ニュージーランドはオーストラリアよりも最低時給が高い国に
こんにちは、とーしばブログのとしです。
最近ニュージーランドの最低時給をネットでチェックしていたのですが、なんとニュージーランドがいつの間にかオーストラリアよりも高い国になっていました。
2021年現在、オーストラリアの最低時給が19.84ドルです。
労働党(Labour Party)とニュージーランドファースト(New Zealand First)の連立政府は2017年頃から公約として2021年までに最低賃金を20ドルまで引き上げると宣言していて、見事にその公約を果たしました。
ニュージーランドでは、毎年4月に最低時給が上がります。僕がニュージーランドにいた2019年4月ごろは時給16.50ドルで、働いていた職場ではプラス50セントで時給は17ドルでした。
それが2020年に18.90ドルで、2021年4月からは時給20ドルに上がりました。日本円だと1NZドル81円で計算すると1634円ですね。
しかも祝日は1.5倍になるので時給30ドル(2430円)です。
しかし、最低賃金が上がる分だけ所得税も上がるようなので、手取りだと時給17ドル(1390円)くらいになるようです。
確かにデメリットとして、物価が上がったり、最低賃金を支払えない中小企業が出てきたり、支障はあるかもしれませんが、働く側からしたらメリットは大きいんじゃないかと思います。
よく最低時給が上がると物価が上がると言われますが、20年くらい最低賃金が大きく変わらなかった日本について考えてみても、物価は確実に上昇しています。
なんだかんだで日本でもずっと800円、900円、多くて1000円くらいの最低賃金で働いているわりに税金や生活コスト、物価は上昇していますよね?
日本でも最低賃金論争はよく見かけるようになってきましたが、ニュージーランドのように政府主導で強制的にでも労働者に支払う賃金は上げた方がいいのでは?と思いますし、日本の時給はまだまだ安いなと思います。
↓詳しく知りたい方はこのサイトがかたり参考になります。