とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

サンシャインコーストのストロベリーファームで働いた体験談【オーストラリアワーホリ】

こんにちは とーしばブログのとしです。今回はオーストラリアワーホリで働いていたブリスベンから少し離れたサンシャインコーストのファームで働いていた体験談です。このファームでは2015年1月後半~7月前半まで働いていました。働いた期間はだいたい6ヶ月くらいですね。

 

ファームはSuncoast Harvest というファームでした。もちろん、このファームは政府公認のセカンドを取れるファームです。

 

↓このリンクからファームのサイトにアクセスできます。仕事の情報や連絡先もあります。

 

2月くらいから徐々にシーズンに向けて準備が始まって、7月、8月ごろが一番忙しいハイシーズンの時期です。

 

敷地がかなり広いので、ハイシーズンには仕事がけっこうあります。住み込みの寮が一部あるので通勤には困りません。ただWiFiが無いのが難点ですね。

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以前はメルボルンの悪徳ファームついて書きましたが、サンシャインコーストのファームについては詳しくは書いていませんでした。

 

 

稼げなかったものの評判が良かったファーム

僕がいた頃は、仕事あまりなかったらしくてお金は稼げませんでした。逆に働く時間も短かったし仕事もわりと楽でした。 

稼げなかったですが、セカンドビザもしっかり取れて、ファームのオーナーのローリー夫妻はとても親切な人でファーム生活では仲間にも恵まれてめちゃくちゃ良かったです。 なのであっというまに終わってしまいました。 

Googleでファームのレビューを見てもかなり評判良いです

オーストラリアのファームの中には超低賃金ブラックファームも多いですが僕はラッキーでした。

 

ブリスベン空港からBeerwahビーワーへ

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ファームの場所はサンシャインコーストからかなり離れています。僕はメルボルン空港からブリスベン空港に行き、Beerwah ビーワーという場所まで1時間半かけて行きました。

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そこからオーナーに車でピックアップしてもらいました。ファーム自体はBells Creekという場所にあります。

 

サンシャインコーストのストロベリーファーム

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ファームの広さはかなり広大なので、ハイシーズンはかなり仕事があります。僕はビザが取れるまで働き、ハイシーズンの少し前に離れてしまいました。

ファームにずっといるより、シティで仕事を探した方がいいと判断したからですね。今考えると、もうちょっといたら、けっこう稼げたのかな?と思ったりします。

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位置関係としては、スタッフ寮とパッキング工場があります。僕は運良くオーナーの家に住めて、親切なオーナー夫婦にお世話になりました。

 

ファームの生活環境

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生活に必要な出費は少ないんで、仕事があれば稼げると思います。周囲に何もないので無駄な出費はほぼ無かったです。

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【ルームのレント】

このルームのレントは週$120 でした。このようにオーナーの家にある部屋はシングルルームでとても広い部屋でした。ファームの周りが森なので、早朝はカンガルーがいたり、オーストラリア特有の鳥の鳴き声が常にしていました。

 

【パッキング工場兼スタッフ寮】

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スタッフ用のルームはプレハブ小屋やコンテナを利用したような部屋で4人部屋で2段ベット×2 のルームです。ルームによって2人部屋もあったと思います。ファームから寮まで徒歩5分〜10分くらいです。仕事が朝早くてもギリギリまで寝れるので、そこまで苦ではありませんでした。

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このように大勢で使える大きなキッチンもあります。冷蔵庫もいくつか備え付けてます。

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このようにラウンジもあり、ソファでくつろいだり、このように長机もあります。よく友達とパーティーをしたり、仕事終わりは一緒にくつろいだりしてました。仕事の休憩も、このラウンジで休憩していました。

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トイレとシャワーは一緒の場所にあります。みんな仕事終わりにシャワーを使ってました。

ほとんどの人はパッキング工場兼スタッフ寮のシェアルームになると思います。このシェアルームも週120ドルでした。カップルだとファーム内にキャンピングカーがいくつかあったので、それを部屋として使ったりしてました。

 

【ファームでの買い物】

買い物は週に$50〜$60くらい出費がありました。

買い物には、だいたい週に1回か2回、WoolworthやColesに行くのにファームの友達に車で乗せてもらってました。

 

WiFi とネット環境】

ファームの寮にはFree WiFi はありません。なのでスマホはOptusの SIMを使っていました。当時はネットを節約してなくて、残りの容量も気にしてなかったので、月に150ドル〜200ドルくらい使ってました。

毎週、紙の給与明細をもらう

このように紙の給与明細をもらいます。これがセカンドビザ取得の証明になるので、大切に保管しておきます。

時給だと21.08ドル、水曜日と土曜日、日曜日はピッキングをしたので、それぞれキロごとのお金が計算されています。日により微妙に1キロごとのストロベリーの値段も違います。そしてストロベリーの収穫量ごとに給料は違ってきます。作業が早い人ほど稼げるようになっています。この週は給料が335ドルありました。

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よくよく見ると、ファームで働いていてもサンスーパー(スーパーアニュエーション)もきっちり支払われていますね。月により違いますが、週20〜30、40ドルで多い時には60ドルくらい引かれています。

 

ストロベリーの単価

給与明細を確認するとストロベリーは日によっても1キロ毎の単価が違います。安い時は1ドル〜2ドル、高いと3ドル〜4ドル、5ドルくらいです。給料は時給とストロベリー収穫量の両方で計算していていますが、これは日によって作業が違うからです。 

 

ストロベリーファームで稼げる額と忙しさ

 

  • 1月〜2月

僕がメルボルンのファームを1月の終わりごろに脱出しました。このファームはGumtreeのサイトで見つけました。だいたい1月〜2月くらいに稼げたのは、週$200〜300ドルでした。

ファームで働いてる人はほぼいない状態で、韓国人カップル2人組とストロベリーの畝(うね)を作ったり、そこにビニールシートをかけたりという仕事でした。

仕事の忙しさは週 2 、3 くらいでこの時期のファームの忙しさはこれくらいです。

 

  • 3月〜4月

3月〜4月に一時期、ストロベリーの苗を植えるプランティングがあって、仕事が週 5 、6あって稼ぎが週$500くらいありました。この頃になるとファームに働きに来るメンバーが徐々に増え始めました。かなりヨーロッパ系(イギリス、イタリア、ドイツ)の人が多くて、何人かオーストラリア人もいました。あとは僕のように日本人と韓国人ー台湾人なのどのメンバーです。後半になるとアジア系の人も大量に来ました。

 

  • 5月〜6月

また5月、 6月になってから仕事少なくなって 忙しさが週 3、 4で稼ぎも週に$200〜300ぐらいでしたね。時々、オーナーの仕事を手伝ったり、仕事終わりはスイカを食べたりしてました。畑にある野菜を自由に取っていいって言われたので食費はだいぶ助かりました。

 

  • 7月

そして7月に入ってからは、仕事がようやく週 5 、6になり週$500くらい稼げました。

暇なときは1週間オフとか、2日やって3日目はDay offとかみたいな感じで週に休みの方が多い時もありましたが、ハイシーズンの忙しい時期は週5 、6 で作業しました。

もう少しファームに残っていれば、稼げたのかも知れませんが、セカンドを取れるだけの期間は働いたので、新しく仕事を探すことにしました。

 

稼いだ額は? Gross payment をチェック

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給与明細にはGross Payment という欄があります。その欄には総支給額が書いてあり、2月〜7月半ばまで働きましたが、6月の最後の週に書かれているGross payment をチェックすると、総支給額が9334ドルと書かれています。

そのうちサンスーパーが886ドルありました。タックスは1323ドル引かれています。

それを差し引いて支払われた額が8011ドルです。なので半年で、だいたい8000ドルほど稼いだということです。

ちなみに最後の7月分の明細は見つからなかったので、7月分を合わせても8500ドルか9000ドルくらいですね。

 

月平均で稼げた額は1300ドル?

月平均だと稼げた額は、1300ドルほどですね。仕事が多かった月と少なかった月の差が激しいので、平均して計算すると、このような結果になります。

ネット上で[ファームは稼げる]と言われていますが、必ずしもそうではないということが分かります。シーズンやファームによって、かなり差があるので、[ファームは稼げる]というのは、半分本当で半分嘘なんですね。

 

プランティングとカッティングは時給制

仕事内容は時期によってかなり違います。 ストロベリーピッキングは歩合制でしたが、苗のプランティングとRunner cuttingというツルのカッティングの仕事は時給でした。

いちごの苗の周りとか 土がむき出しになってるとこから草が生えてくるんで草をとるとかもありました。

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こんな白いバケツいっぱいにこんなストロベリーの苗が入ってて、そいつをひたすら3人1組で植えていきます。1人が苗を置いていって2人で植えていきます。

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これはプランティングをする前の状態です。最初は寂しかったフィールドが1カ月2カ月くらいするとこんなになります。

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苗が育ってきたらストロベリーができるまでこのように手入れをしたりしてました。余分な花の部分も摘んでいきます。

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こういう作業はシーズン前であまり稼げませんが作業としてはけっこう楽でした。働く時間も午前中だけでした。本格的に忙しくなるのは7月以降です。

 

ストロベリーピッキング

ストロベリーはトローリーを使って取っていきます。時間帯は季節によりますけど、忙しくない時は 7:00〜12:00 くらいまでだいたい昼には終わります。しかも仕事は週に2〜3日ほどです。

忙しくなると午後14:00 、15:00、夕方までかかります。その代わり稼げます。

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日によっては中腰でピッキングをすることもあります。ストロベリーが残っていたらトローリーを降りて手でピックしてやり直しをしてました。スーパーバイザーが見回りをしていました。

 

ストロベリーのパッキングの仕事

ストロベリーのピッキングだけでなくパッキングの仕事もあるました。ストロベリーが取れる6月、7月ごろからパッキングの仕事がありました。

僕は働いて無いのですが、パッキングは歩合ではなく時給制だったと思います。

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これはシーズン前に撮った写真ですが、このように真ん中にイチゴを流すラインがあって両方にパッキングする人の台があります。

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6月、7月から収穫時期に入っていくので作業が忙しくなりたくさん人が入ってきました。

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ストロベリーのパッキング工場とスタッフ寮が一緒になっているので通勤はかなり楽だと思います。

しかし人がいっぱいになると寮には入れないと思います。コリアンの何人かはファームへ車で仕事に来る人もいました。

 

セカンドを取るのに必要な期間

セカンドを取るのに最短で3ヵ月と言われますが、実際には、休みもあるんで だいたい4ヶ月くらいかかりますが、意外とあっとゆう間です。

ファームの仕事は時期によって、あったり無かったり、働ける期間が短すぎて、いくつかのファームで働かないといけないなど、予測不可能な事態がよく起こります。

なのでセカンド、サードビザを取るならある程度余裕を持って取った方がいいです。

 

ファームの仕事に必要な道具

ファームの仕事では、作業用の手袋、長靴、 カッパ、 帽子、 長袖 、長ズボンが必要です。KmartやTarget に行けばだいたい買い揃えれます。

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↑作業用の手袋は、ちょっと汚いですけどこんな感じです。指先が使ってるうちに破れてくるので消耗品です。

 

僕のファームのケースですが、一度雨降ったら地面がなかなか乾きにくくていつまでも水溜りがある状態になるので、長靴とカッパは必須でした。メルボルンのファームでは夏でも早朝はめちゃくちゃ寒いんで、防寒用に使ってました。

 

ファームはオススメなのか?

ファームは稼げるという情報がネット上で書かれていますが、稼げるかはかなり場所によります。そして、日豪プレスやチアーズなど日本語サイトのファームは、悪徳ファームもかなり紛れ込んでいるので注意が必要です。

 

ファームはセカンド、サードを取るために働く人も多いです。

 

場所によっては稼げるけど、稼げる仕事でもハイシーズンまでの期間はかなり暇だったりするので、ブログで書かれているほど稼げるかと言えば疑問です。

いざ仕事があっても、フルーツや野菜が全く無かったりもします。当然、歩合だと収穫ができないと収入はゼロです。

なので稼ぎたいなら、歩合制ではなく時給制の方がいいかもしれません。歩合でも、ある程度仕事が常にあるファームだと稼げると思います。

 

それでも、僕としては、無事セカンドを取れましたし、ローカルのファームの仕事はいろいろな国の人と友達になったり、一緒に仕事をしたり仕事が終わったあとも一緒に過ごしたり、パーティーをしたり、かなり楽しかったので僕自身は後悔していません。