とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

本多静六 『私の財産告白』が貯金の参考になるのでオススメ/ 給料は天引きで貯金に回すと貯金しやすい

こんにちは、とーしばブログのとしです。今回は貯金をする際に参考にしていた本の紹介です。

僕がとくに参考にしていたのが、本多静六 『私の財産告白』です。ページ数もそこまで多くないので読みやすいです。

実はこの方、あの東京の日比谷公園を作った方なんですね。 あまり有名ではありませんが、隠れた偉人です。

この本で参考になるのが本田式貯金法  4分の1天引き貯金という方法です。それは昔の多くの賢人の方が実践していた貯金術らしいです。

 

以下引用文

4分の1貯金法は、本多の発明ではない。すでに二千五百年も昔にお釈迦様が御経の中でも説いておいでた。江戸時代でも松平公や二宮尊徳翁、その他幾多の先輩が奨励してきた貯金法(分度法)と一致している。

二宮尊徳(二宮金二郎)といえば、一農民から幕府の官僚にまでなった人物で、藩の財政の立て直しをしたり、全国の農地を改革で成果を上げた人物です。その二宮尊徳も実践してきた方法なので、より説得力があると思います。 

 

toshihsto145.hatenablog.com

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給料は天引きで貯金に回す

給料を受け取ったら、まず一定額を貯金に回すというものです。 給料をもらったら、まず最初に貯金してしまうという方法です。

この貯金方法を実践するには銀行口座を2つ持つのがオススメです。一つの口座をメインで使い、もう一つを貯金用に使います。そして、貯金用の口座のお金は絶対に触らないことが大切です。

僕の場合だと、貯金用銀行カードは貯金口座にお金を振り込む時に使っていただけで、買い物をしたり、外出をする時には持ち歩きませんでした。

 

以下引用文

いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその4分の1を天引きにして貯金してしまう。

すなわち、1ヵ月の月給から、いきなり4分の1を引き抜いて貯金してしまう

 

 

臨時収入は全て貯金する

著者は本の中で、臨時収入(ボーナス)も全て貯金することを勧めています。

例えば、年2回、夏と冬のボーナスなどまとまったお金は、気持ちが大きくなって、つい使ってしまいがちですが、そこを全て貯金にまわそうというものです。

以下引用文

つまり月給、その他月々決まった収入は4分の1を、著作収入、賞与、旅費残額などの臨時分は全部を貯金に繰り込む

 

質素倹約を徹底する

 

やはり、貯金をするには、お金を使う機会をなるべく減らすのが大切です。分かりやすい例だと外食を避けて自炊することなどですね。

他にも、どんなに小さな100円、200円程度の出費でも、積み重なれば大きな額になります。自動販売機でジュースを買わずにスーパーで安く買ったり、お茶を持参するなど、小さなお金に気を配ることも貯金をする上で大切です。

財産を作ることの根幹は、やはり勤倹貯蓄だ。これなしには、どんなに小さくとも、財産と名のつくほどのものはこしらえられない。

 

さらに著者は質素倹約な食事を徹底しています。ごま塩生活と書いていますが、僕も一時期、節約で醤油かけご飯だけを食べる生活をしていましたが、やはりずっとそれだとキツイです。なので、健康を害さない程度の質素でバランスの取れた食生活をすることも貯金をする上で大切です。

 

買物はすべて現金、月末になるとその現金がなくなってくるので、毎日胡麻塩ばかりで済ませたことさえある。

 

そして、著者は見栄を張るための浪費を強く戒めています。例えば、身の丈に合わないブランド品や高級車などがいい例です。お金があるとついつい大きな買い物をしてしまいますが、こういうお金を使わない工夫が貯金をする上で大切だと著者は述べています。

一番のさわりになるものは虚栄心である。いたずらに家柄を誇ったり、いままでのしきたりや習慣にとらわれることなく、一切の見栄をさえなくすれば、4分の1天引き生活くらいはだれにでもできるのである。自分のネウチが銀もしくは銅でしかないのに、暮らしのほうは金にしたい。金メッキでもいいから金に見せかけたい。こういった虚栄心から多くの人が節倹できないのである

 

本はキンドルで読める

この本はキンドルで購入してダウンロードできますし、そこまで値段も高くないので、ぜひ一度読んでみてください。

 

貯金はスタート地点

 

投資を始めたり、何か将来のためにやりたいことがあったりした時にはどうしても、まとまったお金が必要になってきます。まとまったお金を貯めるというのは、いわばスタート地点に立つということです。僕もこの天引き貯金法でお金を貯めたのですが、この本の内容は、誰でも再現性がある方法だと思います。