とーしばブログ

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異世界転生アニメが流行る理由ー 現実世界で勇者になれない僕ら

こんにちは、とーしばブログのトシです

僕はほとんどアニメを観ないのですが、ここ数年、異世界転生アニメというジャンルが人気みたいですね。

そして少し前ですが、ヤゴウという方の四コママンガでこの異世界転生アニメについて描いてました。

 

この四コマを見るとなんだか今の若者が置かれた現状となぜ異世界転生アニメというジャンルが流行っているのかが分かるような気がしました。

 

現実世界で勇者になれない僕ら

 

異世界転生アニメとは簡単に言うと、、

冴えない主人公が、何らかのきっかけで異世界(ファンタジー世界)に転生して勇者として活躍するアニメです。

(説明の仕方が違っていたらすいません)

 

⇒この現実世界で冴えない主人公が、異世界に行って活躍するという内容こそが、現実の厳しい世界と理想とのギャップを抱える若者心理を表しているように思います。

 

この四コマ漫画の主人公も35歳で実家暮らし、月収10万、独身、資格無しというスペックです。このヤゴウさん四コマ漫画の主人公像ってとってもリアルです。

 

少し前にネットで、手取り14万の女性が話題になっていましたが、こう考えるとマンガの主人公の月収10万もかなりリアルな数字ですよね? 

ホリエモン、手取り14万の女性に「お前がおわってんだよ」 持論に賛否 (2019年10月9日) - エキサイトニュース

 

他にも自分の能力や容姿に自信が持てない将来が不安というのも若い世代の特徴だと思います。

 

このマンガの主人公のように35歳で独身は誰にでも起こりうることです。少し前の時代なら結婚できる可能性も高く、ボーナスも貰えて年功序列で年収も上がりました。

 

ですが、僕たちの世代は生まれた時からすでにバブルは崩壊していてリーマンショックも経験しました。結婚するにも安定した仕事に就くのもハードルが高いです。

 

中高年世代は、高度経済成長とバブルを経験して未来に希望が持てる時代を経験したことがあるかもしれませんが、僕ら世代は未来に希望を持つのが難しい世代と言えます。

 

 

異世界転生アニメが流行る時代背景

 

このように現実世界希望が持ちにくい世代にとって、冴えない主人公が異世界で活躍するという話は共感されやすいと思います。

現実世界の生きづらさを表した歌として、『命に嫌われる』という歌がネット上で話題になりました。

命に嫌われている。/初音ミク - YouTube

 

この歌のメッセージは生きることがテーマだと思いますが、僕が聴いて感じた印象はかなり重い歌だと思いましたし、現代の生きづらさ苦しさを表していると思いました。

 

僕は共感できるというより、、曲を聴いてて辛さや苦しさや悲痛さが伝わってくるようだったので、何回もは聴けない曲ですね。。

 

僕はゴスペルの曲なのですが、[nobody knows trouble i've seen]の方が厳しい状況でも強く生きるというメッセージが込められているので、こっちの方が好きですね。

Nobody Knows the Trouble I've Seen - YouTube

 

そして、日本人の死因1位がなんと自殺なんです。

若年層、死因1位が「自殺」 先進国で日本のみ…深刻な事態 - 産経ニュース

『命に嫌われる』という曲でも自分なんていなくても構わないという歌詞が出てきますが、自殺が死因の1位ということやこの曲の内容からも今の若者の現実が伝わってきます。

 

ほかにも来世に期待 オワタ 詰んだ というネット上のスラングも現代の生きづらさを表している言葉に思います。

 

この来世に期待という言葉にしろ、異世界転生アニメにしろ、現実世界に希望を持てなく、どこか別の世界に対して希望を持っているという風に思いました。

 

⇒ある意味、貧しくて苦しい生活をしている人でも、【神を信じていれば死後は天国に行って幸せになれる】といった考え方にも少し通じているように思いました。

昔から社会の不条理や格差などへの不満や不安の拠り所として、来世や死後など、異世界転生ものみたいな考え方は存在していたんですね。

 

 

今の現状を打開するには?

 

このように厳しい現状が続く日本では、いろいろな打開策拠り所を見いだす人がいます。

異世界転生アニメもそうですし、日本すごい愛国系コンテンツ、東南アジア移住などの海外移住、他には投資でのセミリタイア、もしくは新興宗教に希望を見出している人もいるかも知れません。

 

僕はどちらかといえば、海外移住ノマドライフ希望を見出していますが、今は誰もが何かしらに拠り所を求めて希望を見いだそうとしているように思います。