とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

リゾートバイトに感じた疑問/ ワーホリで働いたホテルとリゾバのホテルの仕事の違いについて

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こんにちは、とーしばブログのとしです。

今回はリゾバ 案件を見て感じたワーホリのホテルの仕事とリゾバ で違うところについてです。

リゾバは、しっかり目的を持っている人だったらアリかなと思います。

 

僕はワーホリでホテルの仕事をしていたのですが、リゾバ の求人を見たり派遣会社に問い合わせたりして求人の内容に少し疑問を持ちました。

例えば、中抜けだったり、複数の業務があるところですね。

 

そして僕がワーホリなどでホテルの仕事を経験して思うのは、リゾバ ってちゃんとした目的意思が無いと旨味が少ないなという点ですね。

結局のところ、リゾバ の仕事ってなんだかんだでホテル側の効率的な人件費削減なんじゃないか?って思います。

 

時給も普通のバイトと同じくらいですから、リゾバ に行く目的が無かったら、実家に住んで通える範囲でバイトした方がいいんじゃないか?って思ったりしますし、リゾバがネット上で言われているほど稼げるかも疑問です。

 

もちろん、めちゃくちゃ働きやすくて、待遇がいいリゾバ もあると思うので一概には言えませんけど。

 

リゾバの中抜け勤務への疑問

ネットでリゾバ 派遣会社の求人を見ていて感じたのは、僕が探しているニセコトマムの求人に限らず、リゾバの大半が中抜け勤務だということです。

 

もちろん通しシフトもありますが、逆に[通しシフト]の条件を売りにしてるってどうなんだ?って思います。それってよくよく考えると変ですよね?

 

そして、中抜けシフトって仕事の時間割が忙しい朝、昼(8:00〜12:00)と夕方(17:00〜20:00)の時間だけに仕事が割り振られているんですよね。

 

中抜けって、あくまで次の仕事までの長い休憩時間(4〜5時間くらい)であって、寮に帰ってもゆっくり休めないと思うんですよ。

 

しかもホテルから寮までの距離が短い職場だったらいいですが、バスで通ったり、遠かったりすると大変です。

 

しかも中抜けのせいで、夜遅く終わって朝が早いっていう勤務体系のところも多いので、けっこう体力的にも大変だなと思います。

 

中抜けシフトは労働基準法ではOKらしい

労働基準法で中抜けシフトについて調べてみると違法ではないみたいです。

 

しかし、前半中抜け、後半中抜けの勤務時間が、6時間以上の場合は45分休憩があったり、仕事が暇だから半日は有給扱いなどはできないみたいです。

やはり、中抜けシフトは、採用する側や会社を運営する側から有利な制度といえると思います。

 

中抜けシフトが多い理由は人件費節約のため?

やはり中抜けが理由としては、やはり人件費の節約だと思います。ホテルの仕事って、忙しい時間と暇な時間の波があるんですよ。

 

朝、昼、夜のゲストが出入りする時間帯、食事をする時間帯が一番忙しくて、忙しい時間だけにスタッフに出てきてもらって仕事をする感じがあります

リゾバの求人は繁忙期に募集されてて、行ってみたら思ったよりしんどかったっていう口コミがありますが、こういう裏事情があるからだと思います。

 

僕がワーホリでホテルで働いた時は、通しシフトがほとんどでした。ホテルって24時間体制で稼働していることが多いので、工場ではないですがニ交代、三交代制が多かったです。

 

スタッフの人数も多くて、朝のシフト8時間、昼8時間、夜中8時間の交代制で回してました。

 

そこでは必ず忙しい時間、忙しくない時間があります。

暇な時間帯も全くやることがないわけではないのですが、やはり運営する側からしたら、少しでも人件費を節約したいという意図が透けて見えます。 忙しい時期限定で人を雇う理由ってそういうことなんですよ。

 

それに二交代制、三交代制にすると、どうしてもスタッフの人数が多くなり人件費も高くなります。

(それでも、早朝や深夜は、そこまで人手が必要ないので必要最低限の人数で回してました。)

 

やはり、リゾバのホテル側としては、忙しい時間だけ働いてもらって、暇になったら休憩扱いにして、少しでも人件費を削減したいんだろうなと思うんですよね。

 

 

しかも、リゾバ の時給って900円、1000円、高くて1200円、1300円くらいで、求人によってはそこら辺のバイトと変わらなんですよ。正直、そこまでして人件費削減したいのかな?という感じです。

 

リゾバ は繁忙期限定というカラク

リゾバ って、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などの繁忙期に限定して人を大量に雇って即戦力としてリゾバ スタッフを派遣することが多いです。

 

わりと1週間、3ヶ月、半年、長くても1年くらいで働く期間が短いことが多いです。

ここにもカラクリがあって、ホテルって年中忙しいわけではないんです。

 

僕の働いていたホテルでも、夏のシーズンスキーシーズンが忙しくて、中間の時期は忙しくありませんでした。全く仕事がないわけでは無いのですが、どうしても暇を持て余す期間が出てくるんですよ。

→そういう時は8時間勤務ではなく、6時間だったり、週4くらいまでシフトが減ります。閑散期のタイミングに1か月、2か月のホリデーを取る人も多かったです。

 

なので、忙しい時期限定で人を雇って、暇になったら契約満了というのは、【人件費削減】という意味では理にかなっています。しかし後で説明しますが、かなり非効率と言わざるを得ませんね。

 

こういうやり方で人件費の削減をして、しかも大して時給も高くないので、よっぽどホテル業界って儲からないのか、ただ単にケチなのか分かりませんが、働く側からすると旨味の少ない働き方だなと思うんですよね。

 

本来なら期間限定で人が欲しいなら、通常よりも時給を高く設定して人を集めるなどの工夫をしてもいいはずなのですが、そういうわけでもありません。

 

 

忙しい時期だけに人を雇っていたら人は育たない

よく繁忙期はリゾバで稼げるとかって言いますが、いきなり繁忙期に入ると大変なんですよね。

 

リゾバ っていわゆる調整弁みたいな感じでもあるので繁忙期に人を雇う傾向があるんですが、それをやっちゃうと人が育たたないんですよ。

 

ここがリゾバのデメリットで、忙しい時期にいきなり未経験だと上手く仕事ってできないんですよね。

リゾバ経験者にしても、ホテルが違うと仕事のやり方が全然違います。

 

僕自身、ハウスキーピングでいくつかのホテルで働きましたが、仕事のやり方、ルール、職場の雰囲気などが違うと同じハウスキーピングでもかなり違いがありました。

 

やはり、慣れの期間が早くて1〜2週間、全くの初心者だと1ヶ月〜2ヶ月くらいはかかるんですよね。よっぽど簡単な仕事なら別ですが、やはり仕事のやり方、ルールを覚えるのって大変です。

 

運営側は、それを理解せずに忙しい時期だけ人を雇って、「仕事が遅い」「覚えが悪い」「リゾバ は使えない」と言うのは違うんじゃないかと思います。

求人を見ていると、何というか人を育てるという気が全く感じられないんですよ。

 

やっぱり人が育つには、ある程度の期間が必要なんですよ。それをいきなり繁忙期だけ雇っても、すぐにできるわけないんですよね。何も分からない状態で仕事をするんですから、新人がミスをやらかすのも当然です。

 

このように忙しい時期だけ雇って、都合よく目先の人件費削減だけを考えておきながら、「リゾバ は使えない」とか「覚えが悪い」って言ってくるホテルは、その日のうちに辞めた方がいいですね。

 

 

ホテルの寮から見える意図

リゾバ ってだいたい寮付きで全国どこにでも気軽にリゾバ で働けるというのがメリットです。そうしたら、田舎で人が集まらない地域でもリゾバ で若い人が集まってくるんですよ。

 

たしかに綺麗なワンルームWifi付きで、快適に過ごせる寮もあります。でないと人が集まらないですからね。

しかし、今でも築年数の古い寮や汚い寮、虫が出たり、隙間風が入ってくる寮も多いんですよ。

 

それって要するに、リゾバのスタッフ寮は働く人を一定期間、置いておくスペース]くらいに考えているホテルもあるんですよね。「住める環境だったら大丈夫だろう」って、古い寮だったら物件として維持費や光熱費はかかりますが、ほとんどタダ同然なんですよね。

 

不動産なんかで考えると分かりますが、アパートや家を購入したら高額の初期費用がかかってきます。その初期費用を回収し終えて初めて不動産として利益が出るんですよ。

 

だからホテル側としては、スタッフのために新しく寮を建てたり、改築したり、住みやすい環境を作ろうって考えてるホテルって少ないと思うんですよね。それだけ高額は費用がかかりますから。

 

なので、昔からあったアパートや寮を使い回すホテルもあるわけです。寮って当たり外れが激しいって言いますが、こういう裏側があるんですね。

 

確かにリゾバ ってよく[寮費無料]とか、[食費無料]だからお金が貯まるとは言うんですが、こういう運営側の意図が見えてしまいますね。

 

リゾバ の寮が相部屋の理由とは?

これはスキー場に多く見られるのですが、相部屋の寮もわりと存在します。これもある意味、人件費削減だと思いますね。

 

これもワーホリの経験なのですが、土地の値段が高い都会やリゾート地って家賃が高いので、できるだけシェアハウスのオーナーって大人数を住まわせるんですよ。

じゃないと元を取れないですからね。

一部屋借りるのに月10万円くらいする部屋でも4人住まわせれば、単純計算で1人25000円です。住まわせる人数が多ければ多いほど1人あたりの月の家賃も安くなるんですね。

 

それにニセコみたいなリゾート地だと地価も高いでしょうし、カナダのバンフみたいに建物を建てる制限みたいなのもあると思うんですよ。

だからニセコみたいなスキーリゾートだと2人や4人部屋が多いのかなと思います。

あとは単純にスタッフの人数と寮の数が釣り合ってないケースですね。

 

寮が少なくてスタッフが多い場合だと新たに寮を作るのではなく、相部屋を増やすことで対処していることが考えられます。

 

リゾバで複数の業務をさせられる

リゾバ の求人で見かけるのが、複数の業務をさせられる求人ですね。わりと中小規模のホテルに多いです。

この複数の業務というのもクセモノで本来なら派遣の契約で書かれた以外の業務はやる必要ないんですね。そもそも契約以外の仕事をさせることは違法です。

しかし、求人に小さくその他付随する業務あり]とかって書いてあるんですよ。つまり状況に応じていろんな部署を転々として仕事をすることもあるってことですね。

 

[その他付随する業務あり]と書いておくことで名目上では[契約以外の仕事をさせること]にはならないので、複数の仕事をさせたり、仕事を詰め込んだりするホテルもあるんですよね。

 

これも人手不足人件費削減のためであり、少ない人数で仕事をしようと思ったらどうしても複数の業務をしないといけなくなるんです。

なかには規約に書いてなくても、複数の業務をさせられることがあるのですが、そういう場合は派遣先のホテルが派遣法について理解していない場合もあります。

 

そして仕事が暇になれば、他の部署や仕事に移動してもらうことで、少しでも効率よく人件費の無駄を削減しようという意図が、[その他付随する業務あり]という文章から伝わってくるんですよね。

 

[経験スキルを考慮して決定]という言葉

たまに求人で見かけるのが[経験スキルを考慮して決定]という言葉です。

これが経験年数に応じてではなく、スキルに応じてと書かれているのがポイントです。この文章を見て雇う側は、最初から時給を上げる気なんてそこまで持って無いんだろうなって思いました。

 

経験年数、資格などで時給が決まるなら良いんですが、スキルとなると判断がどうしても曖昧なんですよね。しかもスキルと言っても具体的にはどういうスキルなのか書いてないんですよ。

 

例えば、オーストラリアやニュージーランドのように海外だったら、Must have minimum  2 years experience (最低限2年以上の経験必須)とかって書いていて、必要なスキル、資格はこういう物を持っている人が欲しいって書いてあるんですよね。

 

必要なスキルなんて働いているホテルによって違いますし、仮に5年、10年やってても身につくスキルは違います。そもそもホテルのグレードが違うと求められるスキルが違いますからね。

要は時給を上げるよって良心的に見せかけておいて、実は時給を上げる上げないの判断が雇うホテルの主観で決まるんですよ。

パッと見で[経験スキルを考慮して決定]という言葉を見ると良いように思ますが、こういう裏があるんだろうなって思いましたね。

 

リゾバ 求人から伝わってくる意図

このように求人を見ただけでも、人件費を安くしたいという意図が、中抜けシフトやスタッフ用の寮、忙しい短期の仕事、複数業務という点から伝わってきます。

 

リゾバ って忙しい時期に忙しい時間帯に期間限定で働いてもらって、そのために最低限の住む場所を提供して、かつ安い時給で働いてもらうっていう意図があると思うんですよね。

 

正直なところ、ネットやYouTubeツイッター、ブログとかでリゾバ って調べたら、なんだかで良いことしか書いてないことが多いんですよ。

 

でもそれって、求人紹介アフィリエイトが目的でリゾバに誘導している可能性もありますからね。ブログってそういう側面がありますから。リゾバに特化したブログなんて特に。

 

僕がワーホリで数年ホテルで働いてきて、いろいろ見てきた経験からするとリゾバが良いとは一概には言えないなと思います。

やっぱり中抜けシフト、短期の繁忙期などで大変な割には時給も安いですし、ホテル側が「少しでも人件費削減したい」っていう本音が見えちゃうんですよ。

 

それに[経験者、リピーター時給アップ]とかって言ってもせいぜい50円、100円アップですからね。英語などのスキルについても同じく50円、100円アップくらいでした。

 

派遣会社のサイトにしっかりと人件費削減って書いてある

[リゾバ 、人件費削減]Googleで調べてみたのですが、しっかりと人件費・採用コストの削減(繁忙期・閑散期に合わせて)って書いてあるんですよね。

 

↓隠された情報でも何でもなく普通にググッたら出てきます。

 

この2つの会社は知らない名前のリゾバ 派遣会社ですが、どの派遣会社も派遣先のホテルも口には出さないだけで考えていることは同じだと思いますね。

結局として、[忙しい時期限定で働いてもらう調整要員]っていうのが、リゾバ の本当のところなんじゃないかなって思いますね。

 

リゾバの2〜3ヶ月、長くて6ヶ月など働ける期間が短いのもそういうことです。まともに雇っていたら、仕事が暇な時期に余計な人員が余りますからね。その無駄をリゾバ で上手に削減しているってことなんですね。

 

本来なら、ゴールデンウィーク、クリスマス、年末年始など、人手が足りないくらい忙しい時期限定で働く場合には、通常よりも割り増しで時給を高く設定すべきだと思うんですが、それもやらないって働く側としては「本当に働く意味があるのかな?」って思ったりします。

 

ワーホリでホワイト企業のホテルで働いた経験からすると、ここらへんも節約されているなって感じますね。

 

リゾバ は目的を持って行くならアリ

 

もちろん、なかにはリゾバという働き方が純粋に好きで2年、3年くらいずっとリゾバで働いているという人もいます。

そういう人は否定しませんし、目的に合わせてリゾバ をどんどん活用して良いんじゃないかと思うんですよ。

たしかに沖縄や北海道などの有名なリゾート地に住んで長期滞在するって貴重な経験になりますからね。

リゾバをするんだったら、仕事環境がいいホテルをリピートするか、英語力アップなどの目的を持ったり、北海道、沖縄のような自分が住んでみたい場所にプチ移住する目的で行ってみるとか、

 

でもリゾバ って、これまで述べてきたように裏事情を考えて、仕事の量や時給を考えると割に合わないなって感じますし、しっかりとした目的を持たないと、けっこうキツイんじゃないかと思います。

 

僕のブログは主にワーホリ、留学向けの記事が中心なので、ニセコトマム、白馬を押してますが、それでも英語環境で働けるという理由以外でそこまで大きなメリットは無いかなと思っています。

 

そもそも働ける期間が短いというのもあって、ずっと続けるのは厳しいというのが僕の感想ですね。

僕はリゾバ 経験者ではないですが、海外のホテルでいろいろ見てきた経験からすると、日本のリゾバ は、ブログやYouTubeで言われているほど、良いものではないなというのが感想ですね。