とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

ベルリンにあるスタートアップ企業Picnicの見学に参加してきた体験談/ ベルリンでの倉庫の仕事に面接に行く【ドイツワーホリ】

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こんにちは、とーしばブログのとしです。今回はベルリン郊外のLudwigsfeldeにあるPicnic の見学に参加してきた体験談です。

 

Picnic technologies とは? 

Picnic technologies は、ドイツのオンラインスーパーです。

2019年〜2022年のコロナ禍にフードデリバリーサービスが発達したこともあり、こうした企業が増えているみたいですね。

 

フードデリバリー企業は、Uber Eatsをはじめ、Golila 、Wolt、Flinkなどもベルリン市内で自転車でデリバリーをしているのをよく見かけます。

 

Picnic ウェブサイト

 

ベルリンにpicnic が出来たのは2023年5月からとかなり新しい企業です。

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↑まずエントランスから入ります。エントランスには改札口みたいなのがありましたが、説明会だったからか、IDカード無しでもすんなり入れました。

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↑(2023年現在の時点では)  企業自体が新しいからか、かなりガランとした印象を受けて、デスクや作業机が最低限置いてあるだけでした。

 

この企業は、主にスーパーマーケットで取り扱っているような食料品や日用品をアプリやオンライン上で顧客が注文し、それを届けるのが仕事になります。

なので倉庫でのピッキング作業や車での配達作業が仕事内容ですね。

 

 

Picnic (ベルリン)

Picnicの住所がUferring 1, 14974 Ludwigsfelde  なのですがかなり遠いです。

Indeedの仕事レビューを見ても車なしの通勤は大変だと言う不満を書いたレビューをよく見かけました。

 

ベルリン以外のPicnicも郊外の立地にあるみたいですね。やはり工場や倉庫は地価の高い都会より、郊外の離れた場所にあるのは仕方ないですよね。

なかにはベルリンのアマゾン倉庫(Mariendorfと Tegelにある)みたいにベルリン市内に程近い場所にある倉庫もあります。

 

 

Picnicから連絡が来るまで

まず、picnic のウェブサイトからアプライをします。ここで連絡が来るまでかなり待ちます。企業から連絡が来るまで、だいたい1〜2ヶ月ほどかかりました。

 


僕もアプライしてから2ヶ月くらいした頃に企業から電話が来て見学の予約をしましたが、面接に行った他の人の話を聞く限り、だいたいそれくらいはかかるみたいですね。

 

ベルリン市内からPicnic までの行き方

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僕の場合は、SバーンPotsdamer Platz →RE (Birkengrund駅 またはLudwigsfelde駅)→バス720 (帰りは710バス) →徒歩10分

所要時間1時間半かかりました。SバーンとREバーン、バスを乗り継いで行きます。

(いざ仕事が始まったらREバーンから倉庫までの道のりではスタッフ用のシャトルバスが運行しているようです。) 

 

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↑このようにBirkengrund駅で降りるルートだと、picnic の倉庫がある方面に10分ほど歩くとバス停があります。

 

行きの720、帰りの710バスでは乗る時にチケットを提示します。僕はDBの49€チケットを提示したら乗れました。

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↑この写真に載せてあるのが本来の正しいルートです。

行きのルートはGoogle マップの表記がおかしいのでちょっと迷いました。

 

Google マップで表示されるバスのルートはややこしいので説明しておくと、、

 

picnic の倉庫がある方面にバス停があるんですが、Googleマップだとバス停の場所が倉庫の反対方面に表示されて、バスのルートも大きく回り道をするルートが表示されます。

 

バスも電車が到着してすぐ出発してしまい、バスを15分くらい待たないといけなかったので、同じく面接に行くインド人の人としばらく徒歩で歩いて、別のバス停で720バスに乗れました。

 

回り道ルートで巡回してるので、万が一乗り損ねても、Picnicがある方面のバスのルートを歩いていると別のバス停から乗れます。

 

Picnicの企業説明会 

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行き方が分からなくて、バスに乗り遅れたり、予定時刻ギリギリについたんですが、なんと余裕で間に合いました。

 

メールでは、7時45分には着くように指示されていたのに、実際にスタッフの人が来て説明会が始まったのが8時15分でした。

 

企業説明会は、英語の日とドイツ語の日が選択できます。(最初の電話面接で希望日と言語が選択できます) 

 

この日、英語の説明会に参加したのが、自分を含めて人数9人ほとんどインド人で何人かアフリカ人(アフリカ人のウクライナ難民の女性二人組) の人がいました。

 

インド人メンバーはみんな若くて、ドイツにMBAやMaster Digree(大学院修士課程)のためにドイツ留学して来たインドの若者たちでした。

なので学生のメンバーは全てパートタイム希望でしたね。

 

この日、説明会で企業説明をしてくれた人はガタイの良い黒人のヒゲの男の人でした。

 

新しい倉庫ということもあり、そのスタッフも倉庫に赴任して4週間ほどだったみたいです。

もしかしたら、その人はドイツにある別のPicnicで働いていたのかも知れませんね。

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企業説明の主な内容は集合場所とは別の部屋にみんなで移動して、ピクニックがどんな企業なのか?についてスタッフからの説明を聞きました。

 

 

その次に倉庫見学があり、工場に入るために工場用の靴を自分の靴の上から履きます。

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写真では若干分かりにくいですが、僕の履いてる靴を覆うような形でスリッパ?のような靴を装着しました。

 

それからスタッフに連れられて、商品のピックアップについて説明について行きました。

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倉庫ができたのが、最近というのもあり、使ってないエリアはこのように広々とした何もない倉庫でしたね。この隣のエリアが実際に作業するエリアになります。
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このようにエレクトリックカートが並べてあり、この車で配達するんだと思います。
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広々と何もないかと思いきや卓球台がありました。たぶんスタッフが自由に使っていいんだと思いますが、いかにもスタートアップ企業って感じですね。

 

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これが常温エリアですね

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↑ネットからの引用ですが、このようにスーパーの棚のような棚から、食品や日用品を注文内容を確認しながらピックアップします。

 

商品のピックアップには、ハンディ(商品のバーコードを読み込む機械) を使い商品を入れるカートを使うようです。

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このような赤いボックス、あとは黒いボックスもあるみたいです。そこに商品を入れていくみたいですね。


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↑遠くからで分かりにくいですが、作業用の箱を専用のカートに入れて、常温商品、チルド商品は別々に入れるようです。

 

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↑コレが冷凍食品を入れてあるエリアで、別にチルドエリアの部屋もあります(気温は1℃前後で野菜やフルーツなどが置いてあります) 

チルド作業は全ての倉庫作業スタッフが分担して行ってますし、防寒着も貸し出ししているようです。

 

 

入社してから、しばらくはトレーニング期間があり、それ以降は1人で仕事をすることになるようです。アマゾン倉庫の商品のピッキング作業を思い浮かべてもらうと分かりやすいですね。

 

 

個人面談

倉庫見学が終わり、一人ずつ呼ばれて10〜15分ほど倉庫案内をしてくれたスタッフと個人面談があります。面談が終わっても、まだ終わってないので全員の面談が終わるまで待機します。

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場所は企業説明があった部屋です。スタッフからの質問内容は、「なぜあなたを雇う必要があるのか?を説明してください」という質問でした。

 

そのスタッフの人がユーモラスな人で、説明会の時もジョークを言うような人で打ち解けた感じで、この日説明会に来た自分はただ一人の日本人だったこともあり「チームに多様性が必要だから?」と僕が答えたら「まさに、その通りだよね笑」と打ち解けた雰囲気で話せました。

 

必要な書類を書く

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面談が終わるとスタッフから書類が渡されて、名前や住所、ドイツの税金番号、ビザの種類、

倉庫での仕事で安全のための説明とクイズ形式の質問に答えます。書類も英語の書類をもらいます。

全て一通り書類を書き終えたら、Picnicの人事部のオフィスに持っていきます。

 

仕事の待遇と勤務時間

仕事は、フルタイムかと思いきや仕事は、週4日、1日8時間シフト、または週5、1日6時間シフトだと言われました。(フルタイム週5で1日8時間のシフトもあるかもしれないです)

 

時給は13.30€で、スタッフ用の食事付きです。

仕事が朝のシフト、夕方からのシフトがあり、

朝は、6時〜14時30分(30分休憩)

夕方は、14時30分〜 23時(30分休憩)

のシフトです。朝のシフトの人は朝だけ、夕方の人は夕方だけ働きます。

 

仕事の日は、月曜日〜土曜日のいずれかの日で、日曜日は必ず休み、あとは自分で1週間前のシフトが出る前に休みの日を申請したり、そうでなければスーパーバイザーが休みの日を決めます。

 

昼のランチ休憩

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Picnicでは30分のランチ休憩があり、スタッフ用の食事が用意されています。

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場所は最初に説明会の集合場所だったエリアです。
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このように冷蔵庫は自由に使えて、キッチンは未整備な感じなのですが、流しや電子レンジがあります。


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スタッフ用の食事を作るキッチンがあるわけではなく、ランチは大きなフードデリバリーのケースに入れられた数種類の食事を食事を準備する係のスタッフが準備してくれました。

 

バイキング形式になっており、各自で好きな分だけ食事を取ります。

お皿は紙の皿、スプーンやフォークは木のやつでした。

倉庫ができて間もないからか、かなり未整備な感じで、これから改善されていくんだと思いました。

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僕が説明会に行った時の食事はライス、チキン、にんじんのソテー、ひき肉の炒め物でしたね。

この時点で12時を回っていたのでお腹が空いていたので、見学会に来た人もスタッフと同じような食事を食べさせてもらえるのはありがたかったです。

 

 

ワーホリビザでは働けない?

7時45分〜13時まで説明会があり、いざ人事部のオフィスに行ったら、なんとワーキングホリデービザでは働けないと言われてしまいました。

ドイツワーホリビザって、働けるか働けないかは企業が判断するので、Picnicからはワーホリビザでは不十分だと判断されました。

 

そのことを今日、説明会の案内をしてくれたスタッフに話をしたらベルリンにある移民局に相談して、必要なワークビザの書類をもらったら働けると言われてしまいました。

 

正直なところ、僕としては、毎日 わざわざ片道1時間半かけて通勤するのはキツいと感じていたので、今回は辞退することにしました。

 

最後に

今回は、ベルリンにあるフードデリバリーのスタートアップ企業Picnicの見学会に参加した体験談でした。

何かの参考になればと思います。