こんにちは、とーしばブログのとしです
今回は、ニュージーランドワーホリで僕が働いていたクイーンズタウンにある5つ星ホテルの仕事について話したいと思います。
LSR (Lakeside Residents ) 僕が2年間働いてたホテルについて
僕が2年間の大半を働いた場所がこのLSR( Lakeside Resident ) です。
僕の働いていたクイーンズタウンのホテルには 主に三つのホテルが一つのホテルとしてまとまってます。全て同じ経歴のホテルで構成されていて、クイーンズタウンの中ではかなり大きなホテルですね。
3つホテルがあるのでハウスキーピングスタッフの人数がめちゃくちゃ多いです。担当が分かれていてどこに配属されるかは分かりません。ベテランになってくると日ごとにランダムで人手が足りないところに配属されたりします。
ハウスキーピングのメンバーの大半がワーホリか学生ビザで来ていました。ワーホリビザが大半なのでメンバーの入れ替わりも激しかったです。
だいたい数ヶ月、半年〜1年くらいで辞めていく感じでした。(アジア系、ラテン系の人はわりと長く勤める人が多かったです。部署を変えて今でもいる人もいますね。)
仕事を辞める理由は、仕事がキツくてブラックだからではなく、ワーホリビザの期限が切れたり、旅の資金を貯めることが出来たから辞めるという人が多かったです。
他にも、ハウスキーピングで1年くらい働いてワークビザに切り替えて他の部署に移る人も多かったですね。わりとハウスキーピングで入って後から部署移動できたりするので、1年したらメンバーがかなり入れ替わります。
僕自身、最初の1か月くらいは仕事に慣れなくて合わないなと感じて「辞めようかな?」と本気で考えたりしてました。しかし慣れると働きやすくて、チームメンバーでも仕事を優しく教えてくれる人もいて、ハウスキーピングのメンバーとも仲良くなれたので仕事はかなり充実していました。
最初らへんの苦労話については別のブログで紹介しています。たぶん運が悪くシェアハウスのオーナーが変わらなかったり、トレーニングしてくれる人があのままだったら僕自身どうなっていたか分かりません。たぶん1、2ヶ月で辞めていたかもしれませんね。
ホテルまでの通勤方法
ホテルまでの通勤方法は僕の場合は自転車で通勤していました。片道20分ほどです。
何回か自転車が壊れたりしたのでその都度、ホテルに併設された自転車ショップで直してもらってました。社割があって少し安く直してもらえました。
他にも車で通勤していた人も多かったですね。
ホテル内の駐車場はゲスト専用でスタッフは停められないので、ホテルから徒歩10分くらいの離れた場所にみんな停めていました。
毎年来る九州のホテルの専門学校の学生メンバーはタウン内に寮があるので、タウンからホテルまでのバスに乗って来ていました。行きも帰りもバス停まで少し歩かないといけないんですが、10~15分くらいでした。料金は5〜10ドルくらいだったと思います。
タウンからホテルまでは水上バスも行き来していたので、たまに水上バスでも通勤できます。片道20分ほどで料金は10ドルですが、スタッフだと社員割があって半額の5ドルでしたね。
更衣室とミーティングルーム、トロリー置き場
【チェンジングルーム】
これがチェンジングルーム(更衣室)です。この部屋でユニフォームに着替えます。ロッカーは1人もしくは2人で一つを使います。ユニフォームはランドリーに出せば、翌日か翌々日には洗濯してくれます。ユニフォームは上・下2組ずつもらいました。
ユニフォームは仕事が始まる前に余裕を持って取らないと見つからなかったり、誰かに取られていたりなんてことが時々あるんで余裕を持って出勤していました。
チェンジングルームには、シャワーも付いているのでシェアハウスに帰ってからでなくともシャワーを浴びて帰ったりできます。スーパーバイザーや同僚でシャワーを浴びてから帰る人も多かったですね。
シャンプーや石鹸はハウスキーピングで使用済みの回収したやつを使います。
ロッカーは1人で使ったり、上下を2人で使ったりしています。僕は運良く仲のいい仕事ができるタイプのインド人メンバーとロッカーをシェアしていました。
【ミーティングルーム・ブリーフィングルーム】
ミーティングは毎朝このルームでします。ハウスキーピングのチーム全員がこのルームに集まり、ミーティングが終わったら、ストレッチをして、スーパーバイザーからボード(掃除するルームの予定表)とルームキーをもらって、それぞれの担当するホテルに行きます。ミーティングは20〜30分ほどです。
ストレッチには代表で1人前に出てストレッチをします。好きな音楽をかけてストレッチできるのがいいですね。たいていは流行りの洋楽をかけます。
前に出てストレッチするのは毎日違う人でスーパーバイザーかろ指名したり、自分から出てきてストレッチします。決まった順なので1ヶ月くらいしたらすぐ覚えられます。
【ケミカル置き場】
このホテルの駐車場の横にケミカル置き場があります。この場所はミーティングルームの下にあります。なのでミーティングが終わったら階段を降りてこの場所でケミカル(掃除用の洗剤)とラグ(掃除用の雑巾)を取って各自のホテルに向かいます。
この場所でラグ専用の洗濯機があったり、ケミカルを補充したりもできます。
【ケミカルの種類】
このホテルでは、ケミカルは4種類あり、グラスクリーナー(青色)、エアーフレッシャー(緑色)、ピンクケミカル(ピンク)、スクラッブ用のケミカル(白色)があります。
- グラスクリーナー
グラスクリーナーは主に鏡や窓ガラスを拭くためにあります。
- エアーフレッシャー
エアーフレッシャーはルームに匂いが付いている時に臭い消しをしたり、ダスティングに使います。
- マーブルケミカル
ピンクケミカルはトイレを掃除したり、バスルームの掃除に使います。
- ナチュラルクリーナー
ナチュラルクリーナーは床の掃除をするときに最後に使うケミカルです。
- スクラッブ用ケミカル
スクラッブ用のケミカルはバスルームの汚れが落ちにくい時にスポンジで擦る時に使います。いわゆる研磨剤のような物です。スクラッブケミカルはシャワールームの汚れによく使います。石鹸やシャンプーで付いた垢を落とすために使われます。
スーパーバイザーでわりと細かくチェックする人はチェックするのでシャワールームの汚れと垢はこのケミカルをスポンジにつけて擦ると落ちます。
【トロリー置き場・ストアルーム】
いくつかトロリー置き場があるので担当する階のトロリーかボードに書かれた番号のトロリーを使います。トロリー置き場はストアルームと一緒になっているところもあります。
(ストアルームとは、日本ではリネン室と呼ばれる場所です。)
ストアルームでタオル、リネン、バスローブのなどを補充をします。他にもソープやシャンプー、ティー、コーヒーなどもここに置いてあります。使い終わったラグ(雑巾)もここにあるバケツに入れます。使い終わったタオルやリネンもリネンバックに入れてストアルームにある台車に置きます。
トロリー置き場は各階にあります。このようにゲストから見えない場所にトロリーが置いてあります。
写真の左側にあるドアがストアルーム兼トロリー置き場です。
ホテルの仕事内容
- 時給16ドル(2017年) 時給17ドル(2018年)毎年上がる
- 日替わりランチ付き
- アライバル・ルームのフードは持ち帰り可能
- チーム 2人1組
1日に掃除をするルーム数
10 〜13ルーム(サービス・アライバルが半分ずつ)
【仕事のスケジュール】
8:30 ミーティング
9:00 仕事開始
12:00(11:30) 昼休憩
17:00 仕事終わり
ハウスキーピングのトローリーのアメニティとタオルの補充
⇒残業があれば10ほど休憩してから他のチームのヘルプ、ターンダウンサービスをします。
スーパーバイザーからのやり直しもある
わりと汚れが落ちてなかったり掃除のし忘れはチェックされます。スーパーバイザーも細かくチェックする人もいれば、気がついて代わりにやってくれる人もいたりさまざまですね。
忙しい時は手伝ってくれたりする人も多いですが、そうじゃない融通が利かない人もたまにいました。
わりとソファーのしたのゴミや食べかす、ソファーの下に挟まっているゴミなんかもチェックされます。あとは食器の水垢とか掃除し忘れとかも要注意ですね。
スクラッブケミカルの時に説明したようにシャワールームの水垢や垢なんかもよくやり直しがあったりしました。
ベッドのシーツの掛け方のバランスでやり直ししたりすることもありましたね。わりとシーツって見る人は見ますね。左右のバランスが少し違っててやり直しということもありましたね。
スーパーバイザーでSMSでテキストしてくる人もいれば、電話でルームのやり直しを言われることもあります。
しかし、ルームのやり直しで怒られることは一度もなかったです。「何回言われれば分かるんだ!!」的なことや嫌味は言われないので、その点は仕事がかなりやり易かったですね。
直す点を言われて、掃除し終わったらSMSでテキストして「Room ○○Done 」的なメッセージを送ったら終了です。
終わったらスーパーバイザーがチェックしてくれました。本当にハウスキーピングはチームワークが大切な仕事なのでみんな連携して時間内にルームを終わらせるよう仕事をしていましたね。
時間に追われている感じがあるので時間が経つのがいつも早かったです。
ハウスキーピングの仕事
ハウスキーピングの仕事は主にルームの掃除をすることです。
- 【アライバル・ルーム】
アライバルルームはゲストがチェックアウトしたルームの掃除です。
- 【サービス・ルーム】
サービスルームは主にゲストがいるルームの掃除です。
- ベッドメイク
- バスルーム・シャワールームの掃除
- キッチンの掃除
- ティー、コーヒーの補充
- キッチンのアメニティの補充、確認
- ベッドにあるライトやアメニティの補充、確認
- ルームの点検、壊れていればスーパーバイザーに報告
- 冷蔵庫の掃除
- 掃除機がけ
- モップがけ
- テレビ雑誌の確認、ソファを整える
- 消臭スプレーやオゾン発生機で部屋の匂いを消す
- 電話ダイヤルで掃除が終わったことをフロントに伝える
【ターンダウン・サービス】
ターンダウンサービスはハウスキーピングの仕事が終わった午後からの仕事になります。
- カーテンを閉める
- 使っていればベッドを整える
- バス・ルームが汚れたら簡単に
- チョコレートとミネラルウォーターを置く
ゲストがルームにいればチョコレートとボトルをを渡して終わりです。
[◎良かった点]
チームで働く楽しさ
- 昼のランチが無料
- チェックアウトルームの残ったフードを持ち帰れる
- 日によって休憩しながら仕事できる
- 人によるけどスーパーバイザーが優しい
- 仲が良いメンバーが多い
- BBQやボーリングやパーティーなどのイベントがある
- のんびり音楽をかけながら作業できる
- 自分たちのペースで働ける
- 有給が1か月取れる
[✖︎大変だった点]
- インド人と中国人のルームがだいたい汚くて掃除するのが大変
- 体力を使う仕事なので、腰や足の関節、手の指が痛くなる
- 時々、あまり働かない(サボる)チームメンバーがいる
- 忙しい時期は仕事に追われる時がある
- 疲れて帰って寝るだけという日がわりとある
- 担当するホテルによっては全くフードが無い場所もある
給料の手取り(2週間分)
だいたい2週間で
800ドル〜1000ドル
週6出勤や残業など忙しい時で
1100〜1400ドル
月ごとに貯金できた額
月800〜1000ドルほど (1年目)
1年目は時給16ドルでした。いろいろ旅行に行ったり、仲がいい友達が仕事場にもシェアハウスにも多かったので、パーティなども多く交際費を多く使ってました。SparkというSimのネット代も月100ドルくらいでかなりかかってました。なので月々の貯金額は少なかったです。
月1300〜1500 、2000ドル (2年目)
2年目は時給17ドルになり貯める環境をだいぶ整えることができました。Sparkがダメだと分かりVodaphone に変更して、WiFi は会社のものを使い月々20ドルくらいに抑えました。ニュージーランドではネットのギガが管理しやすいVodafone が一番オススメです。
忙しい時も多かったのとベテランワーカーになっていたのでいろいろ仕事をもらうことができました。