とーしばブログ

こんにちは、とーしばブログのとしです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国でのワーホリの体験談、フィリピン、マレーシアでの留学経験。読書や勉強で得た知識や考えやニュージーランドでの投資についてブログで発信しています。

働くことは不健康なのか?/ 人生100年時代の不都合な真実

肉体労働には限界がある

僕たちは、人生のほとんどを労働に費やすわけですが、働いていると体の決まった部分をずっと酷使するなんてことが起こってきます。

 

工場の仕事なんかが分かりやすい例ですが、ずっと立ちっぱなしで何時間も何時間も腕だけを使うとか、ずっと中腰とか、ずっと指先だけを使うとか、決まった体の部分しか使わない労働を永遠とやり続けるわけです。

 

でも、そうやってずっと働き続けてると体にガタがだんだんときますよね? 僕自身も工場の仕事やハウスキーピングの仕事をしていると腰が痛くなったり、足が痛くなったりします。

 

海外だったらだいたい8時間労働が基本で、時給も高かったりするのでそこまで長く働かなくてもそれなりの収入を得ることができます。

 

しかし日本だったら残業は当たり前ですし、むしろ残業して稼がないと生活するお金が稼げないなんてことも起こります。たくさん働かないと収入に困るという人も多いですよね?

 

実際に自分の経験でも、残業をして収入を上げなければ、税金や保険料、年金を差し引かれると手取りでほとんど残らないということも経験したことがあります。

 

もともと時給があまり高くない日本では残業したり長時間働いていることがかなり前提になってきます。 でも生活に必要なお金を稼ぐために毎日8時間以上働けば、どこかしら体が悪くなってきます。 

 

収入を上げるために時間の大半を労働に費やす→体を酷使して不健康になる→将来の医療費や入院費がかかる というループにはまりやすいといえます。

入院費や医療にお金がかかって払えないと言う人も出てくるかもしれません。

 

仕事で体を酷使することに加えて、仕事による精神的なストレスで鬱になったりする人も多いですよね?  実際に僕の友達でも鬱になったという人がいたりします。 

 

低賃金なので、給料を得るために残業をして長時間労働をしないといけない、、ということが結果的に健康も害しているんですね。

 

前回は海外は不便だけど働きやすいという話をしましたが、日本のサービスの質の高さ便利さと引き換えに実は働く側は体の健康を損なったり、精神的な健康にも影響があるんですね

 

 

ツイッターで月収14万が話題になったり、待遇が改善されず低賃金で働いているのは、その人たちが悪いのでは無く、あまりに冷遇されてるからなんですよね。

ネットで稼げば良いだろという意見もありますが、みんながみんな上手くいくわけではありません。

 

人生100年時代の不都合な真実

 

よくテレビやニュースで【人生100年時代】という言葉を聞きます。でもなぜ?こういうことをやたら言うようになったんでしょうか?

 

それは日本人が定年できる年齢、年金が受け取れる年齢が年々上がっているからなんですね。

 

人生100年時代】という言葉の本音は、、『年金を納める若者が少子高齢化で少なくなって財源が年々減っているから、自分たちで稼いでね』ってことだと思います。

 

世間では、【いくつになっても活躍できる人材!!】とか綺麗なことを言われますが、結局は年金を払えなくなってると言うことですよね。

 

日本では、僕たちが働いて国に納めた年金がそのまま高齢者の年金の資金になります。 しかし少子高齢化の影響で年金を国に収める若者が少なくなっています。

 

 

年金の財源が足りなくなれば、受け取れる人の数も少なくなります。 と言うことは限られた年齢の人しか年金が受け取れなくなるんですね。

 

逆に僕が体験したオーストラリアの年金制度は、働いたお金を積み立て投資にまわしているんですね。日本みたいに現役世代のお金が年金にまわされるより、自分のお金を積み立て投資している方がまだ信用できますよね?

 

オーストラリアワーホリのスーパーアニュエーションの返金額がすごいことに/ スーパーアニュエーションの申請方法を解説【オーストラリアワーホリ】 - とーしばブログ

 

ワーホリの場合は帰国後に解約が必要なのですが、オーストラリアのスーパーアニュエーション制度の方が日本の年金より信頼できそうです。

スーパーアニュエーションの解約【オーストラリアワーホリ】 - とーしばブログ

 

最後に

今回は仕事をしていたら不健康になる。そして人生100年時代の不都合な真実について話ました。

長時間働くことで体にガタがきたり、ストレスで心の健康を損なったりする上に、人生100年時代という言葉に隠れて、高齢になるまで働かないといけないかも知れないていうことを話ました。

 

 

日本では長時間労働を余儀なくされ、定年の年齢が上がることで、人生のほとんどを労働に費やし、不健康になり、健康を損なうことで働けない人が出てきたりということが増えるように思います。

 

以前ブログでマルクスについて取り上げた時、企業が働く人に渡す給料は、労働者に働いてもらうためのお金だと言いました。不健康になって働けなくなると安定した収入を得ることがそもそも難しくなります。 

労働の価値 》1時間あたりの時給が安いと感じる理由 - とーしばブログ

 

⇒海外のようにもっと働く時間と休み時間のバランスを取った方が良いのですが、現実はそうではなさそうです。僕は日本人の働きすぎの現状や老後の年金についてかなり問題があるなと思いました。

 

⇒本来だったら、日本はもっと最低賃金が上がって、社会保障をしっかりしたり、有給を取れたり、8時間労働が基本だったり、働く側は、もっと優遇されてもいいと思います。

自己責任、自己責任だと言われますが、結局は政府や企業が働く人の面倒を見たくないだけだと思います。

(その割に年々、税金を上げたり年金が支払われないかも知れなかったり、企業は派遣やバイトを駆使して人件費を下げたりしています。)

 

 

でも僕たちは、こういう現状に危機感を感じてなにかしら将来のための行動することしか出来ません。自分で長期の積み立て投資をやったり、海外でも働けるスキルを身につけたり、自分で勉強してやっていくしか無さそうです。。。

 

最後に 少しでも海外経験から見た日本の現状や疑問に思ったことを発信していきますので、少しでも役に立てれば幸いです。

 

ではまた