こんにちは とーしばブログのとしです。
ファームジョブといえば、セカンド、サードビザを取るためにみんなが通る道ですね。
他にも稼ぐためにファームに来る人は多いと思います。しかし、ファームジョブは稼げるって聞いて来たはずなのに、働いてみたら 理想と現実にはかなりギャップがありました。今回はファームジョブをする上での注意点についてです。
ファームの地雷率が高い
まず最初に日豪プレスやチアーズなどの日本語サイトはとくに ブラックファームの地雷率が高いです。行ってみたら、ぜんぜん稼げなくて思ったのと違うという話もよくあります。ぱっと見、どの求人がブラックな低賃金ファームか見分けにくいです。
もちろん全てがブラックではないです。シドニーで会った友達で運良くバンダバーグで稼げるファームをゲットしました。でも、日豪プレスみたいな日本語サイトでちゃんとしたファームを見つけるのは大変だと思います。
ローカルファームは稼げるのか?
ローカルファームなら、稼げるちゃんとしたファームが多い気がします。ストロベリーファームで働いていた友達で 週1000ドル稼いでたって人がいました。
でも、経験者優遇みたいで未経験は雇ってなかったみたいです。 しかも、英語の求人で車が必要だと言ってました。車が必要という求人も多いです。
僕が働いていた所は寮付きの住み込みの仕事でしたが、やはり住み込みのファームジョブは多くはありません。
僕が働いていたファームもたしかに稼げませんでしたが、かなり働きやすく、 ファームでかなり人間関係が良かったです。
僕がいた前のシーズンはかなり稼げたみたいです。 給料もちゃんと週ごとに支払われてました。あとで給料明細を見たら、スーパーアニュエーションの欄もありました。
稼げそうで稼げない歩合制の落とし穴
時給じゃなくて、歩合制で1キロ1ドルとか50セントとか、 たくさん取れば稼げるけど、全く取れなかったら収入ゼロです。
稼げる系のブログのなかには 1日で100ドル200ドル稼げたとかいう情報もありますが、毎週どれだけ稼げるか曖昧だし安定はしていないです。実際に行ってみると賃金が法で全く守られてない場所も普通にあります。
時給じゃないから 最低賃金も定めにくいように思います。 働いた分しか 給料が出ないところが 時給制との違いであり落とし穴なんですね。
歩合制!頑張り次第で稼げます!!的な特に日本語求人は注意した方がいいでしょう。
ブラックファームはワーホリを利用している?
逆にファーム側はそれを利用してる気がします。時給じゃないから 作物が取れなくても低賃金で働いてくれます。僕が働いていたメルボルン郊外のストロベリーファームだと 1キロ 50セントから 2ドルほどでした。
しかし、Colesや Woolworths で売られてるストロベリーはもっと値段が高いです。
安く働かせて、高い値段でストロベリーを売れば、その差額がファーム側の利益になります。
時給みたいに厳しく管理されてないから、安く働かせやすいです。
稼げないから、短期で人は辞めるけど、特に日本人は違法で低賃金でも文句を言いません。
時給じゃないから最低賃金は保証しなくていい
仮に人が辞めても、お金目当て セカンド目当てでどんどん新しい人が入ってきます。
とくに求人サイトを見てやって来た
英語のできない無知な日本人やアジア人をうまく利用してるように思いますね。
ファームに行くタイミングが重要
本当に稼ごうと思ったら、ちゃんとした稼げるファームに行かないといけないです。当然どれだけ稼げるのか行ってみないとわからない
ある程度の英語力があった方が求人を探しやすいです。 英語の方が求人数も多いし、ローカルファームの仕事情報をゲットしやすいです。
人気なファームは人が殺到するから、ローシーズンで忙しくない時から待ったりする期間もあります。だいたい稼げる情報はコリアンや台湾人が多く集まってきます。きっと彼らはうまく情報を共有しているのではないかと思います。
友達から紹介してもらうのも簡単ではない
友達に紹介してもらうって場合もあるかもしれませんが、ある程度信頼関係が必要ですし、必ずしもいいファームで働いてるとは限らないです。
なかには当たり前のようにブログやサイトで友達に紹介してもらうって書いてある場合もありますが、自分で探すのではなく、人からいい仕事を紹介してもらえるのは、当たり前ではありません。
いい仕事を紹介してくる友達がいたらそれは当たり前のことではなくかなりラッキーなことだと思います。
忙しさが天候に左右される
ストロベリーみたいにファームジョブのなかには天気に左右される場所があります。
雨の日は稼げないとかあまり働けないとかフルーツや野菜の年によって、収穫率がよくないとかもあります。僕がワーホリしていた年は凶作だったみたいで、あまりフルーツが収穫できませんでした。
ファームによっては天気次第で忙しさが変わってくるのでどれくらい働けるかは予想しにくいです。
雨が降ると全く稼げない
僕がファームで働いていた時の話ですが、ストロベリーは雨に弱いので雨の日は腐って売り物になりませんでした。しかし腐ったストロベリーを回収しないといけないので、雨の日はほぼただ働きのような状況で働いてました。
雨の日はファームによっては働けなかったり、途中雨が降り出して仕事が終わったり、僕みたいにほぼただ働きのような状況になります。
もちろんセカンドも働いてない場合は日数にカウントされないです。働ける働けないなど日数も運次第です。しかも、雨が降ったらいちごがダメになるから雨の日はほぼただ働きでした。
でも雨で腐ったいちごを放置するわけには行かないからダメになったやつをひたすら取ってましたが、お金で計算してくれないのでサービス残業どころか1日中サービス労働してました。
雨が多い週はほんとにただ働きでほぼ強制ボランティアみたいな感じでした。ブリスベンでもいちごのダメになったやつはキロの値段は半額以下でした
シーズンによって、忙しい時期と暇な時期の差が激しい
これはさっきの天気の話と同じような内容になりますが、ハイシーズンとローシーズンの仕事の忙しさに差があります。
ファームの作物ができるまでは 雑用が多いですし、 その雑用も 仕事があったり なかったりバラバラです。 ハイシーズンはたしかに ものすごく稼げるのかもしれませんが、平均すると そこまで稼げる感じではないです。
よくあるファームのブログもハイシーズンで、どれくらい稼げたか みたいな情報だと思います。
1キロやバケツの値段が異常に安い
僕が働いたローカルのファームは、1キロが2ドルくらいでした。しかし、毎回1キロごとのレートは変わりました。
一方で、メルボルンのブラックファームは計りすら使って無かったんで、単価はほぼゼロ。ブラック労働だったので、給料も未払いで!まともに計算されてませんでした。
車がないと仕事が限られる
車がないと仕事が限られるので、悪徳ファームに足元を見られます。ファームはだいたい僻地や何もないような田舎にあるから車がある方がファームの仕事をゲットしやすいです。
逆に車がないと厳しいです。 悪徳なファームは送迎料が5ドルとかって足元を見られます。稼げないのにお金はかかります。
稼ぐ為には競争しないといけない
多く収穫するためには、コリアンや台湾人のベテランワーホリと競争になります。
だいたい彼らの方が仕事ができるし早いです。
トップ ピッカーはめっちゃ稼げますが、収穫量が少ないと 当然 お金はもらえません。
稼げなくてもレントや生活費は必ず出て行く
これはメルボルンのファームで働いていた頃に住んでいたシェアハウスです。ベッドも何もない状態で雑魚寝です。WiFiも無かったので、近くの図書館でWiFiを使っていました。
しかし、収入ゼロでも食費やネット代やレントは必ず消えて行きます。たいてい 悪質なファームはレントが高いシェアハウスの質が悪いです。送迎料で毎回5ドルとか取られる。僕がメルボルン ファームで働いていたころは 稼ぐどころか赤字でした。
最後に
かなりネガティブな内容になりましたが、 稼げるって情報がたくさんあるなかで、実際にファームジョブを経験してみて、ファームで安定して稼ぐのって思ったより大変だなと思いました。
どっちかというと、ミートファクトリーみたいにファクトリー系や時給で働けるファームやフルーツのパッキングの仕事とかわりと安定して稼げると思います。
僕の今までの経験からローカルで最低賃金を守ってて安定して7. 8時間くらい働ける場所をオススメします。残業があるところならさらにいいですね