Kiwi Saverが日本の年金より優れている点
こんにちは、とーしばブログのとしです。前回は、KiwiSaver についてブログでいくつか紹介しました。
その時、詳しく調べてみたのですが、ニュージーランドの年金Kiwi Saverがかなり優秀だと思いました。
一方で、日本の年金は現役世代が高齢者を支えるシステムになっています。つまり払った年金がそのまま今の高齢者の年金として横流しになっている仕組みなんですね。この制度を賦課方式(ふかほうしき)といいます。
つまり、僕たちが払った年金の補償は後々の世代がすることになるのですが、少子高齢化が進んだ現代で若い世代の気持になって考えてみてください。
さらに後々の若い世代の気持ちを考えると、若い世代にツケを払わせているような負担させれば、必ず反発が起こり、年金を払わない人が続出するはずです。
そして年金の未払いが続出すれば、それこそ僕たち世代が高齢者になった時に年金が破綻しかねないんですね。
今の日本の賦課方式の年金制度というのがかなり問題だと思います。お金を横流しにしている年金制度は、日本経済にもいい影響を与えませんし、足りない分は税金で賄うしかないんです。
こう考えるとニュージーランドやオーストラリアの年金制度など外国の年金制度について知ることが、今の日本の危うさを や問題点を知るいいきっかけになると思います。
ニュージーランド国民がKiwiSaver に加入している場合
ニュージーランド国民がKiwiSaver に加入している場合は、政府から積み立てる額に応じて補助金が出たり、家の購入の補助金が出たり、ある一定の条件で積み立てたお金を引き出せたり、投資ファンドで運用することで将来もらえる額が多かったりするので、かなりメリットが大きいです
KiwiSaverの加入ができるのは18歳~65歳からで、家を建てるための土地を購入する、家を建てる、経済的な困窮、病気などの場合は途中で積み立て金が引き出せます。
さらにニュージーランドとオーストラリアでは、年金の移行がスムーズにできますし、ニュージーランド以外に住むことになれば、積み立てた年金は返金されます。
つまりニュージーランドで働いた分、オーストラリアで働いた分の年金を交互かつスムーズに移行できるんです。
そして、積み立て投資型の年金なので、積み立てた額より貰える額が少ないということはありません。オーストラリアのアニュエーションもそうですが、長期積み立て額の投投なので、積み立てた額の倍近くを受け取れる可能性があります。
(18歳~65歳まで加入して47年間、長期で投資することになります。)
オーストラリアもニュージーランドも給料の一部から年金を積み立てる制度になっています。ニュージーランドの方が優秀な点は天引きして積み立てる額が自分で決めれるところ、さらに補助金が出るところなどですね。
半自動的に年金が積み立てられるので、誰でも投資に参加でき、国民の年金を投資に回すことで経済的にも良い影響を与える点でも優れています。
オーストラリアのスーパーアニュエーションと同様に仕事をしていない、積み立てが積み立てできない期間があっても投資ファンドなので、お金が利子を稼いでくれるんですよね。
よく、投資だと暴落したら、年金の受け取る額が減ると言われますが、リーマンショックの時のモーゲージ債のように危ない投資、怪しい債券に投資していない限りは、積み立てた年金がゼロになることは可能性として低いです。
IR(政府の税務署)と年金を管理しているファンド会社がよっぽどの大きな失態を犯さない限りは、年金がゼロになる可能性は低いと思います。
ニュージーランドの年金のスペックを考えると、将来、受給額が減らされる可能性が高く、最悪の場合もらえるか分からない、どこぞやの粗末な年金とスペックが全然違います。