とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

極寒のイエローナイフのブラックなホテルからの大脱出作戦 【カナダワーホリ 】

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こんにちは とーしばブログのとしです。

僕はカナダのイエローナイフのホテルで働いていましたが仕事を1ヵ月半で辞めました。

 

理由は、長年勤めている日本人の情報で給料未払い等の問題を抱えている企業だと分かり、そして一番問題だったのがフィリピン人の上司がかなりブラックでクセが強すぎたからです。

 

今回は、カナダの極寒の陸の孤島イエローナイフからの大脱走について書いていきたいと思います。

 

1か月半で辞めたイエローナイフのホテルの仕事

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僕はイエローナイフのホテルでは、ハウスキーピングではなく、ランドリーの仕事をしていました。

しかし、ランドリーの仕事はスーパーバイザーの部屋が併設されていてガラス張りで常に監視されてるんですね。

 

ランドリーで一緒に働いているスタッフのフィリピン人のおじさんやおばさんは感じが良くて、親切だったので良かったのですが、

雰囲気は常に手を動かさないといけなくて、余計なことは喋れない殺伐とした雰囲気の職場でした。  

 

 

そして、ブラックフィリピン人上司以外にも、厄介な台湾人の女の人がいました。 その人は新人にだけやたら怒ってきたり、いちゃもんをつけてくるんですよね。そして仲間うちにだけ愛想が良かったり裏表が激しかったです。

 

僕もいろいろと仕事にいちゃもんをつけられて怒られました。あとから入ってきた日本人ワーホリの女の人も初日からいろいろ言われたようで、みんなスタッフアコモデーションで昼休憩を取っていたので同じように休もうとしたら、その人だけ怒られたそうです。

 

あとは、いろいろホテルの裏事情を教えてくれたベテラン日本人ワーカーも最初はいろいろ状況を教えてくれて良かったのですが、ハウスルールが突然変わってアコモデーションが土足禁止になってて怒られました。

 

それ以来あまり顔を合わせたくなくて、日本人ベテランワーカーの人とは話さなくなりました。 最終日も少し見かけただけで話はしていません。。

 

そして、この職場のほとんどはアジア人でした。何故か日本人スタッフもめちゃくちゃ多かったです。前に勤めていたキャッスルマウンテンのホテルは日本人は僕1人だったので、余計日本人やアジア人だらけのギャップを感じました。

 

この環境を例えるなら、英語がよく分からない状態の日本人やアジア人だらけのオーストラリアの悪質ファーム、バンダバーグやミデューラのような場所でした。

 

ブラック、フィリピン人上司と揉める

前回はホテルの仕事を辞めようとするとフィリピン人上司と揉めたという話をしました。

イエローナイフのホテルでブラック上司と揉めた話【カナダワーホリ】 - とーしばブログ

 

かなりクセの強い人だったので、いろんなスタッフと揉めたり、スタッフが辞ようとすると難癖をつけて辞めさせなかったり、嫌がらせをしたりとかなり問題のあるブラック上司でした。僕も辞める前にいろいろ言われました。

カナダワーホリ イエローナイフのブラック、フィリピン人上司 - とーしばブログ

最後の最後は、バックれようかなと思って、一応辞めることは伝えているので、抗議文を送ってバックれる作戦も考えました。

他の日本人スタッフにも相談してみましたが、日本の真面目な人が多かったからか辞めると相談した反応はまちまちでした。 

 

嫌がらせで仕事の予定を全部消される

 

いろいろ心配はしていたのですが、他の部署の親切なフィリピン人スタッフが根回ししてくれて、辞めることをブラック上司が承諾してくれました。しかし最後の最後にブラック上司の嫌がらせで辞める前の2週間分の予定を勝手に消されました。

 

その上司は僕が辞める1週間前には休暇で職場にはいなくなって、ラッキーなことにカナダ人のハウスキーピングの上司に相談して予定を元に戻してもらいました。

 

もしも、辞める前に仕事が無かったら収入も無くなるのは目に見えてますよね?

一度は辞めることを承諾したはずなのに、自分の気分を害されたり、気に入らない相手にはこんな嫌がらせをしてくるあたりがやっぱりブラックだなと思いました。

 

そのフィリピン人上司は見た目はきれいな感じの女の人のです。しかし中身はとてもわがままで自分がルールだと言わんばかりに好き勝手してるような人でした。

 

スーパーバイザーの権限と権力を乱用して、自分の威厳やプライドを守っている感じです。気分屋で人の好き嫌いがあって、女性スタッフだけに対応が違うところも下手すると性差別です。

今までのワーホリで関わった人たちのなかでもダントツでブラックな人物でしたね。

 

他にも迷惑だったのが、仕事と関係ない職場の元同僚のフィリピン人を呼んで話し込んでいた時です。

こっちは、仕事をしているにも関わらず、お構いなしにその人たちは長時間居座って、ブラック上司は上機嫌で話し込でいて、めちゃくちゃ邪魔だったの覚えています。

自分に優しく人に厳しくの典型例でした。

 

極寒のイエローナイフ、脱出前の最後の日々

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↑(陸の孤島、極寒のイエローナイフ)

 

そのブラック上司がいない時は気楽だったのですが、、、日本人のハウスキーピングの同僚曰く、最後の1週間はブラック上司がイエローナイフに滞在しているとのことでした。

 

一応、僕を追放しているので、もし働いてるのがバレたらと思うとヒヤヒヤしていました。何か言われたらカナダ人上司に相談するか、最悪の場合、職場から出て行こうと思いました。

 

でも、航空券の日にちは変えられないので、イエローナイフのスタッフ寮で収入がない状態で待機しないといけないんですよね。。 

 

そして予想していた通り、フィリピン人ブラック上司が、辞める2日前になって職場にひょっこり現れました。

内心、何か言われるかなとドキドキしていたのですが、幸い何も言われませんでした。そういう意味でも人間関係のストレスで嫌な思いをしました。一応「出ていけ」と言われた時にどういう対応をするかは考えていました。

そのフィリピン人上司も少し現れただけでそれから会っていません。正直もう二度と姿を見たくなかったです。 

 

もう1人、ワーホリで来た日本人の女の人で、仕事を辞めるか迷っていてという人がいましたが、その人にも問題が降りかかっていました。

 

その人は、アメリカに旅行に行く予定があったので、何日か休暇を取りたいと話をしたらしいのですが、そのことについてもブラック上司とかなりいろいろ言われて揉めてました。その女の人は数カ月後に止める予定だったんですが、辞めるのを少し早めたと言っていました。

 

 

そして、最後の仕事の日を切り抜けて、カナダ人の上司に辞める前の手続きをしてもらいました。最終日にフィリピン人上司がいなかったのがラッキーでした。

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イエローナイフは、もともと地理的に航空券がかなり値段が高いので、すぐに辞めて出ていくと言う事は難しいです。

何度もバックれることも考えましたが、イエローナイフはカナダの他の都市と隔離されていて突然辞めるには厳しい立地なんですよね。

しかも格安で泊まれるホステルみたいなものもないんですよね。。

それに突然、仕事を辞めてしまえば当然給料の未払いなどを平気でしそうな会社なので1ヶ月半働きましたが、その期間はかなり苦しかったです。

 

ついにイエローナイフから脱出を決行

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仕事を辞めてイエローナイフを出て行く当日は、朝3時に起きました(夜中の3時) あらかじめ荷物をまとめておいたので、起きてすぐにベッドのシーツと枕カバーなど袋に入れて、ホテルのオフィスに置いておきました。 

ラッキーなことにホテルのラウンジにクロワッサンやパンやコーヒーがあったので貰いました。

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同じ寮に住むインド人の人も声をかけてくれて少し話しました。最後に「グッドラック」と言ってくれました。

そして4時の迎えのバスで、空港に行きイエローナイフをあとにしました。バスに乗った時に「ここから脱出できる、、」という安堵感はブラック企業を辞める時、特有の嬉しさと喜びですね。

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その時はほっとしていたのですが、給料の未払いでかなり悪評がある会社だったので、最後まで気は抜けませんでした。。そのあと無事給料は振り込まれましたが、やはり計算していたより少なかったです。

 

朝5:00に航空機に乗り込みイエローナイフから無事脱出。バンクーバーに降り立った時は、本当に喜びと安堵したのを覚えています。滞在したバンクーバーのホステルでは部屋を割引きしてくれた上にアップグレードまでしてくれました。

カナダ最後の数日はバンクーバーで過ごしました。

 

最後に

イエローナイフで1ヵ月半がとても長く感じました。 新しい環境に行った上にストレスのある環境で働かなければいけないと言うのはかなり精神的にダメージを受けます。カナダではいろいろ大変な思いをしましたが、最後の最後でも大変な思いをしました。