こんにちは、とーしばブログのとしです。今回はドイツの確定申告(タックスリターン)について解説します。
ドイツワーホリでも、オーストラリアワーホリやカナダワーホリと同じように確定申告をする必要があります。
ドイツで、フリーランスで確定申告する場合とドイツの会社で働いていた場合の2パターンがあるのですが、今回はドイツで会社で働いて収入を得ていた場合について解説します。
払い過ぎた税金が返ってくる?
お給料をもらう時に、あらかじめ収入から引かれる時に税金を多く払われているので (稼ぎすぎていれば追加で払わないといけない場合もある)確定申告をすれば払い過ぎた税金の返金が受けられます。
ドイツで働いていた場合は申告義務があるので、ワーホリが終わって帰国後(または引き続きドイツにのこれ場合でも)に必ず申請する必要があります。
ドイツの所得税率は?
2024年時点では、ドイツでは独身者で年間所得が11604ユーロ以下(日本円でおおよそ190万円以下)であれば、税率が0%になります。11604ユーロを超えると所得に合わせて課税されます。
引用元
ドイツの確定申告が必要な人は?
ドイツワーホリで渡航して現地で働いてお給料をもらっていた。フリーランスでドイツで働いていてドイツで収入があった場合には確定申告が必要です。(ドイツに住んでリモートワークなどで日本から収入を得ていた場合は別)
→ドイツに住んで収入を得ている人、また、国外在住者であってもドイツで収入を得ているすべての自然人に所得税の申告義務があります。
ドイツの確定申告はいつやるの?
ドイツの確定申告の時期ですが、期限は7月末までです(2023年の時点で) 5月末までの場合もあるのでその年の年末調整の期限をチェックしましょう。
働いていた会社に年末調整の書類をもらうのですが、その年の2月末から書類を請求できます。
ドイツ語で年末調整( 給与所得証明書) の書類を Lohnsteuerbescheinigung といいます。
働いていた会社のマネージャーか総務に「Lohnsteuerbescheinigungの書類をください」とメールすれば書類をもらえます。
年末調整( 給与所得証明書) の書類 Lohnsteuerbescheinigungを取り寄せる
僕は、1月から必要な書類集めを始めたのですが、、ドイツで働いていた会社が3社もあり、なかなか会社からも返信がなくて何度もメールを送りました。
ようやく書類が全て揃ったのが4月だったので、早め早めに申請の準備をすることをオススメします。書類さえ集めてしまえば申請はすぐにできます。
働いていた会社から年末調整の書類をもらう
書類は郵送で送られてくる場合とメールで送られてくる場合があるのですが、メールに書類のデータを添付をして送ってくれるので、そっちの方がシンプルで便利です。
郵送でしか送れない場合は、ドイツで住んでいた住所(アパートに住んでいた場合はポストに書いていた名前やアパートの棟の名前(右側とか左側とか1棟、2棟など) まで書いておけば確実です。
その場合は、一緒に住んでいたフラットメイトや大家さんに頼んで書類の写真を送ってもらわないといけなかったりするので、場合によっては ちょっと大変なんじゃないかな?と思います。
Elsterを利用するか、民間の代行サービスを使って申請する
確定申告をする方法は、直接、ドイツ政府が主導するELSTERというシステムを使って申請する方法とWunder TaxやTax Fixなどのサービスを使って申請する方法があります。
一番オススメは、Tax Fix で英語で申請できるので分かりやすくてオススメです。
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Tax Fix
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ELSTER とは?
ドイツ政府が主導するシステムです。正式な名前はドイツ語で【elektronische Steuererklärung】という名前です。直接このサイトを使う方法と代行でサービスを使ってやる方法がありますが、民間のサービスを使ったの方が確実だと思うので、手数料はかかるものの代行のサービスを使った方が確実だと思います。
Tax Fix について
僕はTax Fixで申請しましたが、見積もり書だけ作成してもらい自分でElsterに申請するか、代行でTax Fixに申請してもらうパターンがあります。申請して2週間ほどで見積書を送ってくれるようです。
Tax Fix
最後に
ドイツワーホリの確定申告の代行サービスを使った詳しい方法については次のブログで解説したいと思います。