こんにちは、とーしばブログのとしです。
バンフのインターナショナル・ホステルでニューヨークからホリデーで旅をしてるカップルと話しをしました。
彼らは休暇で2週間ほどカナダを旅しているらしく、バンフに滞在した後にニューヨークに帰ると言っていました。
僕は過去にスピードラーニングで、ニューヨークのことや アメリカについてのトピックは、ほぼ毎日聞き流しをしてたので、その2人とニューヨークについての話で盛り上がりました。
【ニューヨークの意外な始まり】
ニューヨークの始まりは、1594年に発見されオランダ人がアメリカ先住民から銀0.7キロで購入した土地が始まりと言われています。しかし実態としては、先祖代々の土地を半ば強制的に渡さなければならなかったのでは無いかなと思います。
ニューヨークは入り組んだ港と複数の川が流れ込む地形になっているので貿易、交易一大拠点として栄えました。
【ニュー・ヨークはもともとニュー・アムステルダムという名前だった】
ニューヨークは当初、オランダのアムステルダムにちなんでニュー・アムステルダムと呼ばれていました。そして後にイギリスがニュー・ヨークと改名しました。
その2人はカウンセリングとファイナンスの仕事をしており、ニューヨークについていろいろ話しをしてくれたんですね。 日本では普段なかなか聞けない話だったのでとても興味深かったです。
【ブロンクスについて】
どうやらニューヨーク郊外のブロンクスに住んでいるらしく、北ブロンクスは治安が良く、やはり有名人も多く住んでいるエリアみたいです。
その2人によると、有名人を見かけると言っても、たいてい目立たない格好をしてるから分かりにくいって言ってましたね。一方で南ブロンクスは治安が悪く危ないエリアがあるとも言ってました。
【グレートギャツビー、ビッグアップル】
ほかには、フィッツジェラルドのグレートギャツビーの話をしたり、ロングアイランドやニューヨーク市の愛称 “ビッグアップル”や ニューヨーク自体は都市部と郊外を含めればめちゃくちゃ大きいということなどを話したりしました。
よく知られているニューヨークのイメージはマンハッタンの街並みで、実はニューヨークはマンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテン・アイランドなどの5つのエリアから成り立っています。
【地元の人は意外と行かない自由の女神】
自由の女神について話して、地元の人は意外と行かないらしいです。たしかに地元にある観光地って、いつでも見れるという気持ちからか案外行かないものです。
【バンクーバーよりも汚いニューヨークのリアル】
ニューヨークはバンクーバーより 忙しく街も汚いって言ってた。やはり貧富の格差が激しいからでしょうか。貧しいエリアはかなり危ないとのことです。
【ニューヨークも冬は寒い】
そして、トロントもそうですが、ニューヨークも4月までは寒いっていうのは初めて知りました。たしかにニューヨークもトロントも近い場所にあるので大きな差は無さそうですが、やはりトロントの方が寒いようです。
9.11の当時のリアルな状況
9.11同時多発テロがあったときは、彼らはまだ小学生で、最初は飛行機が誤ってワールド・トレード・センターに激突したのかと思っていたみたいです。
2機目が突入したときに初めて、『これはテロだ』ということを知って、緊急で学校を下校して両親が迎えに来たり、友達の中には家族を失った人がいたらしいです。このような 9.11当時のリアルな話も聞けました。
そして、同時多発テロ以降は、空港のセキュリティーが強化され 靴の中まで調べられるくらい厳しくなったと言ってました。
街のセキュリティーもかなり強化されて、警察官の数が増えたとも言ってましたね。
【9.11以降海兵隊に志願する人が増えた】
友達の中には、海兵隊に志願する人もいて、学校に海兵隊の軍曹が来て志願兵の募集をするのも本当って言ってました。しかし、戦場に行くだけでなく、軍関係のオフィスの仕事もあるので 、全ての人が戦場に行くわけじゃないみたいです。
海兵隊に志願する若者の多くは、奨学金や大学のローンの返済のために海兵隊に志願するというのも本当らしいです。そして兵士になる人は経済的に貧しい人が多いようです。
そういえば、バイデンvsトランプの大統領選挙の時に立候補した中の1人でバーニーサンダース氏が学生の奨学金返済(学生ローン)の免除を公約にしていました。
アメリカでは、高額な奨学金返済が社会問題になっています。ゆえに海兵隊に志願して危険な戦場に行く人も多いんだとか。
山本美香さんという戦場ジャーナリストの方の本では、大学の学費を稼ぐためにアフガニスタンやイラクに駐留するアメリカ軍に入隊した若者の話が出てきます。
アメリカ人の若者の中には、アメリカ軍に入隊して奨学金を免除してもらう人がいるのは本当みたいで、バンフのホステルで出会ったニューヨーク出身の男性ともそういう話をしました。
↓(この『戦争を取材する』という本には、奨学金のために危険な戦場に行く若いアメリカ人の苦悩について書かれています。)
【帰還兵の心の病気が社会問題に】
帰還兵の多くは戦場での精神的なストレスで心の病気になる人がいたりする話を聞いたりしました。戦場から帰還した兵士の自殺や心の病気がアメリカでは社会問題になっているみたいです。
これはNetflix の [Resurface]というドキュメンタリーです。帰還兵がサーフィンセラピーで戦争による心の傷を癒すというドキュメンタリーです。
やはり、インタビューで出てくる元兵士たちの多くは社会復帰が出来なかったり、自殺を考えた人も多かったようです。
こちらはベトナム戦争に従軍していた元兵士の本です。過酷な戦場での体験で、除隊後もPTSDなどの後遺症に苦しめられたことついて語られています。アメリカに戻ってもずっと戦場の記憶に苦しめられ、社会復帰するまでに相当な苦労したようです。
【ニューヨークのカウントダウンの話】
今年の新年のニューヨークのカウントダウンの話になり、テレビでは見たけど 実際に見たことないって話をしたら、かなり朝早くから待機して、同じ場所を一歩も動けないらしく トイレすら行けないって言ってて、夕方5時には会場が閉まるのでそれ以降は入れないって言ってた。
それを聞いて、シドニーのカウントダウンの花火を思い出しましたが、たぶんそれ以上に大変そうですね。 サンクスギビングデーもそれくらい人が混むって言ってました。
最後に
バンフのホステルでは、このように現地のリアルな話を聞けたり、充実した時間を過ごせました。
僕はもともと、コミュ力のあるタイプではなく、普段は人とそこまで話さないのですか、バンフ・インターナショナル・ホステルでは、いろんな人に知り合えていい経験になりました。