とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

日本人の給与水準と年功序列、転職について考える

こんにちは、とーしばブログのとしです。

今回は日本人の給与平均と給与が安い理由について考えてみます。今回の話は、あくまで僕の考察なので話半分で聞いてみてください。

 

日本の給与水準は?

 

基本的には、日本の給料は勤続年数が長ければ長いほど、上がっていく仕組みになっています。

他にも高卒か?大卒か?院卒か?によっても給料の違いがあったり、残業や夜勤などで変わるものの、

だいたい総支給、手取りが月々、15万〜20、25万くらいでは無いでしょうか? ほとんどの場合、成果を出しても給与が大きく上がることはありません。アルバイトになると更に給料は低くなります。

 

そして資格を取っても、微々たる手当が出る程度のところも多いです。他にも大企業か?中小企業家か?によっても給与水準は違います。

 

⇒ト○タが年功序列を廃止するということを発表して話題になりましたが、それでもしばらくは年齢や勤続年数で給料が上がっていく仕組みは変わらないでしょう。

年功序列を廃止するということは、言い換えれば今後、仕事を続けても給料が上がっていく可能性が低くなるということでもあります。

 

なぜ上役やベテラン社員の給与は高いのか?

 

では上役やベテラン社員の給与はなぜ高いのか? それは会社で働く社員の労働で生み出した利益が、ベテラン社員や上役の給与を支えているからです。 

 

みなさんは、自分より働いていない幹部や上役、ベテラン社員の方が2倍、3倍働いている自分たちより給料が高いことに疑問を持ったことはないでしょうか?

↓前に こんなブログを書きました。従兄弟がト○タのディーラーに勤めているとのですが、その時に聞いた話を元にしています。

toshihsto145.hatenablog.com

 

この記事での内容をまとめると、、

  • 役員や勤続年数が長くなればなるほど、給料はいい
  • 上役になれば働いてなくても会社に席があるだけで給料がもらえる。
  • 一度役員になれば、定年退職どころか死ぬまで給料がもらえる。
  • 若い世代の人が働けば働くほど、上の人たちの待遇が維持されるという構造。
  • 上の世代の役員や取締役を支えるため、20代30代40代の人達は給料が上がらない。そもそも頑張っても上がる仕組みにはなっていない。
  • 実力より、あくまで年功序列で長く勤めていたの人が有利。
  • 年金も税金も給料も下の世代が上の世代を支えると言う仕組み。

 

このように若い世代の社員が働いて、労働で得た利益が長年勤めてる社員の給料を支える仕組みになっています。

 

なのでどんなに頑張っても、仕事の資格を取っても基本には勤続年数が長く、重役ポストにつけなけば、給与水準は15万〜20、25万、良くても30万程度が限界ということになります。

あくまで、自分たちが必死に働いて出した労働の利益は会社のものであり、それをどう分配するかは企業の判断です。

しかも、大企業になれば将来、昇給して高い給料をもらえる可能性は高いですが、中小企業だと昇給すら怪しい場所もあります。

中小企業の多くは、結果的に大企業の下請けとして、大企業を支える構造になっているからです。(もちろん全ての企業ではなく例外はあります。)

 

税金はつまり現代版の年貢、年金は現在の高齢者を支える仕組み

 

そして会社の給料の中から毎月、税金と年金が引かれます。

税金は建前上は、国民の生活のために使われるものですが、実際には江戸時代のような年貢に近いと思います。

税金(年貢)を払うことで、お上(政治家)を支えるシステムが税金です。

 

よくテレビを観ていると、国は巨額の赤字国債を発行していて莫大な借金があるから、国民の税金を上げているという話が出ています。しかし、結局税金(年貢)を上げるのはお上(政治家)のためだと思います。

年金も同様に高齢者を支えるシステムといっていいでしょう。(しかし、もらえる額が減ったり一番しわ寄せが来るのが年金です。今後は、さらに貰える額が少なっています。)

しかし、年金はどんどん削られているというのが現実です。

若い世代の給料が安い理由として、政府の役人や高齢者を支えるシステムがあるからとも言えます

 

年収1000万の男は存在するのか?

 

1つの会社に長年勤めて出世しないと給料が上がらない日本のシステムを考えると、、勤続年数の少ない20代、30代のうちから1千万以上の高収入を得る人がいるのか?疑問です。

外資系や一部の例外を除けば、年収1千万には届かないことがほとんどだと思います。

toshihsto145.hatenablog.com

 

もちろん、起業して成功した人や親がもともと裕福だったり、資産を築いたような人は別です。

もはや、結婚相手は年収1千万の男性が理想という女性は、ネット上のネタなのか?テレビドラマや漫画の世界を信じすぎているのか? 本当に世の中の現実を理解していない人なのかもしれません。

 

逆にパパ活などで、若い女性が港区女子を自称して、都内に住む高収入の40代、50代、60代くらいの男性をターゲットにするのは、日本の給与システムを考えると納得です。

 

転職をするか?長く勤めるか?

 

よく仕事を転職するか?、ずっと同じ会社にいるか?について考える人が多いですが、

大企業であればあるほど、長く1つの会社で働いていた方が給料は高くなる可能性が高いです。

 

先ほども述べたように、入社して当初は給料が少なくても、何十年も長く働いていると、そのうち自分より年数が浅い社員が働いてくれて利益を出してくれるからです。

 

よくあまり働いていないベテラン社員や上司の方が給料が高かったりしますが、理由としては若い世代が働いて、上の人を支えるという仕組みになっているからです。

 

支えられる側のでベテラン社員になってしまえば、自分たちを支える人が増えてくるので給料は高くなっていきます。代わりに勤続30年、40年、など長く1つの会社に勤めていなければなりません。

転職する自由をとるか?日々のストレスや環境が変わらないことに耐えて将来の給料を取るか?です。

 

⇒しかし年功序列を廃止するというト○タの発言で、今後はベテラン社員でもどんどんリストラされたり、勤続年数が長くても給料が上がらなかったりする可能性は大きいです。

なので、今までだったら定年まで勤めれば年収が高くなる可能性はありましたが、今後は転職しても長く勤めても、年収が上がる保証はどちらも無いように思います。かなり運や会社に左右されるでしょう。

やはり、こう考えると頑張って働いている今の若い世代が一番割を食う可能性が高いです。

 

転職を繰り返すと給料はずっと変わらない

転職を繰り返せば繰り返すほど、給料の幅は、15万、20万、25万と大きく変わることはないでしょう。

転職は良い面もありますが、給料が上がらないと言う負の側面もあります。もちろん転職してキャリアアップする求人もあると思いますが、すぐにガラッと変わることはないと思います。日本企業で働く場合は、それらを踏まえた上で転職を考えた方が良いでしょう。

もしかしたら今後は転職をすることで給料がアップする傾向になるかもしれませんが、それも分かりませんね。

 

それに、長く勤めるにしても、働く割に給料が貰えなかったり、上司や先輩など、人間関係のストレスで多くの人は、途中で仕事を辞めて続かなかったりすることも多いです。

 

そう考えると年収1千万というのは、最終的に運良く役職が付けば、それくらいもらえるということなのでしょう。

 

インスタグラムのとある投稿で、年収ランキングという記事がありました。

年収1千万以上の企業があったりしましたが、長く会社に勤めて、最終的には年収が1千万以上になると言う意味だと思います。

しかし、今後働く人の多くは、どっちみち転職しても長く勤めても給料水準が15万〜20、25万前後くらいで収まる人が大半だと考えています。

 

世の中はピラミッド状になっている

 

世の中は、分からないように階級化してピラミッド状になっていると考えています。大昔から変わらない下の人上の人を支えるという仕組みです。

日本でも、下の人たちの労働の成果や利益が、国の政治家や企業の上役を支えている構造になっているのではないか?と、ト○タのディーラーに勤めている従兄弟の話から思いました。