こんにちはとーしばブログのとしです。
僕はカナダとニュージーランドで複数のホテルで働いていました
ニュージーランドでは1社だけでしたが、カナダでは4つのホテルで働いてました。
カナダではいろいろあって失敗も多かったものの、あとで振り返るととてもいい経験だったので感想を書き残したいと思います。
お金こそほとんど貯まらなかったので多少後悔した部分もありますが、いくつか他の所で働いたことによりホテルのグレードやそのホテルのやり方によって職場の雰囲気や働き方が違うということも学びました。 なので結果的には良い経験だったのではないかと思います。
複数の違うホテルで働いた感想
職業はすべてハウスキーピングだったのですが、ホテルごとにルールややり方が違いました。
もしもヒルトン1社だけで働いていたら気づかなかったのですが、ホテルのグレード五つ星ホテルか2つ星ホテルによっても違います。
【ホテルで違う仕事のやり方】
例えばベットメイキングのやり方にしてもそれぞれのホテルで違いました。枕の置き方やシーツのたたみ方入れ方なども全くホテルによってスタイルが異なります。
朝のミーティングのやり方、トローリーのバスタオルやアメニティーを入れる位置など
チームで仕事をするのか1人で仕事をするのか、スーパーバイザーの人数やチェックされる場所など、逆にあまりチェックされないゆるい色もありました。
さらに日々の仕事の忙しさやどこで手を抜く手を抜かない等も違いましたね。
キャッスルマウンテンのホテルのスーパーバイザーはほぼ不在の状態で、ハウスキーピングメンバーで仕事を回していました。大変な面もありましたが自由で融通が効くところも多かったのでかなり楽な職場でした。ハウスキーピングのほかにランドリーの仕事も掛け持ちでやりましたね。
【チームで働く人の人間性】
チームで働いている場合は全く動かない人や動きが遅い人わざと仕事をサボるような人などいました。
その一方で積極的にチームで協力してくれる人などチームメンバーの人間性も見れました。
それはどのホテルでも一緒で協力的なチームメンバーは本当に助かりましたね。
【ターンダウンなどのある無し】
ヒルトンではターンダウンサービスがあったのですが、ターンダウンサービスがある無しもそれぞれ違
います。ダウンダウンなどが主に高級ホテル系列の方が多いのかもしれません。カジュアルなホテルでは、ほとんどターンダウンサービスは見られませんでした。ホテルによってのサービスの内容も変わります。それを知ったりすることも良い経験だと思いました。
【トレーニング期間】
そして、入社してすぐのトレーニング期間ですが、新人とは違いすでに仕事経験があるため、すぐに覚えることができました。
しかし中には新人教育をちゃんとしていない場所も何個かあったので、やはり経験は大事なのかもしれません。しかし新人教育に熱心ではないところやいい加減なところは、やはりどうかなと思う部分もありました。
カナダにいるときは、いろいろうまくいかないことも多かったため、クイーンズタウンのホテルを辞めたことをしばらく後悔しましたが、今になれば複数違うホテルで働いたことが良い経験になりましたね。
仕事経験が全て通用するとは限らない
あとはレイクルイーズのポストホテルでは1週間働いただけで結果的に解雇されてしまいましたが、今になって考えてみれば、ヒルトンで行った経験をそのままそのホテルに持ち込もうとしたためにスーパーバイザーに嫌がられたのかもしれません。
ホテルのハウスキーピングの経験があるからといって他のホテルで使えるとは限りません。
その部分では僕は慢心があったのかもしれません。恥ずかしながらヒルトンで2年間働いたと言うことに過信していた時期がありました。
経験があればすぐに仕事に溶け込むことができますが1から覚えないといけないルールややり方があります。なので全ての経験が役に立つとは限りません。
イエローナイフのホテルではランドリーをやっていたので、1から覚えることもが多くありました。
同じ仕事でもホテルによっては細かくやり方が違うのでトレーニングは経験者でもしっかりトレーニングをやったほうがいいです。
ビザや働く期間で落とされることも
トロントやバンクーバーなど都会の大きなホテルでも面接の機会をいただきました。
面接してくれた人は僕の経験を好意的に受け止めてくれましたが、僕のワーキングホリデービザの残りが少なかったため採用されずに終わったことがあります。
ビザがワーキングホリデービザのために働く期間が限られています。
採用する側としては長く働いて欲しい人を採用したかったので、採用は辞退と言うことになりました。
ワーキングホリデービザと言うビザの制約のため仕事に就けなかったと言うこともいくつかあります。
オーストラリアには経験があれば採用してくれる逆に経験がなければ全く採用されないと言うことを知っていたため経験があればどこでも採用してもらえると思いましたが、それは間違いでした。ビザも重要だったんですね。
しかし都会にあるようなラグジュアリーホテルやシェラトンで面接を受けたのは貴重な機会でした
カナダで自然の中で働く、貴重な体験をする
バンフのキャッスルマウンテンシャレーで働いた時は、外に小さなロッジがいくつもあるホテルでした。
移動はハウスキーピング用のトローリーを押していくのではなく、ゴーカートを運転して移動してハウスキーピングの道具を持っていきます。
バンフの自然の中で働くので夏はとても良い環境でしたね。冬場はホテルそのものがクローズしてしまうのでに3ヶ月の短期雇用でした。
夏はリスや鹿などの動物がいる中で働きました。
キャッスルマウンテンと言うバンフでも有名な山の麓にあるホテルで働いたことで、他のワーホリの人たちと一風変わった経験をすることができました。
働いていた当時は特に感じなかったのですが後から写真を見て本当に良い場所だったんだなと思っています。
当時はお金を稼ぎ貯金することばかり考えていたのですが、経験も重要な資産なんだなと思います。他の人とは違うオリジナルな経験を自分の中で貯めていくことで自分の付加価値をつけることや経験を次の仕事に活かせるのではないかなと思います。
英語圏の人とたくさん知り合うことができた
バンフのホテルで働いてみて、現地のカナダ人やオーストラリア人ニュージーランド人アイルランド人イギリス人など英語圏の人と働けたので良い経験になりました。
同じカナダの中でも英語圏とフランス語圏があります。これはニュージーランドやオーストラリアとはまた違うカナダならではですね。
ケベック州から来ていた同僚もたくさんいたのでその人たちからケベックの事について教えてもらいました。
【二つの言語と文化圏】
カナダの中には2つの言語は文化圏も違います。英語とフランス語です。
ケベックの人たちはフランスの歴史を中心に学びます。
そして文化圏が違うためカナダから独立をしたいと言うグループも存在しています。しかし少数派グループで経済圏を作りそれを国としてやっていくことが厳しいと言う現実もあります。
日本ではなかなか話題にはなりませんが、現地の人にそういった話を聞くことは僕にとってとても面白い経験でした。
それとNetflixで赤毛のアンのドラマを見ていますが、その中でフランス人の男の子が出てくるシーンがあります。
実際にカナダで生活していたためイギリスとフランスの文化が入り混じったカナダと言う国についてよりリアルに感じますね。
カナダに滞在中プリンスエドワード島には行かなかったので、次にカナダに行く機会があればぜひ行ってみたい場所です。
ケベックのモントリオールに2週間滞在してニュージーランドのシェアハウスで一緒だった友達やハロートークで知り合ったフランス人の留学生の友達と出かけたりしました。
ワーホリで知り合った友達に再会したりハロートークなどオンラインでつながった友達と会うと言うことも貴重な経験でした。
一つの場所で働いてたら見えないことがある
ホテルもいろいろなグレードがあるのでその現地の働き方やルールに慣れないといけません。
僕はヒルトンで働いた二年間の経験を持っていましたが、現地のホテルのやり方を1から学ばないといけませんでした。
イエローナイフでもブラック体質のホテルでひどい目にはありましたが、オーロラが見れたり原住民の文化が強い地域に滞在したのは良い経験でしたね。
リムロックホテルも仕事が忙しすぎてついていけませんでしたが、そこで働いている人たちと仲良くないみんな基本的にいい人たちばかりでした。もちろんストレスが溜まったこともあります。
そして2ヶ月半という短い期間でやめてしまいました。
オーストラリアとニュージーランドで働いていた時はワーホリビザで来た人たちと働いていたので英語圏の人と知り合う事はほとんどありませんでした。
待遇は良かったのですがニュージーランドでずっと働いていたら、こういった経験はできなかったかもしれません。
確かにヒルトンホテルを辞めたことを後悔しましたが、今になって考えると失敗したことも多かったけどカナダで1年間、複数の場所で働いたのもいい経験だったなと思います。
失敗の経験も後から振り返ってみれば自分の資産のかなと思いますね。
最後に
ヒルトンをやめた時はわからなかったんですが、やはり後からになってみなければ何が正しくてそうじゃなかったのかわかりません。
どっちにしても今回のコロナで僕の同僚もたくさん解雇されてしまいました。なので僕もそこにいれば確実に解雇されてたでしょう。
もう1年働けたと考えることもありますが、どっちにしろコロナによって解雇されていたのは間違いないので、ずっと滞在し続けると言うのは厳しかったかもしれませんね
この前、ニュージーランドで知り合った日本人の友達が大阪の外資系のホテルに入社した話をしました。
その人は職場の雰囲気も良く、スタッフは海外の人が多かったり海外経験の豊富な人が多いと言うので仕事がマッチしていたと言っていたらしいです。自分がしてきた事の何が幸いするかはわからないものだなと思います。
僕の好きな言葉でスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学でスピーチした言葉があります。
【Connecting dots 】といって、点と点をあらかじめつなぎ合わせる事はできない。だけど自分の人生を振り返ったとき必ず自分がしていた経験はお互いにつながり、点が線になり繋がると言っていました。
あのApple のMacにカリグラフィーを採用したのにたまたまスティーブジョブスがカリグラフィーの授業大学で受けていたためでした。
今ブログを書いている経験やメルカリをしている経験も何かの役にかもしれませんね
人生何が幸いするかはわからないものです。