とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

オーストラリアのファームのリアルな実態について語る

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こんにちは、とーしばブログのとしです。

今までオーストラリア、ニュージーランド、カナダでワーホリ経験をした僕ですが、今回はオーストラリアワーホリのファームについてリアルな現実について考えていきたいと思います。

 

これは、チアーズや日豪プレスによくある違法ファームの裏側についてなので、ちゃんと法賃金を守っているファームもたくさんあります。

 

ちゃんとしたファームでは現地の人も働きに来てる場所が多いです。

 

逆に来たばかりの何も知らない日本人や韓国人、台湾人しかいない低賃金ファームは、そうした安い労働力で成り立っています。

 

 

ワーホリはあくまで人手不足を補う労働力

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ワーキングホリデーの就労は本来、旅行の資金を補うものと書かれています。ワーホリで就ける仕事としては、主に観光業や飲食業、ファーム、単純作業など、基本的にはそこまで高いスキルや能力がいらない仕事に就くことになります。

これはワーホリビザという短期間しか働けないビザだからという理由もあります。

 

そしてオーストラリアでは一定期間ファームで働いた人にセカンド、サードビザを発行しているのですが、これはファームの人手不足をワーホリで補うという意図があります。

 

ファームは、セカンド、サードビザを取りたい人が常にやって来ることで、人手不足を解消しているのですが、本当に稼げないファームって時給に換算すると、ジャパレスよりも安くなる仕事がわりと多かったりします。

ファームにはこれくらい低賃金な仕事は珍しくありません。

 

よくAldiなどで野菜が安く売られているのを見かけたりしませんか? つまりそういうことです。日本から来たワーホリや韓国、台湾人やアジア人がワーホリのために安い時給で働いているからなんですね。

 

とりわけ英語が喋れないけど何とかなると思ってやって来た、右も左もわからない人が引っかかりやすいように思います。

 

ファームは、そういう人がどんどんワーホリにやって来るからこそ成り立っていると言えます。その人たちが辞めても新たにワーホリがやっています。

そういう低賃金ファームは英語ができない人たちの働き口であり、辞めても辞めてもどんどん人が入れ替わりで入ってくるようになっているんですね。

 

 

ファームの仕事は主に歩合制になっているので気付きにくいのですが、ジャパレスが安くても時給10ドルくらいあるのに対して、ファームだと時給5ドル以下ということも珍しくありません。

日豪プレスやチアーズなど日本語で募集しているところに限ってそういうところが多いですね。働くファームがバンダバーグだったりしたら、ほぼアウトだと思っていいでしょう。

 

結局のところ、オーストラリアワーホリでは、ファームの仕事が奨励されている理由としては、現地の人が働きたがらない安い仕事であり常に人手で不足だからです。

 

ツイッターやブログなど、ネット上にはオーストラリアワーホリの稼げるキラキラしたイメージばかり強調されていますが、実はこういう落とし穴があります。

 

違法低賃金ファームの聖地バンダバーグ

特に有名なのが、クイーンズランド州にあるバンダバーグですね。なかにはバンダバーグで正規賃金のファームで働いてた知り合いもいるので、全てが違法な賃金では無さそうですが、低賃金ファームが多いことで有名です。

 

僕がオーストラリアワーホリに来た2015年にバンダバーグにある違法賃金ファームがニュースで話題になっていました。

 

↓英語のニュースですが違法低賃金ファームの実態について報道しています。

【Illegal farm news ABC News】

Slaving Away - ABC News


www.youtube.com



この動画でもあるように、ワーホリにやって来た人たちが超低賃金で働いて、オーストラリアの経済を支えているという側面があるんですね。

 

オーストラリア政府側からするとワーホリワーカーがファームで働くことによって、ビザを延長することができるようにしているのは、やはり人手不足の仕事を外国人労働者で補おうとする意図があると思います。

 

給料月500ドルのメルボルンファームで働いた経験

僕もメルボルンファームで月500ドル10時間くらい働いていました。日本語のサイトでメルボルンにあるファームでした。もちろん昼休憩は無しで自分で時間を見つけて昼を食べてました。

昼食で食べるのはColesやWoolworth に売ってる自社ブランドの安い食パンに安いジャムを塗ったジャムサンドです。毎日食べるのがキツかったてすが、お金も時間もないのでそうしてました。

 

休憩なんてあって無いようなものなので、安いジャムサンドをお腹に入れたら、すぐ仕事をしていました。来て早々オーストラリアワーホリの洗礼を受けましたね。

 

 

セカンド、サードビザを取るときは、ファームはジャパレスよりたちが悪いんで気をつけた方が良いです。本当か嘘か分かりませんが聞いた話では、スーパーバイザーのコリアンは給料が月$8000だったみたいです。一方で僕らはほぼタダ働きでした。

 

そしてメルボルンの寒暖差がかなり激しくて辛かったてすね。1日に四季があると言われてるだけあって昼は 早朝と夜はみたいでした。

朝4:00くらいに起きて送迎バスで作業に行って朝露に濡れながらめちゃくちゃ寒い中でストロベリーピッキングをしてました。

 

働いてる日本人の中にはセカンドのためにずっと働く人もいましたが、激安の給料もレントや送迎費を取られ、ほぼ無給に近い仕事でした。

日本語のサイトは、悪質な求人も混じってるので仕事探しは慎重にしたほうがいいです。

 

ファームで働いていた頃、友達から聞いた話ですが悪質なファームでスーパーバイザーがセクハラをしたというとこもありました。

ワーホリではジャパレスは気をつけろっていう情報は目につくんですが、ファームはなかなか目に付きにくいですね。

 

メルボルンのストロベリーファーム

オーストラリアのファームにはいろんな仕事があります。作業内容はフルーツや野菜によってやり方が異なります。

仕事の中には体力が必要なバナナとかスイカとかもありますし、僕が働いていたストロベリーファームはトローリーを座って仕事ができたので力は必要ありませんでした。

なかには腰が痛くなる作業とかもあります。中腰で作業するときはキツかったですね。

 

ファームの仕事は朝早くから始まります。 早朝5:00 とか6:00 から始まって、昼には終わったり、 夕方 16:00 17:00だったり忙しさによっていろいろでした。

 

例えば同じストロベリーファームでも僕の場合は良いファームと悪質ファームの両方を経験しました。僕はそこまで稼げませんでしたが、なかには週1000ドル以上余裕で稼げるというファームもあります。

 

しかし、優良ファームの中には、英語が流暢に喋れるとか、移動用の車があるとか、ファームで働いた経験があるとか条件があったりします。もちろん無くてもなんとかなる場所もあります。

 

ファームの仕事はやってみないと分からない部分もあるのでハズレを引いたら即辞めるくらいでいいと思います。

 

ワーホリはファームでも即戦力を求められる

オーストラリアはビザでは1つの場所で働くには6ヶ月と言う制限があります。

雇用からすればワーホリビザで6ヵ月しか働けない新人を雇うより、ある程度、仕事の経験がある即戦力になる人を求めることになります。

 

待遇がいいファームは特にその傾向があります。

 

逆に誰でもウェルカムで日本語対応、寮付き、送迎付きで、すぐ働けます、稼げますってアピールしているところはブラックな可能性があります。

これは日本でもブラック企業が同じですね。日本語サイトにある違法ファームは、求人の書き方がブラック企業と似てます。

 

 

むしろ、オーストラリアのファームでいい仕事は、全体的に仕事の経験者が優遇されます。ファームですらexperience required  (経験者優遇、経験者求む)と書いてあることがありますし、条件の良いところに限ってその傾向が強いです。もちろんそうじゃないところもあります。

 

 

ファームは稼げるか?

こればかりは運ですね。時給だといいファームとかだったら、時給制ですけど歩合の方が多いです。もちろん歩合制でも稼げるところはあります。 

 

歩合でも 良心的なファームは、1キロごとの値段設定もちゃんとした値段ですし、たくさんフルーツや野菜が取れる時期は稼げると思います。

 

同じフルーツでも ファームによって待遇も違います。待遇もお金もファームが違うだけで本当に天と地ほど違います。稼げるファームなら歩合制でもハイシーズンは頑張った分だけ稼げます。

ちなみにハイシーズンの時期はフルーツや野菜によってかなり期間や時期が違います。セカンドを取るために複数のファームで働いてる人もいました。

 

僕が2つ目に行ったファームも歩合制でしたが、ファームワーカーに対する扱いも良かったので、やる気も出ましたし、仕事に対してやりがいを感じました。 

 

もっと早くできるようになりたいとか、取れ高によってランキングが出てたのですが、今の自分の順位はこれくらいで、、とか、一番早い人に追いつこうと考えたり、上位になったらなったで、もっと頑張ろうとか、差をつけようとか、誰が早くて実力があるとかを意識しながら仕事をしてました。

 

今考えるとファームは大変でしたが、やりがいがある仕事でした。

 

オーストラリアワーホリはピンキリ

オーストラリアワーホリはネット上ではものすごく稼げると評判なのですが、実際には稼げる稼げないの格差が激しいです。

 

なので半年、1年で〇〇ドル稼ぎましたとか、時給〇〇ドルと言うのを必ずしも、鵜呑みにしない方が良いです。

ワーホリブログでいいことしか言わないは、アクセス数を稼ぐためという理由があります。

 

それに英語力次第でかなりワーホリの内容は変わってきます。英語力がほとんど無くければオーストラリアで稼ぐのはかなり厳しいと言って良いでしょう。

むしろジャパレスや低賃金ファームで働くことになる可能性が高いです。 

 

オーストラリアに来るなら、日本にいるうちに少しでも英語を勉強してから来た方がいいです。オーストラリアは、とりわけ英語が喋れない人に厳しい社会といってもいいでしょう。

 

あとは運もめちゃくちゃ大事になってくるので、とにかく求人を探すしか無いです。

 

仕事探しは、なるべく英語のサイトで仕事探すのをオススメします。Gumtree とかSeek 探すといいかなと思いますね。

そして車あったら、だいぶファーム探しやすいですね。だいたい中古車だと$2000〜$3000くらいであります。

万が一、悪いファームを引き当てたら速攻で辞めるくらいで良いです。

 

ボスにメールで今日とか、明日で辞めますって送って、バックれてもいいくらいですね。


そして、なるべく英語サイトで探して生活状況がサイトに書いてあるのと違ったり、変だなって思ったらすぐに辞めた方がいいてす。

違法ファームっているだけ時間の無駄です。

 

ビザは残る期間が短くなればなるほど、仕事探しは難しくなるので、見切りをつけるなら早めが良いですね。