とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

2018年 読んでよかった本 ベスト3

[2018年 ベスト3 自分が読んでよかった本]

こんにちは、今回は僕が2018年に読んで良かったと思う本を紹介します。


*人間不平等起源 ルソー

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*市民政府論 統治二論 ロック

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*賃労働と資本 賃金 価格 利潤 マルクス

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これらの本ですね。2018年はとりわけこれらの本がとくに自分に影響を与えてくれました。

今年は、まさに自分の人生の考え方を変えてくれるような本に出会えた一年でした。  

ニュージーランドのホテルで働いていたことがこの本の理解のために非常に大きいです。 

自分が持っていた日頃の疑問にこれらの本が答えてくれました。これはまさに読んだ時期の問題ですね。

自分は普段 貧富の差はなぜできるか? 自分も比較的 そこまで裕福な層には含まれない 経済的に厳しいと思うことの方が多いから 貧富の差に興味を持ってました。

 

仕事について

自分は労働を1時間単位で資本家から買われてる。  自分が受け取ってる額と自分が生み出す価値は全く切り離されている。 資本家は自分の労働力を買う そこから生み出される価値は資本家の取り分となる。 

↑これはハウスキーピングで考えたら わかりやすかったし目に見えやすかったです。 自分が掃除するルームは一泊 600ドルから1000ドルくらいしました。 資本家は自分達の労働を買います。

 

自分達は資本家から労働力を買われてる立場でです。  どれだけホテル側に取り分があるか 株主に利益があるかははっきりわからないけど、

自分たちにはどれだけ取り分よりかは多いのは事実です。

 

大富豪や有名セレブのお金って実は労働者が一人一人働いて 集まったお金の集合体で なにも知らずに見てたけど、 結局そうなんだなって思ったりしました。

そりゃ たしかにそれだけ働いてる人が利益を出すから 一極集中して富が集まるのか と思います。

 


自分が労働を買われて、受け取る額は時給17ドル からタックスを引いた額です

(もちろん そのホテルに雇われてニュージーランドのワークビサまでもらいありがたいことだと本当に思います)

 

でも、実際はたくさんルームがあるから それだけルームが利益を上げてるなら 全ての従業員のお給料 とメンテナンス費や経費を賄うには充分じゃないか?と働いてる中で考えました。 

 

もちろん、ビジネスモデルを作り、初期投資としてホテルを立てる費用 土地を購入するためのものすごい費用をホテルの経営者が払い ホテルは全て経営者の所有なわけです。

そこに乗っかって労働者である僕たちは働かせてもらってるわけなんですけどね。

 

そして、僕はたまたま働いてるホテルのルームの値段が目に見えたからよかったけど、 自分が実際 利益を出してるが 目に見えにくい仕事だったらこんなことは考えなかった。気づかなかったですね。 気に留めなかったかもしれません。

だいたいそう言う一番大切なことは学校でも社会でも基本 教えません

 

ハウスキーピングと本がコンボで自分が貧富や労働について知る機会をくれました。

 


自分が労働で生み出す利益は自分に帰属する 自分は自分の所有である。 自分の時間も自分の所有するものである この権利は誰にも犯せない

価値とは何も無いものに労働により価値をつけること  ただの木材は労働により家具や家になりそれが価値になる

 

自然界にあるものに人間の労働が加わって初めて価値になり それを所有するのは労働した本人である。  

 


しかし そのホテルのビジネスのロールモデルを作った ホテルのオーナーと自分が部屋を掃除したり仕事をして生み出した自分の労働の境目はどこだろうか? どこからどこまでが自分の取り分だろうか?  オーナーの取り分はどこまでだろうか? と考えるきっかけになりました。

 


今の世界はちゃんと機能してるのか?  人々は自分の労働の本来の取り分よりも少ない賃金しかもらえない  そんな世界で不平等格差が進んでるんだろうか? と考えたり

 

マルクスって共産主義で敬遠され、とても嫌われてるけど実際は至極まっとうなことを言ってるではないか? (もちろん僕は共産主義者でもないし、スターリン万歳 レーニン万歳でもないです。 )

 


ルソーとロックの思想は、福沢諭吉 学問のススメにかなりの影響を与えてることを知りました。 職場でプレゼンして それはレビューとして自分なりに学問のススメを見返すことで 新たな気づきに出会えました。とりわけ天の思想はルソーやロックの思想が元ではないかと思います。

 


このことに26歳で気づくには少し遅いかもしれなかったですが、 今まで 労働をして時給を稼いでっていのが仕事なんだって考えてました。今まで働いて稼ぐイメージはこんな感じです。 雇われて働いて給料を貰ってみたいな。  

 


僕の日本人のハウスメイトで年下でしかも 自分より頭いい その彼はその事実をすでに知ってたみたいで、  はっきり言って悔しかったです。

しかも読書しなくて 自分で周りから聞いたりして知ったみたいです。


しかし自分にとってはこの三冊は間違いなく自分の考え方を変える三冊でした。

2018年もたくさん いろいろな素晴らしい本に出会いました。しかし、この三冊は間違いなく自己ベストな本です。

 

最後に

すぐには今の雇われて時給で働くってところから抜け出せないかもしれない、 でもそのことに気づくだけでも 僕なりには小さな一歩になるきっかけをくれました。

今は個人でもビジネスができる時代 今の人は前より働き方に選択肢があります。 少しでもいいから未来をよりよくできればと思います。

本当に最初はなんでも小さなきっかけから始まりますからね。

 

ではまた