯金できた金額は?
1年Primoで働いて貯金した金額は100万円でした。
シドニーは都会だったので、けっこう生活費が知らないうちにかかってたり、ネットを使いすぎて、契約していたOptus でけっこうお金をチャージされたり、友達と遊んだり、エアーズロックやケアンズ、メルボルンなども旅行したりしたので、貯金できたのがこの金額でした。
稼いだ金額は4万ドル(タックス込み)くらいです。半年で2万ドルですね。ワーホリのなかでも稼いだ方だと思います。